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日本人の子供たちが聞いてうらやましがる長期バカンス  宿題ゼロ?のフランス[ヨーロッパ-フランス]

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フランスをはじめとするヨーロッパ各国は、とにかく学校もお休みばかり。ゆとり教育にもほどがあるのでは?と心配するほど、フランスでは普段から宿題さえ殆どありません。

夏休みなんてたっぷり2ヶ月もあるのに、まったく宿題がないのには驚きました。最初は娘を疑い、周囲の子供たちに宿題がないのか確認していた私。何故なら、私は夏休み最後の夜徹夜して宿題を済ませていた過去があり、更に娘に言わせると本当にフランス人なのか疑ってしまう程だと言うフランス語能力の父親。彼も勉強ではなく外でスポ-ツ三昧の日々を送っていたため、そんな私達の血を引く娘が宿題なしと言っても、遺伝なのかなと疑ってしまいました・・・。

しかし、何と法律で書く宿題が禁止されているとか?!?しかも昨年、国会では更に全ての宿題を廃止することを議論されていました。これは、フランス国内にはかなりの移民が多いことで、両親がフランス人でない場合家の中では当然彼らの言語で話すために、子供の学力に支障をきたす場合があります。当然宿題を出しても、家で手伝うこともできないため、フランス人を両親に持つ子との学力が更に広がってしまうという懸念から議案されていました。もちろん、フランス人家庭でなくても家庭教師を雇えるご家庭との学力の差もできてしまいますよね。

日本で産まれ4歳まで日本育ち、母親の私は適当なフランス語しか話せないため、娘が小学校に入学した際に特別テストが行われました。娘のように外国で生まれ育った子や、片親が外国人だったりする子のフランス語能力を確認し、補足が必要な場合は特別クラスで学習するためです。結果娘に関しては、「フランスで生まれ育ったフランス人を両親に持つ子たちよりはるかにフランス語が上手い。」と先生から太鼓判をいただき、特別クラスに行くことはありませんでした。フランス人の子供たちがよく通う発音矯正のお医者さんにも通う必要はありませんでした。ちなみに、ビアリッツ英会話学校が6ヶ国語の童謡を納めたテ-プを3000円ほどで購入。聴覚をつけることを目的にスペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、フランス語、英語で各言語3曲くらいずつ収められたテ-プです。このテープを車に乗る時だけかけていたら、1歳の時には全て歌いだした娘。現在ネットで検索すると出てきませんが、娘には効果覿面すぎて、その分ああ言えば100倍返しの1歳児に泣かされました。英会話学校に通わせなくてもバイリンガルな子に育てたい方は、YOUTUBEで各言語の童謡を聴くことができるので、数ヶ国語の童謡を聞かせて聴力を養うことをお勧めします。

新学期はじめに、先生の紹介も兼ねて1年間何を学習するのか説明会が行われます。夫婦揃って参加される方も多く、皆さん熱心にメモを取り、こんな学習を取り入れて欲しいなど議論が白熱します。政府の方針に反して、教育熱心な親が何と多いのかびっくりさせられます。「勉強よりも自分が一番好きなことをとことん追求しなさい。それで勉強がおろそかになってもいいから。」と言う親は私ぐらいのもので、皆さんの熱心さに親として間違っているのかな?と一瞬考えてしまいますが、娘の部屋は日々スポ-ツジム化していくほどスポ-ツ教育に関しては人一倍熱心な私。

フランスでは小学生でも飛び級、落第制度があるので個人の学力に応じ何度も落第を繰り返す子もいるようです。正直小学校1年生の教科書を見ると、算数が塗り絵で勉強する部分も多く、人一倍教育不熱心な私でさえあまりのゆとり教育に娘の将来を心配するくらい。しかし、そんなゆとり教育であっても1年生の時から落第する子も多々見受けられます。

一方、飛び級が望める子には授業中、同じクラス内で上の学年の問題集を配られ自主学習させらるときもあるそうです。娘たちの学校では、小学校1年生の時に3年生の問題を、2年生の時に6年生の問題を娘と男の子二人がしていました。フィギュアスケ-トのレッスンが週6日ある娘に対し、彼ら二人もホッケ-ざんまいの日々を送っているため、毎日リンクで遭遇します。そのうちの一人は、お母さんが説明会で一番熱心に先生に注文をつけていたので、きっと家でも自主学習しているのでしょう。それに対して娘は、毎日最低一冊は本を読みますが、家でも外でもスポ-ツに明け暮れています。そんな状態でもトップ争いできるくらい、フランスはゆとり教育過ぎると言っても良いでしょう。きっと日本人の子供がフランスに越してきて、フランス語が話せるようになってからは確実にトップが争いできるでしょう。

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夏休み前には本屋にずらりと自主学習用の問題集が並びます。皆さん数冊ずつ買っていかれる方も多く、私も一応買ってみました。しかし、本棚に並べておくだけで娘に一度たりとも「勉強しなさい。」と言ったことはありません。

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こちらの「 petits jeux de mots trop rigolo 」は、ゲーム感覚で勉強を楽しめる一冊なので、娘も楽しみながら解いています。学年別に出ているので、フランス語学習者にもお勧めの勉強法です。

 

