世界三大瀑布の一つ、イグアスの滝。
なんと満月の夜に”Full Moon Walk” なるものが催行されています。
満月の月明かりの下”、イグアスの滝を散策するという、ロマンチックこの上ないツアーです♪
ちなみにこのツアー、アルゼンチン国立公園のHPで日本から予約することができます。
http://www.iguazuargentina.com/en/luna-llena/
ブエノスアイレスからイグアスの滝へは飛行機で行くこともできますが、
時間に余裕のある方は長距離バスで行かれることをオススメします。
実は南米の長距離バスは是非試して頂きたいのです!
とても快適な180度リクライニングシートにワイン付きの食事までサーブされ、
十数時間の長旅も苦になりません。
窓外に広がる赤土の熱帯の風景を眺めれば、
「あぁ、南米に来たんだな。」
という感慨も深まるはずです。
アルゼンチンとブラジルにまたがるこの滝、
先住民グアラニ族の言葉で、「大いなる水(Y Guazú)」を意味するそうです。
もちろん昼間の散策も楽しんで下さい。
とにかく、未だかつてこんなたくさんの水と虹と滝を見たことない!
という程の驚きの水量に至るところに虹、虹、虹!
イグアスの滝はブラジルとアルゼンチンの国境になっているので、
ブラジル側からとアルゼンチン側から見ることができるのですが、
ブラジル側に行く際はビザが必要ですので、出発前に手続きされておくことをオススメします。
ちなみに、アルゼンチン側の全体図はこんな感じです。
とにかく広いので、国立公園入口から滝まではゆっくりのんびりトロッコ列車でショートトリップ。
南米ならではの熱帯の景色を楽しんで下さい。
列車を降りたらいざ滝へ!といっても、数えきれないくらいの滝があるので、驚きです。
最大に楽しむためには、荷物を最小にし、濡れてもいい服の下に水着を着ていくこと、
そして足元はもちろんビーチサンダルです。
スピードボートで滝壺に突っ込んだりなんてアクティビティも満喫して、夜を待ちましょう。
そしていよいよ陽は落ち、満月が昇ります。
南半球でしか見ることのできない南十字星をガイドの人に
教えてもらったりしながら、夜空を満喫しましょう。
満月の夜の優しさと、月明かりに照らされる世界の静寂を感じて歩きましょう。
私は、実家の電気を消せば、本当に周りになんの明かりのない山奥で育ちました。
満月の夜に、山や畑やあぜ道が、浮かび上がるというよりも、
はっきりと光の中に輝く世界を覚えているので、
その幻想的な風景や、月の光が映し出す世界の美しさを知っていたのですが、
もしかしたら、そんな光景をまだ目にしたことがない方もいるかもしれません。
圧倒的な水量で、轟々と流れる水を、
暗闇の中であれば、本当は怖くてしょうがなくなるだろう大自然を、
満月というのは、優しく優しく照らし出していました。
雪が白銀の世界というなら、月は黒銀の世界かもしれません。
(でもこの場合、黒という言葉に不安な色合いは一つもないのです。)
初めて、この圧倒的な大自然を目にした人間は何を思い、何を感じたのでしょう?
先住民の中では当然の存在になった後、この地に足を踏み入れ、
最初にこの光景を目にした西洋人は、何を考えたでしょう?
そんなことに思いを馳せてしまう幻想的な光景を、是非体感してみて下さいね。
人生で起こる数々の出来事にプラスの意味を与えるのも、
マイナスの意味を与えるのも、実は自分。現実は常にニュートラル。
自分が本当に欲しているものは何なのか。
何がしたくて、何を求めているのか。
その答えが欲しいと、
アルゼンチンにたどり着いて数週間後に訪れた場所でした。
自分が願っていることを、ただただ純粋にしていけば、
人生はこんなにもスイートなものになることを、少しだけ分かるようになった数か月後の今。
「月に願いを」。
祈りは届くのかもしれません。
ちなみに、Full Moon Walk 後、
Arpa の演奏が流れるレストランで、
ワインを飲み、肉を食べ、スイーツでしめ、ゴキゲンな足取りでホテルへと帰ったのでありました。
そして、ブエノスアイレスから行く場合、
気温変化が激しいので熱中症になりかけました。
現地はクーラーもきついので体温調整できる服を持っていって備えて下さい!