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【暮らし・住まい】フランスの花粉症事情【フランス】

 

編集_写真1増加する花粉症患者

日本では国民病ともいわれるようになった花粉症ですが、ここヨーロッパでも年々花粉症の人が増えています。フランスの食の安全や環境などを司る機関ANSES (L’Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail)の調査では、過去25年の間に花粉症患者の数は約3倍にも膨れ上がったそうです。現在ではフランスに住む人のうちの10%以上が花粉症持ちと言われています。日本に比べればまだまだ少ないですが、数は年々増えてるのが現状です。

フランスでも、春になると花粉症の話題が多く取り上げられますが、やはり近年の気温の上昇と大気汚染が花粉症患者増加の原因と言われています。平均的に暖かくなったことで、特に樺(カバ)と雑草のブタクサの花粉量が以前よりも増加したという調査結果も出ました。日本でも杉やヒノキに次いでブタクサの花粉症患者が多いわけですが、フランスでも7-12%がブタクサ花粉症患者です。

ちなみに、フランスで花粉症反応が多く出る樹木のベスト3が、イトスギ(西洋ヒノキ)、樺、トネリコです。編集_写真2 日本でイネ科植物のアレルギーがあった私ですが、ヨーロッパに住み始めた時から日本以上にひどい花粉症の症状に悩まされています。到着した6月というのが、まさに花粉全盛期で、何をしていてもかゆくて涙が出て大変。最初は花粉症とは思いもよらなかったので、てっきり学生寮のベットのマットが汚いせいだと思い毎日外に出して日干ししていました。しかし逆に花粉をたくさんかぶってしまったため症状がひどくなってしまいました。

とりあえず、耳鼻科へ向かってパッチテストをしてもらいました。腕にひっかき傷をつくり、約15種類くらいの抗原液をたらし20分くらいして様子を見ます。ヒノキや杉、ハウスダスト、猫などもありました。結果、キノコ以外にすべてアレルギー反応!そして、特にひどいのが菩提樹の花粉と判明しました。6月と7月にかけては菩提樹は花盛り。そしてヨーロッパでは菩提樹は並木道などでよく使われるポピュラーな樹木。学生寮の道路の並木道も菩提樹だったので、アレルギーがひどかったのも納得です。

 

体の中から改善を
編集_写真3花粉症対策としては、抗ヒスタミン薬が処方されます。しかし、少なからず副作用などもあるので、薬に頼らない方法、鍼灸やハーブティーなども人気となっています。花粉症の症状を和らげるハーブティーには、例えばニワトコ、ノコギリソウ、菊の葉、ペパーミントなどで、これらがミックスされて売られています。また、花粉症対策の食べ物としてブロッコリーや玉ねぎ、イラクサなどが挙げられます。日本にいた時にはブロッコリーが花粉症に良いなんて聞いたことがなかったのですが、こちらの友人が口をそろえて言うので最近頻繁に食べています。日ごろから花粉に強い体を作っていこうというわけです。

 

マスクは不審者?

日本では花粉症対策にマスクや眼鏡を多用しますが、こういった直接花粉をブロックするような商品はヨーロッパでは見かけません。マスクは鼻や口に花粉が入るのを防ぐのにかなりの効果があると思うのですが、誰一人としてマスクをしていないので、海外生活が長くなり神経が図太くなった私もつけられずにいます。数年前に鳥インフルエンザが流行った時に、使い捨てのマスクが薬局で売られましたが、その後はまずお店で見ることはありません。外国人が日本へ行って奇妙に感じるものの一つがマスクらしく、どうも不審者にしか見えないようです(笑)

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こうなると、やはり市販の薬に頼るしかありません。飲み薬、鼻洗浄スプレー、目薬を処方箋なしで約20ユーロで薬局で購入できます。このシーズンはどの国の薬局へ行っても花粉症の薬が十分あるので、旅行時に症状が出たら薬局へ駈け込んでくださいね。

 

花粉注意報
編集_写真6 花粉注意報日本の天気予報でも花粉情報はおなじみですが、フランスでもインターネットで花粉の飛散情報を見ることができます。花粉が多いときはまた、携帯電話などにアプリを入れておくと、住んでいる地域の花粉情報を逐一見ることができます。

そして花粉とともに悩まされるのが砂です。春になると西日本では中国から黄砂が飛んできていました。同じように、フランスにも地中海を超えて高気圧とともにサハラ砂漠からの砂が飛んできます。砂が飛んでくる日は、空も霞がかかって、暖かいということで花粉も量産されて花粉症持ちは外出をなるべく控えたくなります。

花粉症患者の増加に伴い、対策グッツも増えてきましたが、まだ日本ほど充実していません。日本へ行くときには最新グッツをいくつか持って帰ってきたいと思います。

 

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