2014年4月1日のKaleva_1

驚き!フィンランドのエープリルフール

4月1日。日本では新年度の始まりでもありますが、皆さんご存知のようにこの日は堂々と嘘を付ける日「エープリルフール」でもあります。嘘と言っても茶目っ気のある嘘や冗談なので、からかうと言った方が正しいかもしれません。

ここフィンランドも日本と同じように4月1日はエープリルフールで、Aprillipaiva(アプリッリパイヴァ)と言います。カレンダーには記されていませんが、堂々と茶目っ気ある嘘を付けるのは、この国でも同じです。

皆さんはエープリルフールに嘘を付いたことはありますか?私は子供の頃、時計の針を動かして妹を起こしに行き、「いつまで寝てるの!もう夕方だよ!学校終わってるよー」と嘘を付き、驚く妹に「今日はエープリルフールだよ。」といったことを毎年やってました。毎年騙される妹も妹ですが・・・。

エープリルフールと言っても、こんなふうに嘘をつくのは子供や学生の頃だけで、大人になると嘘をつくこともほとんどしないのではないでしょうか。

フィンランド人の友人に協力してもらって何人かに聞いてもらったところ、フィンランドでも大人の中ではエープリルフールに嘘を付くというのは、今ではほとんど流行っていなく、嘘を付くのは学生など若い世代の人達だけで、からかい合って楽しんでいるようです。

このように日本とフィンランドのエープリルフールは似ているのですが、大きく違うところがあります。なんとフィンランドではテレビ、新聞などのメディアが4月1日に嘘の報道や記事を流すのです。しかも、バラエティー番組やゴシップ誌ではなく。

 

例えば、2013年4月1日にオウル市の地方新聞「Kaleva(カレヴァ)」が出した記事。

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次シーズンよりオウルのアイスホッケーチームKarpat(カルパト)の名前が変わる!新チーム名を一般市民より募集!

新たな法律により、スポーツチームは動物にちなんだチーム名をつけてはいけないことになった。そのため、チーム名であるKarpatという名前を変更せねばならない。新チーム名は一般市民より募集。オウルだけではなく、他地域でもチーム名に動物名を使っているところは変更せねばならないだろう。

※Karpatはフィンランド語でイタチを意味します。

地元新聞記事の中から

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日本で例えるなら、アイスホッケーはフィンランドの国民的スポーツで、日本で言う野球の存在。この記事は、中日ドラゴンズが法律によりチーム名を変えなければならなくなり、他地域にある阪神タイガース、広島東洋カープ、ヤクルトスワローズ、福岡ダイエーホークス、近鉄バファローズ、西武ライオンズも変更が必要となるだろう。中日ドラゴンズは新チーム名を公募すると発表した。

かなり衝撃的な内容ですよね。

そして、地方紙Kalevaはオウル市人口半分位の発行部数を誇る新聞で、時事、政治、経済、金融、文化などいわゆる一般的にある真面目な新聞です。

でもこれは4月1日付けで発行された記事、、、、そう、嘘の記事なのです。あまりにも突拍子もない内容なので、国民はちゃんとこれがエープリルフール用の記事だとわかっているようで、新チーム名はAprillipaiva(エープリルフール)にしたら?というコメントを、冗談で返している人もいました。

Kaleva以外にも、各種新聞やTV・ラジオ局なども4月1日は嘘を付きます。YLEというフィンランド国営放送のニュース番組でも、4月1日は嘘のニュースを流します(もちろん全てのニュースではありませんが)。日本に例えると、NHKが嘘のニュースを流すようなものです。

日本では信じられないことですよね。

でも、フィンランドの人達は毎年4月1日になると、各メディアがどんな嘘をつくのか楽しみにしているようにも見えます。

さて、今年2014年4月1日、Kalevaはどんな嘘を付いたでしょうか?

2014年4月1日のKaleva_1

2014年4月1日のKaleva

2記事_3

嘘の記事が書かれた紙面

 

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パンツを完全に脱ぐ

オウル劇場(市営)では、5月にパンツオフミュージカル(パンツをはかないミュージカル)を開催することを決定。特に、5/1のメーデーの日のみ全裸になることを許可。観客はパンツオフする必要はないが、パフォーマンスに対するリアクションとして、ステージ上に自身のパンツを投げても構わない。このイベントは18歳以上が対象だが、保護者の付き添いがあれ、ば12歳、16歳以上の子供も入場可能。4月1日に公開リハーサルを実施。

地元新聞記事の中から

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今年はなかなか刺激の強い内容ですが、こんな馬鹿げたイベントを、市が企画・開催するなんて誰も思わないですよね。

毎年よく考えるなぁと感心してしまいます。

一方で、フィンランド人は、一般的にシャイな国民ですが、ユーモアでリラックスした雰囲気を作るのが、上手だなと思う場面が度々あり、ユーモアをユーモアとして許容できる心の広さを持っている。エープリルフール1つを取っても、それがよく現れているなと思います。

さて、来年はどんな嘘をつくのか。楽しみですね。

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