最近は日本のコンビニエンスストアを海外でも多く見かけるようになりましたが、フィンランドには現時点で日本のコンビニが一軒もありません。
でも、この国にもコンビニのようなお店はありまして「R-Kioski」(アールキオスキ)と言いフィンランド版コンビニエンスストアです。
フィンランド国内であればだいたいどこにでもあり、路面店だけではなく駅やバスターミナルの中でも見かける事があります。
R-Kioskiは店舗スペース、置いてある物やサービスなどはお店によって少しずつ違ったりもしますが、私の家の近所にあるR-Kioskiを例としてご紹介したいと思います。
これがR-Kioskiです。
黄色ベースに青と白の文字が目印です。
店内にはどんなものが売られているでしょうか。
雑誌コーナー。新聞や文庫本も売られています。
お菓子コーナー。キャンディー、チョコレート、チップ類など。
棒付きキャンディー。10本で2ユーロのようです。カラフルで可愛いですね。
レンタルDVDコーナー
※R-Kioskiのホームページで新作情報などが見られます。
コーヒーコーナー。レジで支払いをしてセルフでコーヒーを入れます。
ドリンクコーナー。アルコールも販売されています。
※フィンランドではお店が開いていても、21時以降はアルコールが買えません。また、アルコール度数4.9%以上のものはAlkoという専用店でしか購入できません。フィンランドではアルコールは18歳以上から。若い人は年齢チェックが厳しいです。
TOTOコーナー
スロットマシンコーナー
※スロットマシンで費やしたお金は一部寄付金となるようです。間接的なボランティア活動と言えるかもしれません。
食料品コーナー。コーヒー豆、塩、砂糖、フィンランドマスタード、豆スープの缶など。
※日本と比較したらかなり品薄です。生鮮食品は基本的に置かれていませんがフルーツを置いているR-Kioskiもあるようです。パンやサンドイッチなども一部店舗では販売されています。
奥に見えるのがレジです。
ドリンクコーナーから店内全体を見渡すとこんな感じです。
郵便サービス、切手購入、予約済チケット引き取り、各種請求書の支払い、オンライン発注商品引き取り等などのサービスも店舗によっては提供しています。
詳細はホームページで確認できます。
R-Kioskiのホームページ:http://www.r-kioski.fi/ (フィンランド語のみ)
また店外にOtto(オット)と呼ばれるATMを設置している店舗もあります。
Ottoは街や空港などでも見かけるのですが、現金の引き出し、プリペイド携帯のチャージなどができます。現金振込はできません。
R-Kioskiをフィンランド版コンビニエンスストアと言っても日本と大きく違うところがあります。それは営業時間です。日本のコンビニは24時間営業が当たり前ですが、R-Kioskiで24時間営業のところは恐らく一軒もないと思います。
左記写真のAvoinnaが営業時間を示します。月~金、土は8:30~21:30、日曜は9:30~21:30。営業時間は店舗によって異なります。
R-Kioskiを利用する場合、営業時間には十分注意する必要があります。各店舗の営業時間は、R-Kioskiホームページで確認できます。
ちなみにフィンランドにはスーパーマーケットもちゃんとあるので、R-Kioskiが閉まっていても食材や日用品などは買えるのですが、スーパーマーケットも店舗によって営業時間が異なるので注意が必要です。
平日の方が営業時間は長く、週末は営業時間が短縮され、日曜日は営業時間が最短で、休みとしているスーパーもあります。
24時間スーパーもちらほらと出てきているようですが、その数は圧倒的に少ないです(売り場面積が小さいほど営業時間を長くできます)。
また、祝日は基本的にフィンランド国内全てのスーパーマーケットは休みとなります。
R-Kioskiは祝日でも休みになりませんが祝日用の営業時間となります。
R-Kioskiはフィンランド版コンビニといっても日本と勝手が異なりますが、見かけたら是非立ち寄ってみてください。面白い発見があるかもしれません。
またKioskiにはRが付かないKIOSKI:キオスキ(対面販売)やGrilli-Kioski:グリッリキオスキ(ホットドッグ、ハンバーガー、ケバブ等のジャンクフードの販売)なんてものもあるので、探してみるのも楽しいかもしれませんね。