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フランスの祝日 -トリコロールがはためく日-

 

 

オリンピックも終わり、再び静かな日常が戻ってきました。フランスは、ソチと時差があまりないので、テレビ中継も盛りだくさんでした。スイスやドイツは、予想以上に成績が良かったので、フランス以上の盛り上がり振りでした。サッカーのワールドカップのときもそうですが、大きな国際大会になると、俄然自分達の国を意識してしまいますよね。かく言う私も、表彰式で漆黒の闇に浮かび上がる日の丸を見てジーンときてしまいました。

昔は、祝日には玄関に日の丸を立てる風習がありましたが、最近はスポーツ大会以外では屋外で見かけることは少なくなりました。しかし、ドイツに住んでみると、国旗を見かける機会は日本よりも少なかったので、スイスに引っ越した時に国旗デザインの商品がたくさんあることに驚いたくらいです。そんなスイスでも、8月1日の建国記念日以外では、国旗よりも州旗のほうが多用されます。各州の自治を重んじる連邦国家というわけです。

そして今、フランスに住んでみて思ったことは「フランス国旗出現率が高い」ということ。町の広場には確実に旗が掲げられています。何よりも驚いたのが、3つの祝日の前後1週間くらいは主な道路の街灯にフランス国旗が掲げられること。通りの両脇に多数のトリコロールがはためくのは圧巻です。

その3日の祝日は

5月8日 第二次世界大戦戦勝記念日

7月14日 フランス革命の日

11月11日 第一次世界大戦休戦記念日

 

ヨーロッパの国々の祝日の大半は、キリスト教関連のものですが、永世中立国のスイスと2度の大戦の敗戦国ドイツにはない、戦勝記念日がフランスには存在します。大戦に関わる日に関しては、フランスの他の地域も同じように国旗が飾られるのかは分かりませんが、両大戦で最大の被害を被ったといえるアルザスでは、各地で慰霊祭が行われます。アルザスをぶらりと回ると、どの町にも戦争記念の碑が建っており、たくさんの花が手向けられます。

南部オ・ラン県の中心ミュールーズから約10kmほどのWattwillerの町から、ボージュ山脈の中へ入ること10分ほどのHartmannswillerkopf。ここは、第一次大戦で3万人の兵士が亡くなった激戦地で、眼下にライン河と黒い森を見渡せる丘には十字架が並び、記念館が立てられています。

また、我が家の近くのライン河沿いの道には、第二次世界大戦のメモリアルとして、この地域出身の若き士官が搭乗し戦死した戦車が当時と同じ場所に残されています。何でも、対岸のドイツ軍の打った大砲が命中したとのこと。今は両国の岸は散歩コースになっていますが、当時はドイツにとってライン河は最後の砦だったわけで、激戦地だったことが想像できます。

 

トリコロールが燦然とはためく様子に、当初は「さすが革命と2度の戦勝国」と思っていましたが、歴史を知れば知るほど、そう安直なわけでもないのだなと理解しました。

5月8日は、ノルマンディーでも他の連合国の代表を集めて記念式典が行われ、トップニュースで扱われます。しかし、永世中立国のスイスはおいといて、お隣のドイツの住人が「何で今日はフランスは休みなの?」と聞いてきたりと、温度差が歴然としていて興味深いです。

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