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- 【グルメ・ドリンク】巻くだけじゃない!上手に便利なトルティーヤの使い方を覚えよう。【メキシコ】
トルティーヤって知ってます?メキシコの国民食。
日本で言ったら「米」毎日の食事に欠かせないトルティーヤの以外と知らない。知らないと嫌な顔さえされちゃうかも?な常識をお伝えします。
まず始めにトルティーヤ(スペイン語ではヤは限りなくジャに近いので以降トルティージャとします。)の基本情報。
もともとトルティージャは中央アメリカの伝統的なトウモロコシをすりつぶして作る薄焼きパン。
侵略者スペイン人たちが彼らの料理、薄焼きオムレツに似ている事からこの薄焼きパンを「トルティージャ」と呼ぶようになりました。
ちなみに日本で見かける「トルティージャ」は小麦から出来ている物がほとんど、
これはアメリカ経由のテックスメックス(テキサス風メキシコ料理)の典型で、コンビニのブリトーやかりっと揚がったタコシェルのタコスなんかもテックスメックスです。
ちなみに生粋のデフェーノス(東京で言ったら江戸っ子)たちはテックスメックスにあからさまに嫌悪感を示します。
北部の人たち特にモンテレイの人たちもアメリカナイズされているのでデフェーニョスは彼らの事をグリンゴ(アメリカ人を指す呼称。)とさえ感じているようです。
話は大きくズレましたが、とにかくこの「トルティージャ」一般家庭で食卓にあがらない日はないほど。。。
1kg3、40枚で10ペソおよそ80円!?
とにかく安い!そして「トルティレリア」と呼ばれる「トルティージャ」を専門に朝から晩までマサ(生地)を練ってはプレスしベルトコンベアで焼き続けるお店が通りの角ごとと言って良いほどたくさんあって、どの店も繁盛しています。
焼きたての「トルティージャ」は激ウマ。
骨をつかんで上手に食べよう!
この「トルティージャ」食べるのはもちろん。食事のツールとしてもメキシコ人は上手に使います。
「骨付きの肉は基本手づかみ」これメキシコでは基本!
ナイフやフォークを使って骨付き肉を食べようもんなら「ノ・マンチェエエエス!ケ・フレサアア!!!(しんじられなあい!きどっちゃってええ)」とかいわれます。マジで。
なので手づかみしてください!
その際「トルティージャ」をつかってつかむと手が汚れなくてすみます。
これは便利。覚えておいて損はないでしょう?
ソパ・コン・ポヨ(鶏肉のスープ)を食べる時こんな風に食べる!
二つ折りにしてから巻くと具や汁物がこぼれない!
慣れないうちは「トルティージャ」に巻いて食べるのが本当に難しかった。
その都度、具をのせて巻いて食べるなんて!!!めんどくさい!
でも家族の食べ方をよく観察していたら分かったんです。
具をのせて二つ折りにして餃子のようにぴっちりと「トルティージャ」を合わせます。それから巻く。
そうすると、あら不思議。
ぼろぼろと端から具がこぼれる事が無くなりました!手順を写真で紹介します。
お好きな具をのせます。
端と端をぴっちりと合わせます。
合わせた端を折り返します。
巻いてつかみます。
汁物やたっぷりとソースをかける場合は端を折り込んでから食べましょう!
ソースが端からぼたぼたこぼれると、食卓を囲んでる家族にからかわれます。
恥ずかしいからってわけじゃないけど、キレイに食べてるお父さんを見てるとかっこいいなあ。粋だなあなんて思います。
そしてそして。
お皿に残ったサルサ(ソース)も「トルティージャ」でぬぐってお皿をきれいにしましょう!
ううん。これであなたも、かっこよく食べれますね!!!
もうひとつのコツ!端を織り込んで汁をこぼさないように!
食卓のマナーが結構しっかりしているメキシコ。基本的に一皿ずつ食べていったりします。
これはヨーロッパからの風習なんでしょう。
お父さんはまずスープ。そのあとメイン。最後に甘いもの。そのあとコーヒーてな具合に、日々の食事でもフルコースの様な食べ方をします。
ちなみに彼は生粋のメヒコ州人なので決して育ちがいいとかお金持ちだとか言う訳でもありません。
典型的なメキシコ男性です。
外国人が寿司に醤油をべちゃべちゃかけて、ネタとシャリが離れてバラバラに食べてたら、しょうがないけどなんか粋ではないですよね?
メキシコでは家族みんなでの食事が結構重要なイベントなので身につけたい所作だと思います。
番外編!チュピアル大好き。
食事マナーがかっこいいメキシコ人。だけど彼らはスープやコーヒーに浸して食べるのが大好き。
そんなときは決まって、いたずらっぽく照れながら「だってこうするとおいしいじゃん」とか言い訳します。
何ともかわいい光景です。
食事マナーが良いのか悪いのか?いつでもどこでもややこしい。
それでもメキシコが大好き!ビバ・メヒコ!