フランス 桜 さくらんぼ

美味しい黒い森の桜[フランス・アルザス地域]

近年の大雪が嘘のように、暖かかった2013-14年のアルザスの冬。今年は明らかに例年よりも早く春が訪れました。庭のレンギョウやモクレンは花盛り。水仙や桜草も早々と咲いています。

日本の春の風景には、桜の花が欠かせません。フランス人の友人達も桜の花の時期に日本へ行きたいというほど、桜=日本というのは周知の事実となっています。そんな桜の花ですが、実はこの辺りでも春になると見かけることが出来ます。日本とは緯度も気候も違うので、もちろん品種は違うのですが、咲き誇っている様はまさに桜!暖かくなり始めたら早々に薄ピンクの花が咲き、3月下旬には満開になります。この桜が咲き終わり、葉が見え始めた頃に、もう一度桜のシーズンが。少し遅れて、サクランボ(独:Kirschキルシュ)の花が咲くのです。

こちらの人たちは、庭に様々な果物の木を植えるので、住宅街では必ずサクランボが実る桜の木を見かけます。アーモンドやアプリコットの花も素人目には桜に良く似ているので、もしかしたら私が桜と思っている木々のいくつかは違うかもしれませんが、何はともあれ見事なピンク色の花々を鑑賞できます。

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そして、ライン河を越えてお隣ドイツに渡り少し森の中に入ると、出荷用のサクランボを採取する桜畑が広がります。黒い森は、ドイツ有数のサクランボ産地なのです!日本の小ぶりで色の薄いタイプではなく、いわゆるアメリカンチェリーのようなダークレッドで大きなサクランボです。太陽の光をたっぷり浴びているので、とても甘い!6月中旬になると、背の高い木にサクランボがぎっしりと実り、農家の人やアルバイトの学生がはしごで登って次々に採取していきます。

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写真の桜畑は、森に入る手前の私達がよく利用する観光農場のようなところのもので、あまり背丈の大きくない桜ですが、初夏になると枝が横に広がりたくさんのサクランボが実ります。ここで、子供たちと一緒にサクランボを摘み、量り売りで購入することができます。自分で摘まなくても、サクランボが市場や道端の至る所で山盛りにつまれて売られます。1キロ当たり200円と日本では考えられない価格なので、ドイツ人は皆大量に購入していきます。自家製のサクランボのジャムはもちろん、シロップやコンポートと1年分のサクランボをせっせと瓶詰めするのです。サクランボを使ったレシピをまとめた本も続々と店頭に並び、この時期のデザートもサクランボが主流です。

こうしたサクランボを原料にした蒸留酒「キルシュヴァッサーKirschwasser」とキルシュヴァッサーとサクランボを使った少し大人のケーキ「黒い森のサクランボトルテSchwarzwalder Kirschtorte」は黒い森を代表する商品。この地方のお店では勿論、ドイツ国内や近隣国でも有名です。フランスのケーキ屋でも、フランス語に訳した「フォレ・ノワー」の名前で定番のケーキの一つとして売られています。

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また、桜の木を使って燻製にされた生ハム「黒い森のハムSchwarzwalder Schinken」も欠かすことは出来ません。桜チップの風味が素晴らしい、お勧めの一品です。
色気より食い気?といった感じの桜ですが、日本人が桜を愛でるように、ここでも皆に愛されています。

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