海外で生活をしていて困るのが仕事のことです。英語圏の国で観光地であれば現地で仕事が見つかるかもしれませんが、非英語圏となるとその国の言葉もある程度話せないと仕事を見つけるのは難しくなります。また、能力的に問題なく仕事ができたとしても、労働許可が出なかったり申請がやたらと煩雑で時間がかかったりするとやはり就労が難しくなります。
チェコでは言語の問題も労働許可の問題も両方あるので仕事を探すのはなかなか大変です。
そこで、今回は海外に住んでいてもできる日本の仕事について紹介したいと思います。旦那様のお仕事の都合で海外在住予定の奥様や、留学予定で少しお小遣いを稼ぎたい方の参考になれば幸いです。
比較的手軽に始められるのが「文章を書く仕事」です。文章と言っても、個人のブログ風の短い記事(200字程度)を書くものから、情報サイトの読み物としての記事(1000~2000字程度)を書くもの、業務用の資料を読んでまとめる仕事など内容は様々です。
ツイッターやブログで書き込みをするのが好きな人なら気軽に始められ、続けられるのではないでしょうか。
翻訳の仕事
英語やその他の言語に自信のある方は、翻訳の仕事に挑戦しても良いかもしれません。翻訳の仕事は、医療や工業機械、特許関係など特定の分野に強いほうがオファーが来やすいです。
学習者が少ない言語のほうが単価が高くなるかもしれませんが、仕事の数自体は少ないです。
仕事は定期的に来るものもありますが、急に振られる仕事も多いです。海外在住の強みは時差があることです。日本では深夜の時間帯に仕事をし、朝イチで納品できるとなると仕事が得られる可能性も増えます。
興味のある方は、翻訳を専門でしている会社のトライアルを受けてみると良いでしょう。
勉強を教えるお仕事
インターネット通話を利用した在宅家庭教師の仕事もあります。日本にいた頃にアルバイトで家庭教師や塾講師をしていた人におすすめです。
海外在住の子女向けに指導することもあります。
子供向けだけでなく、大人の学習者に英語などの言語を指導する仕事もあるようです。
学習者の住まいに応じて、時差を考慮してお仕事ができるかを見極めましょう。
パソコンに強い方は、WEBデザインやプログラミングのお仕事はいかがでしょうか。
これらの仕事も在宅でも十分に作業ができるので、求人を見つけやすいかと思います。非常に単価の高い仕事もあり、身につけた技術を十分に活用することができるでしょう。
イラストを描く仕事
最近ではソーシャルゲームの需要が増えたこともあり、イラストを描く仕事を見かけることが多くなりました。アニメ風のイラストを描くのが得意な方は挑戦してみる価値がありそうです。
LINEのスタンプ作成などもこのジャンルに入りますね。
また、アニメ風のイラストだけでなく、ブログのヘッダーやアイコン、バナーの作成や通販サイトの画像を作る仕事など、イラストのソフトを使ったデザイン関係のお仕事もたくさんあります。
仕事の見つけ方
仕事の見つけ方ですが、インターネットで「在宅 仕事 海外」などで検索すると、仕事のマッチングサイトがヒットするかと思います。
個別で会社と契約して仕事をする場合と、サイトを通じて仕事をしポイントを貯めることで現金に換金する場合とがあります。
直接契約したほうが手数料や中間マージンなどを取られずに済みますが、細かいお仕事の場合はポイント制のサイトでまとめて換金したほうが便利です。
長期のプロジェクトや定期的に仕事が確保できる場合は個別で直接契約を、単発の簡単な仕事を空いた時間にコツコツやっていきたい場合はポイント制のサイトを利用するとよいでしょう。
収入と税金について
仕事をしてみたいけど、税金が気になるという方も多いかと思います。
確定申告などの手続きが面倒だけど、「少しでもいいから一時帰国した時に使えるお金を貯めたい」「留学の最後に観光して回りたいのでその資金を確保したい」という場合には、年間で20万円以下の収入になるように調節すれば心配はないでしょう。
ただし、国によっては海外での収入(この場合では日本での収入)を尋ねられることもあるので、お住まいの国での税金に関する法律もしっかりと確認してください。
インターネットの普及により、海外在住でも日本の会社からの在宅ワークが気軽にできるようになりました。家でじっとしているよりも、在宅でも仕事をしていると生活にメリハリが付いたり貯めたお金の使い道を考えたりと楽しみが増えます。興味のある分野から在宅ワークの求人を調べてみてはいかがでしょうか。