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日本では常識なのに海外ではマナー違反?[ヨーロッパ-フランス]

「日本では常識なのに海外ではマナー違反?」

P1011021_1フランスに正式移住して5年が経ちました。私達の住んでいるシャモニ-には、世界中からの移住者がいます。

 9歳の娘が、フィギュアスケート教室やクラシックバレエ教室、昨年までは器械体操教室にも通っていたので学校以外でも他のご家庭の方と交流を持つ機会が大変多くなります。と言っても、複数の習い事を掛け持ちしている子が大変多く、同じメンバーが多いのですが・・・。本来お金持ちのスポ-ツに、貧乏一家の娘が一人だけ混じっているので、他のご家庭のお母さん方に唖然とされることもしばしば。フィギュアスケ-トやクラシックバレエはイギリス系のご家庭のお嬢様が大変多く、会話も当然英語比率が高くなります。

 そんな中で私自身生活環境の違いから自分が常識だと思っていたことが、他の国ではマナ-違反だったことにびっくりさせられる毎日です。

 例えば、皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、日本人は麺類を食べる時にずるずると音を出して食べますよね。しかし、海外ではとても嫌われる行為。食事中に何で音を立てるんだと下品なマナ-だと思われても仕方がありません。

 

 もちろん食事中、テレビを見ながらなんてマナ-違反もいいところ。

 

 そして日本の古き男性軍にはとっても耳がいたい話なので、よく読んでくださいね。日本では、飲み会なんかで女性が男性のグラスに中身がなくならないうちにお酒をつぐのが常識というか、女性のマナ-だと思っている方が多いですよね。もちろん、欧米ではその逆です。レディ-ファ-ストができるジャントルマンのほうが素敵な女性をゲットできるから、男性のほうが食事の際気を使うことが殆ど。「喉が渇いたからお水を取って来い。」なんて態度を取る男性は、欧米では嫌われるもと。もし女性が食事を作ったら、男性が後片付けは当たり前。家事を分担するのが欧米人の常識です。もちろん男性が食事を作ることもしばしばあります。その場合は、女性が後片付けに回ります。欧米人女性は綺麗だから、機会があれば付き合いたいと思っている日本人男性は、まず自分自身ジャントルマンになりきれるか自問自答してみましょう。欧米人女性は、日本人女性より遥かに強いですよ。お気をつけあれ。

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 そして子育てで一番嫌われる行為が添い寝。フランスでは、産まれたときから両親と赤ちゃんの寝室を別にするのが普通。これは、子供の自立を促す行為だと思われているので、添い寝をしていると言うと周囲の方から物凄く責められます。日本人と欧米人のカップルが一番理解できない部分かもしれません。これに関してはフランス人のパパと日本人の私、かなり大喧嘩をしました。もちろん、娘はパパに大激怒。添い寝を巡り、親子の壮絶な争いが今でも沈静化しません。添い寝をすると、どうしても夫婦の時間が少なくなってしまいますよね。欧米人は子供がいても、カップルで過ごす時間を大切にします。そうしないと欧米人男性に限らず、女性もすぐ浮気に走ってしまうかも?ドドと呼ばれるさわり心地が良いぬいぐるみと一緒に添い寝をする習慣がある欧米人。ぬいぐるみ自体はあまりかわいくないのですが、とにかく肌さわりが良くて常にどこにも携帯しています。つまりドドは、子供の一番の相方。泊りがけの臨海学校などの持ち物にもドドと明記されており、飼い猫と一緒に寝ていた娘は先生に「飼い猫かママを持っていっていい?」と質問し、怒られたこともあります。フィギュアスケ-トの競技会にも金曜の夜からクラブで泊りがけで出掛けるのですが、娘以外の高校生や中学生は全てドド持参で行くそうです。

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ドドは自立心を促すだけでなく、ひとつのものを大切にする心をも育みます。大人になっても赤ちゃんの時から一緒に過ごしたドドを放せない人が多く、20歳を過ぎてもぼろぼろになったドドをバカンスにも携帯し、ホテルに忘れていってしまう方も多いです。そうするともう大変。ドドがないから眠れないと、わざわざ取りに戻る方も。既に国に戻ってしまった方は、ホテルに電話し郵送してもらうように頼む方も多いです。ドド以外にも、もっと高価なものを忘れているのに、そちらは郵送費が高いから捨てても構わないとのこと。先日私が勤めるホテルにドドを忘れたお客様がいました。お客様が部屋を空けた後、忘れ物がないか点検した私が発見。即受付に電話をしましたが、既にお客様は車でたたれた後。オーナーが即電話をしたら、あわてて取りに来られたお客様は何と20歳をゆうに過ぎていました。私にとっても感謝されましたが、子供だと思っていたので正直仰天。実際のパ-トナ-はよく変ることがある欧米人ですが、ドドは欧米人にとって一生涯変らないパ-トナ-なのですね。

