プラハの観光名所は、そのほとんどがプラハ1区に集中しています。観光地としては比較的コンパクトにまとまっていて見やすいことが利点です。そのため、1区以外で観光客に出会うことは滅多にありません。
ですが、先日プラハ5区にある大型ショッピングセンター“Novy Smichov” (ノビースミホフ)で日本人観光客と思しき人たちに遭遇しました。クリスマスマーケットを見に来られた方でしょうか。プラハのクリスマスマーケットは1月上旬まで行われているので、ゆっくり見ることができますね。
さて、このショッピングセンターは私が通っている語学学校の近くにあるのですが、学校帰りに3階にあるフードコートで食事をしたり、少し買い物をするのに利用しています。
普段は地元の人としかすれ違わない場所です(みなさんチェコ語を話しているので、少なくともこちらに住んでいる人かと思います)。
今年の冬は暖冬で、あまり冷え込まなかったのですが、一応念のためにと防寒具を買いに訪れた時のことです。
珍しく耳に飛び込んできた日本語に思わず顔を上げると、5~6人の日本人の団体さんがいらっしゃいました。
何の気なしに話しているのを聞いてみると、どうも日本へのばらまき土産を探していたようです。
確かに、街の中心部で買い物をすると高く付きますし、お店も少し小さいですね。
アンデェルは共和国広場から地下鉄で3駅、5分ほどで着きますが、中心から少し離れているので心持ち物価も安いです。
Novy Smichovでは、日本へのおみやげに良さそうなものが色々と購入できます。
例えば、コーヒーやお茶の専門店があったりします。チェコは意外とコーヒー圏なんですよ。お隣のオーストリアやドイツはカフェ文化が根付いているので、その影響もあるのかもしれませんね。
また、チェコでお茶といえば、フルーツ系のフレーバーティーが主流です。これはチェコの水質にも関係してくるのかもしれません。
チェコといえばビールが有名ですが、実はワインも美味しいんですよ。このように、ボヘミアワインの専門店もあります。チェコのワインはモラヴィアの白ワインに定評があります。機会があれば一度飲んでみてください。
日本人観光客の方々ですが、みなさんショッピングセンター内にあるスーパーマーケットに入って行きました。
チェコは元々共産主義の国でしたが、民主化以降は外国資本のスーパーマーケットがたくさん建てられるようになりました。
街でよく見かけるスーパーはオランダ系のAlbertやオーストリア系のBilla、中心部から少し離れたところにはドイツ系のKauflandやLidlなどがあります。
Novy Smichovに入っているのは、イギリス系のTescoです。
こちらのTescoは1階に食品、2階に衣料品や日用品が売られています。私はここの2階に行こうと思っていたので、一緒に入店する形になりました。
観光客の皆さんのお目当ての品物はチョコレートのウエハースだったようです。
プラハの中心地や駅、空港で買うと、一箱100CZK(500円)ほどするウエハースも、少し離れた所で買うと半額の50CZK(250円)ほどで購入できます。かごいっぱいに購入されていました。
特売に上手く当たると、なんと30CZK(150円)ほどで買うこともできますよ。
それにしても、スーパーでお土産物を買い求めるというのは良いアイデアですね。個包装のチョコレート菓子は1つ10~20CZK(50~100円)で、味も良いのでちょっと渡すのに便利です。また、チェコの人々の普段の生活に触れることもできて、大変興味深いかと思います。
みなさんも、チェコのおみやげを探しにショッピングセンターを散策されても面白いかもしれませんね。
住所:Plze?ska 8, 150 00 Prague 5
アクセス:地下鉄B線アンデェル(And?l)駅下車・徒歩2分
営業時間:9:00~21:00
ホームページ:http://www.novysmichov.eu/en/