日本では東京スカイツリーがデートスポットとして定着しつつあります。チェコの首都・プラハにもスカイツリーとまではいきませんが、個性的で面白いテレビ塔があるんですよ。デートにもおすすめのプラハ・ジシコフのテレビ塔をご紹介したいと思います。
テレビ塔の最大の特徴は?
プラハのテレビ塔は、共産国時代の1970年台から着工され1992年に完成しました。建設当初から中世ヨーロッパの歴史的景観を大事にしているプラハには似つかわしくない、いかにも共産主義的な建物であるとかなり批判も出ていました。そのため、一時は取り壊しの声も上がっていたのですが、ただの展望台ではなくテレビ塔として機能していたため、なんとか現在も残っている状態です。高さは216mと東京タワーの3分の2程度です。テレビ塔の写真をよく見ると、何か黒いものがくっついているのが見えるでしょう。これは、2000年に現代アート界で有名な、若手の売れっ子彫刻家であるダヴィッド・チェルニー(David Cerny)氏 によって追加された赤ちゃんのオブジェなのです。テレビ塔をよじ登る赤ん坊たち。なかなかシュールで面白いですよね。余談ですが、赤ちゃんの大きさはなんと10mもあるそうです。
以前に、CNNの番組で「世界で最も醜い建物ランキング」の第4位に選ばれてしまったこともあるこのテレビ塔。実際にその目で確認してみるのも一興かもしれませんね。
テレビ塔には何がある?
テレビ塔の中には、展望台の他にレストランやバー、カフェが併設されています。また、6星の超高級ホテルのスイートルームもあり、様々な形で展望を楽しむことができます。
中心地から少し離れていることもあってか、人影はまばらでゆっくりと見て回ることができる穴場スポットでもあります。
塔の周辺には、ミニゴルフ場があり、親子連れやカップルが賑やかにプレーを楽しむ光景がしばしば見られます。
ゴルフのセットはテレビ塔のすぐとなりにあるMIMINOOというガーデンレストランでレンタルできます。
レンタル料は大人が140CZKで子供は100CZK、ただし100cm以下の身長のお子さんは無料です。
なかなか凝った作りのコースなので、大人でもかなり盛り上がるようです。
MIMINOOのガーデンレストランには、ブランコ型の席が沢山設置されています。夏場の太陽が出ている時期には、このブランコ席は特に大人気で、気持ちよさそうに日光浴をしながらチェコビールを飲んでテレビ塔を眺める人々で溢れかえります。
夜遅くまで楽しめるテレビ塔
テレビ塔の営業時間はかなり長く、レストランやバー、展望台は夜の24時まで(バーは25時まで)利用することができます。テレビ塔のあるジシコフ周辺は、ホテルやホステル、B&Bなどの宿泊施設が多いので、利用したホテルからふらりと徒歩で立ち寄ることができるかもしれません。
ちなみにですが、夜になると赤と青の光でテレビ塔がライトアップされていてとても目立ちます。
プラハの夜景は日本のものとは違ってオレンジの温かい光が特徴的です。恋人同士で肩を寄せ合い、バーでグラスを傾けながら夜景を眺めるのもロマンチックで素敵ですね。
昼も夜も楽しめるプラハ・ジシコフのテレビ塔。大切な人とのんびり過ごすのにとっておきの場所になりそうですね。
テレビ塔
場所:Mahlerovy sady 1/130 Praha, Prague 13000, Czech Republic (Praha 3)
アクセス:地下鉄A線Ji?iho z Pod?brad(イジーホ・ス・ポジェブラト)駅から徒歩5分HP:http://www.towerpark.cz/en
開館時間:展望台は8:00~24:00
入場料:大人180CZK シニア(60歳以上)120CZK 14歳~26歳120CZK 4歳~13歳100CZK 3歳以下無料 ファミリーチケット等もあり