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チェコの自然災害・気象情報[チェコ]

 

雄大なヴルタヴァ川(モルダウ川)の流れ

プラハ市内を蛇行するように横たわるヴルタヴァ川(モルダウ川)は、スメタナが作曲した「わが祖国」の第2曲のテーマとしても大変良く知られています。ヴルタヴァ川にかかるカレル橋はプラハでも人気の観光スポットです。イベント会場として賑わう射撃島や、川沿いのお洒落なレストラン・カフェも見どころの一つです。また、遊覧船によるヴルタヴァ川クルーズも非常に人気が高いです。

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ウェディングフォトを撮影中のカップルの姿を見かけることも。

ウェディングフォトを撮影中のカップルの姿を見かけることも。

このように、チェコの観光資源でもあるヴルタヴァ川ですが、一度豪雨が襲うと別の一面を見せます。ヴルタヴァ川は過去にも何度か決壊し、大洪水を引き起こしているのです。

 

中央ヨーロッパの洪水被害

2002年8月、チェコ・ドイツを中心とした中央ヨーロッパでは記録的な洪水に見舞われました。首都のプラハでは約7万人が、チェコ全体では約20万人が避難を余儀なくされました。地下鉄は浸水し、復旧までに半年を要しました。下水処理場も打撃を受け、所によっては電力供給も寸断されてしまいました。この洪水により、ヨーロッパ全土で約100名の方が命を落とされました。
川沿いにあるプラハ動物園では、人気者だったゾウが洪水のため死んでしまったそうです。
地下鉄A線のマロストランスカ(Malostranska)駅には、この洪水の時の水位が記録として残されています。

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過去の災害を教訓に

2013年6月にも大規模な洪水被害がありました。この時は、2002年の洪水での教訓が活かされ堤防が設置されていたおかげで、地下鉄には被害がなかったそうです。
洪水による非常事態が宣言されると、地下鉄はどの場所にいても一旦ノンストップで終点の駅まで移動するそうです。街の中心部は標高が低いので、浸水した場合に備えての配慮のようです。地下鉄に乗り合わせていた場合は落ち着いて行動し、終点からトラム(路面電車)やバス・タクシーを利用して目的地へ向かってください。
2013年の洪水でもチェコだけで7名の方が亡くなられています。浸水による家屋の決壊や、倒木の下敷きになったことが原因です。川の様子などを見に行ったりせず、すみやかに避難しましょう。

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洪水の原因は「豪雨」

大規模な洪水が起こる原因は「豪雨」です。地球の温暖化に伴い、中央ヨーロッパでは初夏から夏にかけて豪雨になることが多くなりました。今年も、落雷を伴う激しい雨やあられが観測されています。今のところは雨が長引くということはありませんが、豪雨・雷雨に対しても警戒が必要です。
チェコで生活を初めて1年ほどになりますが、今までに落雷による停電が、瞬停を含めて6回ほど起こりました。長い時では4時間電気が使えなかったこともあります。家電、特にパソコンなどの高額なのもを停電の被害から守るために、UPS(無停電電源装置)などの雷対策を施しておくとよいでしょう。

 

チェコの人々の記憶に刻みつけられた洪水の光景

以前、年配のチェコ人の方々とお話をする機会があり、話題が「人生で特に記憶に残っていること」でした。「ビロード革命」のことを挙げられる方が多かったですが、その次に多かったのが「大洪水」の事件でした。チェコは冬は大変寒さが厳しいですが、日本のように地震や台風といった災害に見舞われることはほとんどありません。その分、チェコの人々の心に洪水の被害は深く刻みつけられているのでしょう。もともと、チェコでは洪水が起こったことはほとんどありませんでした。それが、1997年に起こった洪水を皮切りに、2~3年に1度のペースで大小の差こそあれ洪水が多発するようになりました。今後も洪水被害に見舞われる可能性は十分にあります。在チェコ日本大使館からも避難用の防災グッズを常備しておくようにと注意が出ています。自然災害の多い日本のほうが、防災グッズの質は格段に上だと言えます。長期でチェコに滞在する予定の方は、日本から防災セットを持ってきておくと安心です。

 

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