 更に、日本と欧米の子育てに対する相違点と言えば、お乳をあげる期間。日本ではなるべく長い間お乳をあげることを推奨しますよね。それはお乳にはたくさんの栄養が含まれており、長くあげることで子供が丈夫に育つこと、そして親子間のコミニケ-ションを目的としていると思いますが、欧米では一ヶ月程度でミルクにかえるご家庭が殆ど。これはお母さんだけが子育てを負担しなくてもよいようにということが最大の目的だそうです。ミルクなら時間を問わず、人を問わず誰でも子育てに参加できますよね。これならお母さんがノイロ-ゼ-にならなくてすむのかもしれません。1年間お乳をあげ続けた私は、やはりフランス人のパパと彼の家族からは非常識だと言われました。しかし、最近日本でも世間を騒がしているドラック問題。こちらでは大麻に関してまったく罪の意識がない人が多く、妊娠中も大麻を吸っている女性を多く見かけます。注意しても、笑っているだけ。当然赤ちゃんが産まれてからも、自分の赤ちゃんの近くで吸っているご両親も多く、そんなお乳を飲ませて欲しくないとも思います。フランスのテレビの特集で妊娠中にも毎晩飲んでいたアルコ-ル中毒のお母さんから産まれた子が出世時からアル中であるという報道を目にしました。赤ちゃんの肌は常に赤く、かなり身体にもアルコ-ルの影響が出ていて危ない状態だったそうです。日本人と違い我慢するということがあまりできず、自分の思うがままに人生を謳歌する欧米人。果たしてどちらがよいのでしょうか?

 

 更に子育てでもうひとつ。「やられたらやり返せ。」と言う親が大変多く見受けられます。キリスト教やカトリックが多い中で、ハンムラビ法典をとくというのは不思議な気もしますが、娘の通う小学校の校長先生までもが同様の指導を子供たちにしているとのこと。私は娘に、「もしお友達が貴方を叩いても、貴方は叩かないこと。痛い やめてと一言言うだけ。もしお友達が他のお友達を叩いたり、いじめていたらいけないことだよととめなさい。」と教育しているので、娘はその通りに実行しています。そのため、保育園の時に叩かれっぱなしだった娘。校長先生が娘を叩くこの親に注意したところ、その親御さんが娘に「家の子が貴方を叩いたら、貴方も家の子を叩けばいいじゃない。やられっぱなしでいるから、更にちょっかい出されるのよ。」と怒りました。私は「家の子に変な教育するのはやめてください。娘にはやられて痛いことや悲しいことを他の子には一切しないように言っているのだから。」と反論したら、「貴方の教育が間違っている。お母さんの言うことはいっさい聞かなくてもいいからね。いい、叩かれたら叩き返すのよ。

と激しい口調で言われました。中には階段の途中で押して怪我をさせる子もいるし、挨拶が指を立てて「お前を殺してやる。」なんて言う3歳児の女の子にもあいました。大人に対してつばを吐く子もいます。自分の思ったことをはっきり言うのはストレスがたまらなくてよいのかもしれませんが、私には一生理解しがたい教育法です。

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 そして、お買い物をする時のマナ-。お客様は神様と考える日本人。当然接客業につく日本人の方は、まずお客様が何か要求する前に何が必要なのか自分がお客様になったつもりで考えますよね。しかし欧米ではお客様もサ-ビス係も対等な立場の人間同士。お買い物をした場合でも、レストランで食事をした場合でもお客様もありがとうを言うのが常識です。この一言を忘れると、「いったい何様だと思っているの?ありがとうの一言も言えないの?親はどんな教育しているの?」なんて目の前で言うサ-ビス係りの人も多く見受けます。イギリス人のお客様もありがとうを言わない方が多く、フランスでは嫌われています。サービス係りなのになんて態度がでかいの?と思われる方も多いでしょうし、例えばホテルで受付以外の仕事をしている方に物をたずねるお客様も多いです。日本の場合、受付係だとか掃除係りとか意識せずにお客様の要求に出来るだけお答えするのが常識だと思いますが、こちらでは「私は掃除係りで受付係りではないから。」と断る方が殆ど。なんて横柄な態度なんだと思われるかもしれませんが、実は雇用主が自分の決められた以外の仕事に手を出すのを嫌う場合もあり、親切心で対応したのに後で怒られる場合も多々あるのが現状です。以前勤めていた某ホテル。ガイドブックには日本語が通じる宿で通っていたのですが、私が働き始めた際日本語が話せるのは私一人。当然日本から来たお客様は、私に受付係りが説明した内容を訳して欲しいと頼まれました。私が対応すると、毎日オ-ナ-や同僚たちから「貴方の仕事じゃないでしょ。いちいち対応していたら、貴方の仕事が遅れるでしょ。それに関してはお給料払わないから。」と怒られました。しかし、日本語以外話せないお客様にそんな態度は取れない私。もちろん休憩タイムに入ると、「後1時間後に来てね。」と言う同僚達に対し、自分の休憩時間を削って対応する私。雪かきや重たいものを持つ仕事に関しては、「女性の仕事じゃないから。」で押し通す欧米人女性と一緒に働いていると、利用されてしまうことが殆ど。海外で働いているというとかっこいいと思われるかも知れませんが、欧米人女性くらいはっきりと物が言えない日本人女性は、彼女たちと働くことにストレスを感じる場合が殆どだと思います。そのため、日本人経営のレストランでは例え現地の語学が達者でなくても、日本人を使いたがるオ-ナ-が多いのではないでしょうか?海外に住んでいるサ-ビス業に従事している日本人の対応に横柄さを感じた旅行客の方も多いのではないでしょうか?きっとそんな社会でもまれる中、彼女たちは生き残る術を身に着けたのではないかと思います。

 

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