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ハーフならバイリンガルになると思ったら大間違い! ~我が家のバイリンガル子育て【スペイン編】

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昔は「両親の言語が違うハーフだとバイリンガルになれていいな」と思っていました。
ところが、海外で暮らし自分がハーフの子の母親になり、身近にハーフの子ども達を見るようになった今、バイリンガルに育てる苦労がやっとわかるようになりました。
バイリンガル子育て方法は家庭によって様々ですが、今回はもうすぐ10歳になる息子に対するワタシ流バイリンガル子育てについてお話ししたいと思います。

自分の子どもとは自分の言葉で話したい!

スペインに暮らして14年。日本人とスペイン人のハーフの子どもを大勢みていますが、日本語はわかるけど話さない子、聞いてもわからない子もいます。
これは日本人に限ったことではありません。
スペイン人と外国人夫婦の子ども達も同じです。
私が一番親しくしている友人はウクライナ人なのですが、息子さんは母親がウクライナ語で話しても返事はスペイン語。
そう、わかるけど話せないのです。

スペインには日本人学校も毎週土曜日に通う日本語補習校も、マドリーとバルセロナにしかありません。
私が住むバレンシアの田舎町で、息子に日本語を教えられるのは私ひとり。
自分の子とは自分の言葉で話したい。
日本の家族とだって話せないと困る。
私がこの子に与えられる1番の財産は日本語。
そう思う私が実践しているのは、ごく簡単なこと。

一人一言語のルールを徹底

スペイン在住の仲良し先輩ママのアドバイスで、息子が生まれて以来徹底して日本語のみで話しています。
バイリンガル子育てには、一人一言語ルールが重要だという説があるのをご存知ですか?
ここスペインを例にとると、私たち日本人も含め外国人の母親が子供にスペイン語と母語で話すと、子どもは楽な方に流れてしまい、スペイン語でしか話さなくなる傾向が多くみえます。
このルールのお陰で、息子はまだ幼稚園にあがる前から私にスペイン語で話すことはなくなりました。
シーンは問わず、基本的にまわりに誰がいようが私達2人の間は日本語オンリー、父親とはスペイン語で会話しています。

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生まれた時から徹底して一言語で話す

もちろんスペイン語に比べると日本語のボキャブラリーは少ないので、途中にスペイン語の単語が混ざることもあります。
聞き流すこともあれば、「それは日本語で〇〇って言うんだよ。言い直してごらん」と口に出させることも。
本人が知っているはずの単語がスペイン語になった時は、かわいそうだと思いつつ「ちゃんと日本語で話して」「スペイン語を混ぜないで」と厳しいことも言います。

「今ではママに心から感謝している」

同じ方法でバイリンガル子育てに成功したアメリカ人ママが近くにいたことは、私の支えになりました。
息子が1歳になった頃に働き始めた地元の小さな家族企業の社長の奥さんで、3人の息子さん達には徹底して英語だけで話し続けたそうです。
「ママはどうしてスペイン語で話してくれないの?」と言われたこともあったものの、「ママはあなた達と英語で話したいからよ」と英語オンリーで通したそうです。
かくしてスペイン語と英語のバイリンガル(プラス、土地柄バレンシア語も話せます)になった3人の息子さん達は口を揃えて、「今ではママに心から感謝している」と言います。
その彼女に「あなたもずっと日本語で話し続けるのよ」と

ただ、これはどんな子どもにも通じるわけではないようです。
ごくたまに言葉が遅い子に対し、幼稚園の言語療法士の先生から「多言語が原因かもしれないのでスペイン語だけにしてください」と言われることもあるそうです。
また、母親の日本語を理解しているのに、スペイン語でしか話さない子もいます。

日本のTV番組やゲーム、長期日本滞在は大きな効果あり

ほかに心がけた頃は、1歳を過ぎた頃からスペイン語のTVやDVDはほとんど見せず、日本語のものを見せていました。
実家の母が録画してくれた「おかあさんといっしょ」をはじめとするNHK教育TV系や「きかんしゃトーマス」など。
しまじろうの通信教育を使っていたこともあります。
アンパンマンのお陰で、自然に自分のことを“ボク”と呼ぶことを学びました。
大きくなってからは、日本語のためなら仕方ないとニンテンドーDSを買い与え、「ドラかな」でひらがなを覚えてもらいました。
その後、仮面ライダーやレンジャーものを経て、今は「妖怪ウォッチ」に夢中です。

そしておそらく何よりも効果が大きいのは、毎年夏休みの間中日本で過ごすことです。
スペインの夏休みは6月末から9月の最初まで。
休みが始まってすぐに日本に行けば、日本の夏休みまでは1か月近くあります。
この期間に実家近くの幼稚園に年中・年長とお世話になり、その後は私の母校の小学校に通わせてもらっています。
息子はもともと社交的な性格なので、友達と遊ぶのが大好き。
放課後はこどもクラブに通い、週に数回は武道も習い、日本の生活を楽しんでいます。
お陰で、自分のことを“オレ”とか“オレっち”と言うなど、同年代の男の子と同じような話し方もできるようになりました。

CIMG7226_logoランドセルも持っています

ハーフリンガルになることだけは避けたい

ただ、問題は読み書き。
今小学4年生ながら、1年生レベルで止まっています。
昨夏は日本の小学校1日目の漢字テストで0点をとり、「のび太みたいでしょ」と笑っていました。
話せる割には読解力不足も気になります。
スペインでも勉強させようと思い教材を買って帰ったこともありますが、諦めました。
こちらは5時まで学校でその後には宿題、習い事。
日本語を勉強する時間がなく、なにより私は忍耐力がなく教えることが下手なのです。
将来必要性を感じた時に自分で勉強してもらうしかありません。

ハーフリンガルという言葉をご存知でしょうか?
バイリンガルで育てているうちに、どちらの言語も不完全になってしまった子のことです。
これだけはどうしても避けたいので、息子の第1言語はスペイン語である以上、今後も日本語はあくまでも第2言語という位置づけでいきます。
息子はまだ10歳。
この先どのくらい日本語力が伸びるかは心配ながら、ベースはしっかり固まったのであとは本人次第。
今は「僕は自分の子供が生まれたら日本語を教えるよ」とかわいいことを言ってくれています(^^)

Photo3_logoバイリンガルには関係なくとも同じバックグラウンドのハーフの友達がいるといいとか

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