大量募集

【暮らし・住まい】新卒者の就職事情【中国】

 

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<入社時期>

緑の服着た幼児教育の営業担当者たち

緑の服着た幼児教育の営業担当者たち

4月といえば、日本では新たなる年の始まりです。各地で入社式や、入学式が行われる門出の季節です。ということで、中国の入社式にまつわる、中国の文化をご紹介したいと思います。結論から言いますと、中国では新入社員を集めて入社式を行う習慣はありません。大きな企業でも、社員研修はあるものの、入社式を行って、決められた日から出社するというシステムはとられていません。というのも、中国では一般的に、1月末から2月頃に旧正月があり、それを境に新しい一年が始まります。しかし学生は、9月から新しい学年が始まるため、日本のように卒業とともに新年度が始まる社会に、就職というかたちで加わるという感覚は、あまり重要視されていません。そのため、新卒者でも就職時期に差があり、早い人たちは大学卒業前に新年度の始まりとともに、ある人たちは卒業式が終わった後に仕事を始めます。しかし、中には9月を過ぎても仕事を始めていない人たちもいます。

 

<就職事情>

宝石ブースに黒いスーツを着た店員さんが何人?

宝石ブースに黒いスーツを着た店員さんが何人?

日本では、景気が少しずつ上向きになってきているようですが、中国では海外に与えている印象とは裏腹に、景気はとてもシビアなものになってきています。富裕層に属する人たちと、一般的な人たちの金銭感覚の差が広がる一方で、物価の上昇はとどまるところを知らず、全体的には購買意欲に陰りが見えてきています。そのため、大学生にとってとても厳しい就職氷河期が訪れつつあり、大学を卒業したものの、大きな企業での就職ができず、新たに専門学校などに通って、技術を身につけようとする学生もたくさんいます。 中には就職はしたものの、自分の思った企業や職種につけなかったため、仕事を辞めて、自分の夢を叶えるために専門学校などに通う人たちも少なくありません。

 

<求人状況>

体操する手の空いている美容師さんたち

体操する手の空いている美容師さんたち

中国の人材市場で重要視されるのは、能力です。そのため、サラリーマンの人たちはみんな、自分のキャリアアップをいつも考えています。それは新卒者も同じです。能力を重視する社会であるため、経験がない新卒者をあえて採用しようという企業が日本のようにたくさんあるわけではないからです。そんな理由もあり、就職と退職を繰り返す人たちも少なくありません。能力があると年齢に関係なく、役職や給料が上がっていき、上がらないなら、もっといい条件の企業に再就職するという考え方が一般的です。経験のある再就職者たちの方が有利な社会システムであるため、社会経験のない新卒者にとって、自分のしたい仕事に就くことは簡単ではありません。一昔前なら、大卒というだけで、引く手あまただったのですが、大卒が一般的になってしまった現在、それだけでは就職先を簡単に見つけることはできません。そのため、新卒者たちにとって、自分がしたい仕事で就職できるところを見つけた時が、就職する時なのです。このような理由もあり、それぞれの入社時期が違うわけですから、入社式が行われないことも納得できます。

 

<労働人口>

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皆さんご存知の通り、中国の人口は世界一です。人口に比例して、労働人口も多いです。大学などを卒業して、仕事に就く人たちも多いのです。日本に帰るといつも感心してしまうのですが、何十人も座れるレストランに、店員さんが数名で、席の案内から、お客さんが帰った席の後片付けまで、すべて効率よく、それも気持ちよくされています。ある程度のフロア面積があるお店でも、店員さんは数名ですが、サービスが行き届いていると感じさせられるサービスが提供されています。中国では、労働力がいくらでもあるためか、お客さんと同じか、それより多いくらいの店員さんがいます。それは、サラリーマンの世界でも同じです。日本でなら、一人でする仕事も、中には二人など複数名で担当しています。このように、膨大な労働力を抱えている中国で、もし日本のように多くの企業が同じ日に入社式を行うとしたら、会議室やイベントホールがいくつあっても足りないかもしれません。

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