編集_image002

【イベント】フィンランド発Polar Bear Pitching (シロクマさんピッチング)【フィンランド】

 

編集_image002

 

おかしなイベント盛りだくさん

この頃、フィンランドは変わったイベントが多い国として、テレビなどのメディアでも多く紹介されているかと思います。奥さま運び大会、携帯投げ大会、ベリー摘み大会、そして私が住むオウルは世界エアギター選手権が毎年夏に行われています。
そんなおかしなイベントが多い国に、また新たなイベントが加わりました。

その名も「Polar Bear Pitching」(シロクマさんピッチング)。

名前だけ聞くと可愛らしい感じがしますよね。ですが、毎年ヘルシンキでSLUSH(スラッシュ)を初めとする、スタートアップ企業向けのビジネスイベントが開催されていますが、これもスタートアップ企業向けビジネスイベントの1つで、2014年2月から始まった年一回のイベント。オウルで開催されています。「何がおかしいの?」と思う方もいると思いますが、とにかくおかしいのです。そして、このイベント、2月でなきゃダメなのです。

 

世界一クール(Coolest)なイベント!!
編集_image004
ピッチングイベントをご存知でしょうか?
限られた時間の中で、投資家向けに自分のビジネスについてスピーチすることでアピールし、投資(資金)を得る。いわば、投資家向けにセールストークをするイベントで、話を投げかけるのでピッチング(投げかけること)という言葉を使っています。
今やピッチングイベントは、世界各国で行われおり、より多くの人が集まるイベントにする為に、イベントに個性を持たせることが、注目を集めるのに重要な要素になっています。

北部フィンランド最大都市でもあり、産業都市でもあるオウルは、北緯65度という北でもそのまた北にある土地の特徴を利点と捉え、シロクマさんピッチングが始まりました。
3分など限られた時間の中でピッチングするのが通常ですが、このシロクマさんピッチングは、なんと

「凍った川(湖)に穴を空け“耐えられなくなるまで”ピッチング」

しかも、ウェットスーツの着用は不可。
そんなルールから、一年でも一番寒くなり、表面の氷も分厚くなる2月がシロクマさんピッチングには最適なのです。
2月は気温が-30℃、またはそれ以下と冷凍庫よりも低い気温にまで下がる日もあったりします。

恐らくこんなにおかしくて、でもイカしてるイベントをしているところは他にはないはず。
世界一クール(Coolest)なイベントなのです。
Coolは「冷たい」という意味もありますが、「イケてる」という意味もあります。

 

ピッチングスタート!
編集_image007編集_image008このイベント、オリンピックトーチならぬアイストーチ(グラスに氷を入れたもの)を点火する代わりに、ピッチングの場である凍った湖に穴を開けたところに、市長などの市の代表者が、氷を投入するところからオープニングとなります。
聞いているだけでも寒いイベントに、昨年は10社以上ものスタートアップ企業が、水温1℃の超極寒アイスプールに入ってピッチングをしていました。写真はピッチングステージに勇ましく向かう、参加企業の様子です。
見てる方はおかしいのですが、参加者は投資金を獲得するために、ものすごく真剣です。

編集_image011編集_image012編集_image014

 

 

 


       赤いジュータンの先がピッチングステージ。その周りで見ているのが投資家達。各企業のピッチングを審査しています。

どの企業も見せ方が様々で、1人で入る人、仲間と入る人、コスプレする人、ピッチングだけではなくてパフォーマンスでもアピールしているところもありました。ピッチングだけではなく、見せ方も重要なポイントです。

さて、企業にとって一番大切とも言える、ピッチング時間はどうだったでしょうか。
数10秒から1分以上と幅広く、とある企業では、仲間がピッチングを終えてアイスプールから出たにもかかわらず、引き続き泳いでる人もいて、5分以上いたでしょうか。最後には、シロクマ司会者に「出てこい」と注意されてました。
そして、肝心のピッチングはというと、寒さに震えて、何を話しているのか、何を伝えたいのかが分からない企業さんもいらっしゃいましたが、ちゃんとメッセージを伝えている企業さんも多くいらっしゃいました。

百聞は一見にしかず。是非、以下の公式動画をご覧になってください。
シロクマさんピッチング:https://www.youtube.com/watch?v=EJfgRR2smQE

 

ピッチングのご褒美
編集_image017編集_image018

 

 

 

 

ピッチングが終わると、参加企業はサウナや湯船で体を温めることができます。ちなみに移動式サウナがあるのがフィンランドらしいですよね。

編集_image021編集_image022

 

 

 



そして、観客にもご褒美タイムがあります。
じ~っと見ていると、体がじわじわと冷えてくるのに配慮して、ピッチングの合間に時折エクササイズの時間が用意されていました。地元ダンス科の生徒さんの動きに合わせて体を動かします。これ、本当に体が温まります。

編集_image025編集_image026

 

 

 


                  アイスプールでの全ピッチングが終わると、屋内で第二部が始まります。上位入賞者には、更にアピールする機会が設けられます。屋内会場には、暖かい飲み物、ジュース、お酒類、スープなども用意されていて、アフターパーティーも同時に行われます。第二部の最後にトップが発表され、表彰式を迎え、イベントに関わった人たちがステージ上に集合して終了。
全てにおいて、本当に見ごたえ十分のイベントです。

また、メディアも多く来ていて、フィンランドだけではなく、イギリス、アメリカなどの他国にもこの様子が伝わっていたようです。

シロクマさんピッチング、どうでしょう興味湧いてきましたか?
シロクマさんピッチング詳細:http://www.pitchfestoulu.com/polarbear/
ピッチングへの参加、投資家としての参加、スポンサーとしての参加も上記サイトにてご確認ください。海外からの参加も大歓迎です!

 

長くピッチングするためのコツ
編集_image0285分以上入っていた方やその企業さんは、写真にあるオウルにあるアイススイミング場で大会1ヶ月前から練習していたようです。オウル川の一部だけ水を循環させて凍らないようにしています。私も2回だけチャレンジしました。
参加される方は、事前準備することを強くおすすめします。

シロクマさんピッチング、どのように感じましたか?
おかしくて馬鹿げたイベントに感じるかもしれませんが、参加者は超真剣。そして、見ている人を楽しませてくれる。これってエアギターと共通した部分だなと思います。
オウルやフィンランドの人はこういったイベントを考える、いわゆるアイデアの創出が得意な国民だと思います。

そして、ビジネスイベントというとお堅いものが多いですが、これからはこんな“遊び心のあるイベント”がどんどん要求されるんじゃないのかな、と個人的には思います。そして、フィンランドのおかしなイベントは、「おかしな」というよりも「遊び心がある」と、呼んだほうがいいのかもしれませんね。

 

> この記事について報告する

関連するおすすめ記事

英語ができれば海外生活もスムーズ!オンライン英会話でらくらく英語レッスン! プチ海外生活を体験してみよう!まずは短キ留学でその国を知ろう! 出張のお土産に和柄マカロン 海外旅行、海外出張はフィールアブロードにお任せ!

絞り込み検索

ページ上部へ戻る