お家でガーデンパーティー
メキシコ人はパーティーが大好き。
ハウスパーティーをする時はお庭に椅子やテーブルをだしてやるのがメキシコ流。
子供の誕生日会をお家で開くときも同じです。
お外にテーブルとイスを並べて、近所の人や子供も招待してワイワイとやります。
子供のパーティーとはいえ、大人も楽しめるパーティーであることもメキシコらしいところです。
大人はお酒を飲み、ダンスを踊ったり歌を歌ったり。
誕生日会が終わった後まで大人たちのパーティーは続きます。
どんなご馳走がでる?
日本で子供の誕生日会をするなら、子供の大好きな唐揚げやピザ、パスタやサンドイッチなどがでるのが普通ではないでしょうか?
メキシコの場合は少し違います。
誕生日会の定番の料理は「Pollo con mole」モレソースで食べるチキンや著者の住むユカタン半島付近なら「Cochinita pibil」豚肉の煮込みなどのトルティーヤと一緒に食べられるお肉料理です。
この話を聞いた時は「子供の誕生日会なのにこんなこってりしたものでるの?」と正直驚いてしまいましたが、30種類ものスパイスとチョコレートで作られるモレソースが子供は大好きらしく、誕生日会ではよくでるのだそうです。
子供達が楽しめる出し物①ピエロの登場
さて、大人たちは大人たちでお酒を飲んで話をして盛り上がりますが、子供達は食べるだけではすぐに飽きてしまいます。
日本と同じようにゲームをしたりもしますが、メキシコでの子供の誕生日会には「ピエロ」が登場するのが実は定番なのです。
ピエロは面白い話をしたりパフォーマンスをしたりして大きな笑いをとるので、子供の誕生日会にはピッタリ!
またメキシコではピエロはデパートでもよく見ることができます。
彼らはデパートで動物の形の風船を作って売っています。
日本ではあまり見ないピエロもメキシコでは身近で人気者なんですよ。
子供が楽しめる出し物②バウンシーキャッスル
メキシコの誕生日会でよく見るのがバウンシーキャッスル。
これは日本のデパートの屋上などでよく見られる子供が中に入ってジャンプして遊べる空気を膨らませてできたバルーン遊具です。
誕生日会のためにこんなもの借りちゃうなんて凄いと思いませんか?
子供達が楽しめる出し物③ピニャタを割る
パーティーが終わりに近づいたら、いよいよ「ピニャタ」を割る時間がきます。
皆さんこのピニャタとは何かご存じですか?
ピニャタはいわゆる「くす玉」のようなものです。
昔からの伝統的なピニャタは土器と紙で作られていますが、今は段ボール紙を使ったピニャタが主流です。
形は様々で星の形、動物の形、またキティやミッキーなどのキャラクターの形をしたピニャタまであります。
この中にキャンディーやおもちゃを入れ、木などに吊るして棒を用意し誕生日の子供に目隠しをしてピニャタを打ってもらいます。
無事ピニャタが割れたらキャンディがこぼれ落ち、子供たちはそのキャディを拾い集めます。
ピニャタは誕生日だけではなく子供に関する何らかのお祝いの時にはよく使われ、またメキシコだけでなく南米の国々にも同じような習慣があります。
お家でなければどこでする?
メキシコではお家で誕生日会をすることが多いものの、外でパーティーを開くお家もあります。
イベント用のサロンを貸し切ってやるお家もあるし、マクドナルドやレストランなどの子供の遊び場があるコーナーを貸し切ってパーティーを開くお家もあります。
ピニャタから落ちたキャンディは招待された子供達へのお土産にもなります。
子供達はお家に帰ってからもちょっとした楽しみが続きますね。
ピエロにバウンシーキャッスル、そしてピニャタと盛りだくさんのメキシコの子供の誕生日会いかがでしたか?
大人もお酒を飲んで楽しむところいかにもメキシコらしいですね!