素朴で温かみのあるデザインが特徴的な東欧雑貨は見ているだけで楽しくなってきます。日本でも東欧雑貨の専門店がいくつもあり、人気になっていますね。チェコを訪れる人の中には、可愛い雑貨が目当てという方もいらっしゃるのではないでしょうか。プラハではそんな東欧デザインのアイテムを一度に見て回れる楽しいデザインマーケットが開かれます。
夏のデザインマーケットの会場は?
デザインマーケットは年間に5回(3月・5月・8月・9月・12月)開催され、合計で20万人以上の人が参加する大きなイベントです。毎回200名以上のチェコのデザイナーが出展し、大人気・大盛況となっています。
8月1日・2日のデザインマーケットの会場はヴルタヴァ川の中洲、射撃島で開催されます。
この射撃島はイベントがないときでもプラハっ子に大人気のスポットです。木々が青々と繁り、夏場でも心地よい木陰を作ってくれます。
この島から眺めるカレル橋とプラハ城は最高に美しく、撮影スポットとしてもオススメです。
ナーロドニーディバドロ(国民劇場)の目の前にある橋の中程から、島へ降りるための階段があります。エレベーターもありバリアフリーは万全です。
秋のデザインマーケットの会場は?
9月26日・27日に開催されるデザインマーケットの会場は国立劇場横の広場で、入場は無料です。車いすやベビーカーが楽に会場に入れるようになっているのもいいですね。犬の入場もOKだそうです。
デザインマーケットの様子は?
どちらもデサインマーケットと銘打ったイベントですので、ブースではもちろんアクセサリーや雑貨、服や鞄が売られいますが、その他にも各種屋台が軒を連ねます。
ケーキや軽食、ビールやソフトドリンクといった飲食物の販売コーナーもあるので、商品を汚さないように注意は必要ですが、食べ歩きをしてもいいですね。
また、特設ステージでのファッションショーや、音楽の演奏もあり、見ているだけでも面白いです。
子供向けの劇や工作教室、可愛いフェイスペインティングコーナーもあるので、親子連れで訪れてもたっぷり楽しめそうです。
他にもあります!プラハのデザイン系マーケット
在チェコ日本人の手芸愛好家の間で「手芸市」と呼ばれているデザイン系マーケットもあります。
Krajkářské trhy(編み物好きの人のためのマーケット)です。
(HP(チェコ語)http://www.vsur.cz/?m=trhy)
こちらのイベントは5月と11月に開催されています。
学校の教室を利用したイベントで、チェコの学校の様子が垣間見えるというおまけ付きです。入場料40CZK(約200円)がかかります。
上記のデザインマーケットと比べると、チェコの伝統的な工芸品であるパリチコバーニークライカ(ボビンレース)などが売られていて、より素朴で可愛いアイテムに出会えるのではないでしょうか。
マーケットに出かける準備
どのマーケットも気軽にふらりと参加することができるのですが、よりイベントを楽しむためにいくつか準備をしておく事をおすすめします。
1つは小銭の準備です。お釣りが足りなくて売れないということもありますので、小銭を多めに用意してピッタリの値段で払った方がスムーズにやりとりできます。
もう1つはサブバッグの準備です。折りたたみできるエコバッグなどを持っていけば、買いすぎた時でも安心です。バッグについては会場で気に入ったものを購入するのもいいでしょう。
ブースには手作りの一点ものの雑貨が多く並んでいるので、他にはない物が手に入ります。お友達や自分へのお土産にもピッタリですね。
デザインマーケット
HP(チェコ語) http://www.dyzajnmarket.com/
場所 トラム6・9・17・18・22番 Národní divadlo(ナーロドニーディバドロ(国民劇場)) 下車すぐ
射撃島は下車後、目の前の橋の中程から階段またはエレベーターを使って降りる