海外で必ず必要だけどちょっと難しく思えるものの一つが交通手段ですよね。
タクシーや地下鉄は慣れてしまえば大丈夫だけど、
一番リーズナブルだけどハードル高く思えるのがバスではないでしょうか。
“決して安全ではない”というイメージもあるブエノスアイレス。
基本的にはタクシーで。
という方も多いようですが、長期滞在ともなると、なかなかお財布事情も厳しいかもしれません。
ということで今日はバスの乗りこなし方についてお伝えしたいと思います。
実は超バス社会!ブエノスアイレス
街行くバスを見ていると、168番だ151番だ、いったい何路線あるんだ!?
というくらいたくさんのバスが走っています。(ちなみに約200の路線があるそうです。)
かつ、日本であれば運行会社毎に車体のデザインが違うのですが、
なんとこの国は路線毎に車体も違えば、行先を示す番号や地名の書かれたボードの色もデザインも違う…。
慣れてしまえば、その方が見分けやすいのか…、
と納得もいくのですが、最初は混乱してしまうかもしれません。
どうやって、どのバスに乗るか調べるの?
一つはアナログにバスの路線Bookを買うことです。
街中の通りにポツポツある本の売店みたいな場所で売ってます。
しかし、人にもよるのでしょうが、この本、路線が多すぎることもあり
使いこなすのはなかなか私には難しかったです。
そこでオススメなのは、Como Llego というサイト。
どこから何番のバス(もしくは地下鉄)に乗ってどこで降りるという地図が、
幾つかのオプションと所要時間とともに出てくるのでナカナカ便利です。
バス停の下見が必要?
何しろ、全てが同じなんてことはありえないのがこの国。
同じ24番のバスに乗るとしても、乗り場が違えばバス停も様々です。
いかにも“ちゃんとした”“分かりやすい”バス停なんて一握りです。
道沿いにポールが突っ立ってて、そこにちょこんと番号が載っている場合が多いので、
夜になれば街灯もそんなに明るくない場所が多いですので、
バス停を見つけられず泣く泣くタクシーに乗ったなんてことも住み始めた当初は多々ありました。
ポールが立っていればまだましだということに気付くのにも時間はかからないかもしれません。
というのも、建物にただ番号のシールが貼ってあるだけとか、
通り沿いの木に番号のプレートが巻き付けてあったりと、
「こ、これがバス停なのですね…。」と唖然とすることもしばしば。
大事なお出かけにバスで行こうと決めた日は、
事前にバス停を念のために確認しておくなんてことも必要かもしれません。
また昼間に出かけて帰りは夜なんて時は必ずチェックしておくことをお勧めします。
行先の伝え方
街の地理に慣れるまでは、「〇〇まで」というのは中々難しいかもしれません。
日本人なので正確に伝えなくては!と思ってしまうのですが、
大概市内は3.5ペソ(2016年1月現在)で移動できますので、
「3.5 por favor」で大丈夫です。
地理感を養うためには、バス停にその路線が通過する主な通りや場所が書いてあったりするので、
自分の目的地の近くの通りや場所を伝えるのもいいかもしれません。
でもたまに、「〇〇通りのどこまで行くのっ?」なんて突っ込まれて焦ったりもしますが、
おおまかな番地を伝えれば大丈夫です。
1500とか400とか、大まかな数字で大丈夫です。
降りる時のヒント
実は慣れてしまうと、ブエノスアイレスの街は通りと
数字できれいに整備されているので分かりやすいです。
自分の降りる通りに入ったなと思ったら、
注意深く通り沿いの建物に貼ってある番地の番号を見ていきましょう。
もしくは通り名とともに何番と番地の書いてある標識を見つけることができればもっと簡単です。
通りは基本的に100番台毎に区切られていて、
バスは2ブロック毎に止まりますので、
自分の降りたい番地の300番台くらい前にきたら降りる準備をして
一つ前のバス停を過ぎたらブザーを鳴らしましょう。
ということで、不安と期待の入り混じるブエノスアイレス生活、
バスを乗りこなして街並みを楽しむくらいの余裕がでてくるといいですね!