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【海外生活アドバイス】フランスで差別を乗り越えるための3つの心得

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少し前に、ある芸能人のフランスのレストランでの差別体験がニュースになっていました。

バブルの時代にも、有名ブランド店の店員の差別が酷いと観光客を通じて話題になり、
「フランス=差別が酷い」というイメージが定着してしまっているような気がします。

事実、日本の友人知人から「フランスは差別で大変でしょ」とよく聞かれます。

私が住んでいる場所はアルザスの田舎なので、パリとは状況が違ってくるかもしれませんが、
個人的な感想として露骨な人種差別は感じません

アメリカ人の友人は英語なまりのフランス語で差別されると言っているし、
イスラム教の知人もスカーフで差別されたと言います。
私たちは差別の理由を人種ということにしていますが、そこには別の理由がある場合もあるのです。

差別される者が差別する

とはいえ、日常生活で明らかな人種差別を経験することもあります。
しかし、私の場合は地元の人よりも外国人から差別されることのほうが多いです

フランスやスイスなどでサービス業に従事している人の多くは現地人とは限りません。
東欧圏からの移民や出稼ぎがかなりの割合を占めています。
このような人たちは、現地人から「貧乏な国からの移民」としての差別を受けています

人口も多いこともあり生活保護や犯罪も一定数いるために印象も悪く、
人口の少ないアジア人よりもよほど陰口をたたかれています。
そうした彼らの心の支えは「白人である」ということ。だから、彼らは有色人種を差別しがちです。

同じように、ドイツでの学生時代に私はアラブ人の男子学生から
「自分たちは色が黒いだけで顔は白人と同じだ。東アジア人は顔が平べったくて奇形だ。」
と張り倒したくなるような言葉を投げかけられたことがあります。

しかし、実際に現地人に嫌煙されているのは彼らのほうなので、
3Dの顔立ちだけが心の支えなのかと思うと哀れにも思ったものです。

お店で自分にだけは挨拶をしてくれない、という経験はかなり落ち込むものなのですが、
そんなときこそ開き直ってしっかりと相手に挨拶をしましょう

私など、あえて大きな声でにこやかに言います。
そこでも無視を決め込むと、周りからおかしいと思われるのは相手なのですから。
「誰かを差別することで優越感を得ようとするほどかわいそうな人だ」と悟った気持ちでいると、結構気にならなくなるものです。

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子どもが差別にあったら
はやし立てられることをコンプレックスにさせない

こんな風に言ってはいるものの、このような悟りの境地に達するまでにはある程度時間がかかりました。

いろいろと揉まれるので、神経もかなり図太くなっていき少々のことでは動揺しません。
しかしながら、子供が差別問題に遭遇すると自分の時以上に神経質になりました。

ハーフや海外駐在のある芸能人などが語っていますが、
アジア人の子供がもれなく体験するのが「中国人」と言われて目を横に引っ張ってつり目を真似られること。
または「ニーハオ」と言われたり「チャンチャンチョン」のような似非中国語を言われること。
当初は「ひどい差別だ」と私も怒り心頭に発しました。

しかし、子供の一言で目から鱗。
「ママ、私は日本人なのに中国人と間違えているから、日本人よって言い返したの。」

娘の通っていた学校には様々な国籍の子供がいて、韓国人や中国人の友達もいたので、
彼女は国籍を間違えられたと感じたのです。

「中国人」と言われて、子供を差別されたと思っている私自身が、結局中国人を差別しているわけです。
言われた言葉が「ニーハオ」ではなく「こんにちは」だったら、私の気持ちも変わったはず。

「日本はアジアでも特別」という優越感が私たち日本人の間に存在することは紛れもない事実。
日本人は特別なはず、日本人は他のアジアの国とは違う…と思い思われたくても、
一般のヨーロッパ人は日本の経済規模も政治状況もほとんど知らないのです。