夏休みなど大型連休は、フランス国内でゾ-ンを設け、休みでバカンス地に人が集中しすぎないように開始時を週間単位でずらしています。これによりバカンスでリラックスしたいのに人が多すぎてかえってストレスになったなんてことも避けられるし、バカンスに向かう高速道路の渋滞も緩和することが可能になります。観光地では短期間ではなく長期に渡りお客様を確保することが可能になります。

 

現時点では水曜日も学校が休みのフランス。日本のように鍵っ子は許されない社会なので、働くために子供を預ける場合、正直自分が働いて1日稼ぐお金よりも多く子守の方に払わないといけないのが現状です。来年からは水曜日も学校に行く方針に決まりましたが、各自治体により実施しないところもある模様です。

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私が住んでいるシャモニ-は、夏のバカンスは観光客で大賑わい。そのため、ホテルやレストラン、お店などの職業に従事する人間は、当然子供がバカンスでも親は仕事で大忙し。

2ヶ月間ある夏休み、子供はどこで過ごすかというと、日帰りの臨海学校、もしくは泊りがけの臨海学校で過ごします。または祖父母の家で過ごす方も多いです。学校などの仕事に携わる人は、子供と一緒に2ヶ月バカンスに出掛ける方も多いです。

日帰りの臨海学校は、各自治体によってかなり1日辺りの値段の差があります。以前住んでいた都市の臨海学校のお値段とシャモニ-の臨海学校では何と5倍の差。空きがあれば、観光客でも受け付けてくれるので、大人だけで1日体験したい方、子供に語学プチ留学を体験させたい方は安心して預けられる施設でもあります。こちらの子達は、様々な国籍の子達に慣れているので、言葉が通じなくても仲間に入れてくれます。娘も4歳で日本から引っ越してきた際、完ぺき主義のため最初の3ヶ月は一言も話しませんでした。それでもお友達は増えていき、毎日楽しく過ごしていました。年齢別にクラスわけされ、様々な体験をします。シャモニーの臨海学校では、夏ぞりをしたり、メール・ドゥ・グラスに連れて行ってくれたり、プールやアイススケ-トリンクに連れて行ってくれたり、ハイキングなど様々なアウトドアスポ-ツを満喫することが可能です。その他、お菓子作り教室や絵画教室なども。

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一方泊りがけの臨海学校は、かなり費用が高くなります。一週間で500ユ-ロ以上は相場です。好きな場所と何を体験するのか、期間を選んで申し込みます。

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一番人気で申し込み開始後即満員になるのは、シャモニーの近くのロッククライミングを毎日のように取り入れている臨海学校。高校生になると、他のヨ-ロッパ各国やアフリカなどに行く臨海学校も存在します。3年前に娘を二-スの近くのサンラファエロという海辺の町に2週間、更にシャモニ-の近くの山の中の臨海学校に1週間送り込みました。現地まで親が送迎しなければならない場合と、最寄の駅から専用のバスで送迎してくれる場合があります。行く時は泣いていた娘も、現地でたくさんお友達ができ、バナナボードやマリンスポ-ツを満喫して帰って来るなり、また行きたいとのこと。知らない子供たちとの共同生活は、子供の自立心を一回りも成長させてくれるようです。私は3週間分の臨海学校プラス日帰りの臨海学校代でお給料の半分をつぎ込みましたが、娘が夏休みを満喫できたので仕方がない出費なのかなと思います。

2年前から夏休み中も、フィギュアスケートの強化合宿が行われるようになりました。朝8時からお弁当を持ち、14時まで行われるので私としては臨海学校代よりはるかに安い出費ですむため大助かり。しかし、お嬢様のスポ-ツであるフィギュアスケ-ト、我が家以外当然お金持ちのご家庭なので皆さん合宿でも参加せずにアメリカやアフリカ、オーストラリアなどに1ヶ月から2ヶ月滞在するご家庭も大変多いです。娘たちの合宿は2ヶ月間のバカンス中、5週間。後3週間泊りがけの臨海学校に行くか本人に聞いたところ、他のチ-ム主催のスケ-ト合宿に参加したいとのこと。ネットで検索したら幾つか実施しているところがあったので、本人がメイルを書き送っていました。こちらの費用も一週間合宿代だけで160ユ-ロから400ユ-ロとかなりクラブにより差があり、安いところを選択しようとしたら、強豪チームが良いと本人に却下されました。そこに宿泊代も払わなければならないので、我が家の家計は真夏でも木枯らしが常に吹いています。

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 バカンス中仕事で忙しいご家庭は、バカンス後新学期が始まった時期、もしくはバカンス前に子供の学校を休ませて、1週間から2週間くらいバカンスに出掛けるご家庭も多々あります。さすが、仕事よりも人生を謳歌することを大切にしているフランス人。日本では決してそんな理由で欠席するなんて許されませんよね。ちなみに娘の父親のいとこ家族、二人の子供を連れて3年間キャンピングカ-で世界一周旅行に出掛けていました。お母さんが学校の先生をしているので、旅先で勉強を教え、学校から送られてくるテストを受けさせて進級できる模様です。

バカンス好きなフランス人のために、フランス国鉄が打ち出しているプロモ-ション価格を以前こちらでご紹介させていただきました。まだ拝読されていない方は、是非

/france-2828/ をお読みください。フランス国鉄のサイトで早期予約すると、パスを買うよりかなりお得なお値段でフランス周遊の旅を満喫することが可能になります。是非貴方もフランス人に負けない、人生を謳歌する旅に出てくださいね。

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