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マリ-・アントワネットをはじめ貴族のステイタスの影で犠牲になったか弱い命[ヨーロッパ-フランス]

そろそろ猛暑の季節。私が住んでいるシャモニ-でも、晴れた日は32度を超えるようになりました。熱い季節には、心底冷える怪談話などに盛り上がる人も多いでしょう。

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歴史があまり得意でない方も、記憶の隅にあるのではないかと思うのがフランスはヴェルサイユ宮殿で贅沢三昧を過ごしたマリ-・アントワネット。昭和世代の女性には、ベルサイユの薔薇によりフランスへの憧れを胸に膨らませた方も多いでしょう。

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ヨーロッパ各国に無数に点在する高台に建設された古城の殆どが要塞と言っても過言ではありません。日本でもお城は、城下町を見渡せる位置にたっていますよね。古城の内装は至ってシンプルなところが多く、戦争に使われた鎧などが展示されているところが多いので、お姫様に憧れて古城を訪れた女性はがっかりしてしまうことがあるかもしれません。古城の数以上に、大小様々な戦争が繰り返されたのでしょう。その中で不運にも命を落とした方の霊がさ迷っていても不思議ではありませんよね?そして時に戦争では、信じがたい出来事が起きるものです。世界遺産が多く残っているヨ-ロッパ。どうせ行くならその歴史を勉強してから行くと、新たな発見があるかもしれません。

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ヴェルサイユ宮殿は要塞ではなく、皇族の住むお城として壁から天井の隅々に至るまで豪華絢爛。贅沢の限りを尽くしているお城はお姫様に憧れを抱く女性には、もってこいの観光スポットではありますが、その影にどれだけ多くの方がひもじい思いをさせられたのか考えると、とても心が痛い限りです。

放浪していた当時、南フランスのカルカッソンヌから電車とバスを乗り継いで、日本のガイドブックには掲載されていない小さな町を訪れたことがあります。地図もなく街を散策していた私の目に留まったのが歴史を感じさせる教会。しかし、教会は残念ながら閉まっていました。せめて建築様式だけでも堪能しようと教会の周りを一周していた時に、隣に住んでいた方が声を掛けてくれました。何と、教会の主と知り合いなので電話をしてくれるとのこと。そして、その方が来るまでちゃっかりと家でお茶をご馳走になった私。私だけのために鍵を開けてくれただけでなく、この教会にまつわる歴史まで丁寧に説明してくださいました。マリー・アントワネット達が贅沢極まりない生活を送るために犠牲を強いられた庶民の間で流行ったペスト。あっという間に飛び火して、この小さな村の近隣までペストが流行ったそうです。主は、当時の歴史を教会と町も一緒に案内してくれながら丁寧に説明してくださいました。歴史を知れば知るほど、正直ヴェルサイユ宮殿を見ると複雑な気持ちに駆られます。

ヴェルサイユ宮殿のお洒落な壁絵には、たくさんの肖像画が飾られていますよね。正直あまりに数がありすぎて、お城も大変広いので早足で肖像画に時間を掛けない方も多いのではないでしょうか?

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たとえ早足で見ても、数多くある肖像画にある動物が一緒に描かれていたのに気づいた方もいるかもしれません。その動物とは、犬のパピヨン。後ろから見ると耳の形が蝶のように見えることから、フランス語で蝶を意味するパピヨンという名前が名づけられました。当時、ヴェルサイユ宮殿に通うお金持ちの貴族の間では、このパピヨンと一緒に肖像画を描いてもらうのがステイタスでした。そのために起こった悲劇としか言えないような残酷な実話をご紹介させていただきます。

庶民の苦しみを省みず、贅沢三昧の日々を送ったマリ-・アントワネット達。長い間彼女たちのおかげで、食べるものにも困り最低限の生活を強いられていた庶民の怒りが爆発。そして、フランス革命により皇族は牢屋に投獄され、死刑になったことは皆さん記憶の隅にあると思います。

お城に詰め掛けた市民たち。彼女たちが目にしたのは、貴族やマリ-・アントワネットの肖像画。そこに数多く登場していたパピヨンは、市民にとって贅沢の象徴に見えてしまいました。そこで、何とフランス中のパピヨンが一緒に処刑されてしまったとか・・・・。幾らなんでもひどすぎますよね。しかし、戦争は時に人を冷血な人間に変えてしまうのかもしれません。しかし、この事件で本来のパピヨンが姿を消してしまい、その後愛好家たちが交配を行い、現在のパピヨンが誕生したそうです。

 これからお城を訪れる方は、是非肖像画を注意してみてくださいね。

ちなみにフランス国歌である、「ラ・マルセイエーズ」。1792年7月11日に「祖国は危機にあり」と立法議会が宣言をし、フランス各地から義勇兵がパリに集結しました。この際、マルセイユから来た義勇兵たちが歌っていた軍歌が広まり、後にフランス国歌になりました。軍歌だった通り、内容は君が代同様戦争を題材にした残酷なものです。

 

ちなみに、フランス革命で大活躍したナポレオン・ボナパルト。彼は大変な怪談好きで夜な夜な暗闇の中怪談話にふけっていたそうです。実は、マリー・アントワネットもナポレオンも同じ幽霊を見たそう・・・。パリの王宮チャイルリ-宮殿にも、「チェイルリ-の赤い小男」と恐れられる幽霊が存在したそうです。この小男は、宮殿に住む主の死の直前に本人の前に現れるそうです。1792年8月10日民衆が宮殿を襲撃してくる日の朝、マリー・アントワネットは廊下でこの小男を見たそうです。更に、ナポレオンが退位する直前にも現れたとか。怪談好きの彼も、本物?を見てどんな気分に陥ったのでしょうか?

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更に、世界遺産で有名なモンサンミッシェル。8世紀のはじめに、アヴランシュの司教であった聖オベ-ルの夢の中に現れた大天使ミカエルが、この地に修道院を建てるようにお告げをしたそうです。そして完成した修道院は数多くの巡礼者で賑わうことになりました。しかし、その影にも数多くの尊い命が奪われました。何と修道院の建築に携わった方たちが、他に建築の秘密を漏らさないために生き埋めにされたそうです。一時期は牢獄として使われていた時期もあるので、島内に泊まられる方は亡霊に出くわすなんてこともあるかもしれませんね・・・・。島全体が深い霧に包まれることもあるので、亡霊が出てくるような錯覚に駆られるかもしれません。モンサンミッシェルへ個人で行かれたい場合の記事を別に掲載させていただいております。この夏で掛けたい方は、是非 /france-3151/ を読んで参考にしてくださいね。

 

 

 

 

 

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