では子供たちが実際に人種差別をしているか、というと私はそうではないと思います。
子供は自分たちと違うところをターゲットにしてはやし立てるものです。
痩せていたり、太っていたり、赤毛だったりがからかいの対象にもなり、
色が白すぎる子をフランケンシュタインと言ってみたり。

たまたま細い目をいうのが娘の特徴だったわけで、時間が経つと何も関係なく仲良く遊んでいます。
あまりにひどい場合には、学校や親に知らせる必要がありますが、
できれば日本やアジアを知ってもらう形で解決していきたいものです。
こういった点で、日本のアニメや柔道などが浸透しているフランスは楽でした。

自分の子供達にも、はやし立てられることをコンプレックスにさせないことは大事
私は、アジア人は人類進化の最先端モデルだから、
大きな目じゃなくても見えるニュータイプといって説明しました。
日本の高層建築や新幹線を持ち出して、低層階しかない建物やいつも遅れるフランス鉄道と比べてみたり。
あまりやりすぎると逆差別になるので(笑)ほどほどにしていますが。

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自分の行動もかえりみる

長年ヨーロッパに住んでみて、観光地などで日本人に会うたびに
「これではこういう態度をされても仕方ないな」と思うことは多々あります。

外国に行って、嫌な思いをした、差別された、と不平を言う前に自分の態度も見直してみましょう。
ちょっとしたことで、不快な思いをすることもなくなり、
滞在がより楽しくなるものです。

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・何語でもよいので挨拶をする

飛行機から降りるときが顕著ですが、日本人はほとんど挨拶しません。
外国人CAなどそういう態度に慣れてしまって、日本人に対して全く挨拶をしない人もいます。
日本人の無反応が外国人CAの態度を作り上げてしまったと言えるのでとても残念です。

お店でも同様で、「ただ見るだけです」というのが悪い気がして店員に
知られないように無言でお店に入る日本人は多いのですが、
こちらの人は「何を考えているかわからない客」を警戒します
言葉ではなくても、店員と目を合わせて微笑むだけでも、対応は違ってきます。

・大きな声で目を見て話す

海外生活で一番最初に指摘されたのが「目を見て話せ」
日本人は人をじろじろ見ることを非礼としますが、
こちらではがっちり目を見て話しましょう。
昔は目を見ることがどうしてもできずに、日本人的に鼻を見て話していましたが
「どこを見て話しているの」と言われてしまいました。

恥ずかしくても、相手の目の色を観察するつもりでがっちり見るくらいが良いでしょう。

・行動の前に一言断りを入れる

カフェやレストランで勝手に空いている席に座るというのはやめましょう。
お茶するだけか食事か、人数や子供の有無、その席を担当する係がいない…などなど
色々な理由で席は決まります。
席の希望も含め、一言声をかけましょう。

また、お店でも日本の感覚で商品に手を付けるのは嫌がられます。
購入するまでは自分のものではないので、
手に取ってみたり試着をする際には店員に声をかけるのを忘れないように。

・それなりの外見で

少し前のガイドブックには、
フランスの観光地ではスリやひったくりに遭わないように質素な恰好、
まるで山にでも上るような格好にショルダーバック、ノーアクセサリーが推奨されていました。

日本でそんな恰好で街へお出かけしますか?フランスでも同じです。
それなりの対応を望むなら、それなりの身なりは必須です。

幼少期を日本で過ごしたことのあるフランス人の友人が、
日本で頻繁に「目が大きい」とか「鼻が高い」と言われて嫌だったと話してくれました。
日本人の私には、それは決して差別ではなく、むしろ褒めているということは分かるのですが、
本人は差別されたと思っていました。
「どこへ行ってもアメリカ人と思われて、ハローって言われる」とも。
どこかで聞いたような話ですよね。

マイノリティーが区別されるのはある意味仕方のないことなのかもしれません。
それをネガティブに考えすぎず、
打破するつもりで日々を過ごすと色々と上手くいくものです。

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