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旧市街広場の歴史ある天文時計をクローズアップ[チェコ-プラハ]

旧市庁舎の天文時計

プラハの旧市街広場には1410年から時を刻み続けている仕掛け時計があります。「プラハの天文時計」として親しまれているその大時計は観光の名所としても人気があります。

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仕掛け時計と言われると、どんな面白いからくりが見られるのかと期待してしまいますが、内容は骸骨の人形がカランカランと鐘を鳴らし、時計上部の小窓から聖人たちの像が顔を覗かせ(使徒の行進)、金色の鶏の像がコケコッコーと鳴くだけのシンプルな仕掛けです。現代に暮らす我々からすると少々物足りない仕掛けですが(多くの観光客がこの仕掛を見て「え?これだけ?」と苦笑いを浮かべています。)、昔の人々からしてみれば十分に不思議なからくりだったのでしょう。

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天文時計にまつわるお話

天文時計にまつわるこんなお話があります。この時計を作った時計職人のハヌシュは、素晴らしい腕前を讃えられましたが、その卓越した技術が他へ流出することを恐れた当時の権力者がハヌシュの目を潰すように命じたのだとか。しかし、実際にはこの時計を作ったのはミクラシュという時計職人とヤン・シンデルという数学・天文学者だそうで、どうやら作り話のようです。ですが本当にそんな事があったのではないかと信じさせるほどに、プラハの天文時計は見事ですね。

長い時間を生き抜いてきた天文時計は、何度も戦火を掻い潜ってきました。第二次世界大戦の時、プラハはナチスドイツに占領されました。時計が設置されている旧市庁舎は砲撃の的とされ、燃やされてしまいました。その時も市民は身を挺して天文時計の部品を運び出し守ったのだそうです。

プラハには「天文時計を壊してしまうと街に災いが起こり続ける」という伝説があるそうで、プラハの人々は大事にこの時計を守っているのです。

 

天文時計の見方は?

さて、先程から当然のように天文時計という言葉を使っていますが、天文時計と普通の時計とは何が違うのでしょうか。天文というくらいですから、もちろん天文学と関係があります。

背景の部分には青空と地平線が描かれています。手前の小さい丸い部品から覗く色によって時間帯が分かる仕組みです。青空が見えているときは昼、オレンジ色が見えているときは夕方か明け方、黒い部分が見えているときは夜、といった具合です。

手前の小さい丸い部品は十二宮環という名前がついてます。よく見ると十二星座のマークが付いているのがわかります。この輪は太陽の黄道上の位置を示しています。黄金の太陽もまた太陽の黄道上の位置を示しているそうです。

十二宮環の近くに見える小さな星は春分点を表しており、太陽と星がぴったり重なる日が春分となります。

時計の一番外側にはドイツ文字で表された数字が書かれています。これは、古チェコ時間という日没からカウントする時間を表したものです。

黄金の手は、ローマ数字はプラハの現時刻を、ドイツ文字での数字は相応する古チェコ時間を指し示しており、24時間で一周します。

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このように、ひとつの時計で地球や太陽の動きを読み取ることができるというのは、何とも面白いものです。当時の科学の粋が結集した時計なんですね。中世の学者たちはこの天文時計を見て宇宙に思いを馳せていたのでしょう。

プラハは歴史地区として旧市街地がまるごと世界遺産として登録されています。その中でも旧市街広場はまさに街の中心地です。中世の時代から旧市街広場でプラハの街を見守ってきた天文時計はこの街の歴史の生き証人なのかもしれません。みなさんも感慨深く天文時計を見上げてみてはいかがですか?

 

プラハの天文時計

アクセス:地下鉄A線スタロムニェストスカー (Starom?stska) 駅から徒歩5分

料金:無料(旧市庁舎の塔に登るには100CZK(約500円)が必要)

時間:いつでも見学可(塔は9:00~22:00)※仕掛け時計は9:00~21:00の毎正時稼働

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