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「海外の夏休み事情」 学生のアルバイト事情 [ フランス ]

 

P1010576_1ヨーロッパの学生は2ヶ月間の長い夏休みに突入しました。バカンス好きの欧米人。2ヶ月間思い切りバカンスを楽しむ子も多いですが、堅実にアルバイトに励む子もいます。

私が働くホテルでも、夏休み中3名の大学生が一緒に働いています。二人はいとこ同士で、一人がまず1ヶ月働いた後、バトンタッチでもう一人が一緒に働きます。二人ともアルバイトで貯めたお金で海外旅行を満喫するそうです。

日本から海外留学、海外就職に憧れを持っている方も多いと思います。そこで、フランスのアルバイトなどの探し方、就職事情についてお伝えしたいと思います。

 

仕事の探し方

P1010600_1職安のサイト http://www.pole-emploi.fr/accueil/ や各職業紹介所のサイトhttp://www.indeed.fr/emplois http://www.optioncarriere.com/emploi 等以外に、各市役所やスーパーに掲示板があり、雇用主が広告を出していることもあります。または、逆に貴方がどんな仕事を探しているか広告を出すことも可能です。こちらの掲示板は広告代も掛からないので誰でも気軽に申し込むことが可能です。そのため、掲示板には数多くの仕事を探す学生たちの広告が見受けられます。彼らは、どんな仕事を探しているのか、どんな資格があるのか、自分の携帯番号を記載した広告を出して雇用主からの連絡を待ちます。もちろん、自分で各企業に売り込みに行く人や親を通じて知り合いのオーナーに紹介してもらう人も多いです。

 

学生のアルバイト事情

フランスは資格社会。意外と思われるかもしれませんが、レストランのサービス係やホテルの掃除婦にも資格を持っている人がいます。もちろんこれらの仕事は、資格がなくても仕事につくことは可能です。しかし、少しでもお給料をアップしたいと思ったら、社会に出てから資格を取るために研修を受ける人も多くいます。4つ星ホテルや有名なレストランでは、掃除婦であっても資格を求められることも多く、語学力を問われることも多いです。

そのため、学生ができるアルバイトも限られてきます。学校によっては、半分学校で学びながら、半分は企業で研修生として働くというシステムもあります。先日出遭った医者の卵であるフランス人女性は、6ヵ月ごとフランス各地を転々としながら病院内に住み込み研修生として働いて賃金も支払われるとのこと。実際に現場で働くほうが多くを学べます。それにより、自分が想像していた世界とはかなりギャップがあったと思い、途中で進路を変更する学生もあらわれるようです。

フランスも日本同様、近年医者不足に悩まされています。私達が住むシャモニーでは、様々なアウトドアスポーツによる事故が起こり、それに対応する緊急病院があります。しかし、この緊急病院では病気などの手術ができるわけもなく、骨などのレントゲンをとることは可能ですが、更に詳しい検査が必要な場合は下界の病院に回されることが殆どです。私も今年の冬雪で滑って転んでしまい、思い切り腰を強打して緊急病院に行く羽目になりました。しかし、レントゲンでは判別できない場所だったため、下界の病院で更に詳しい検査が必要だと言われ予約したところ、1ヶ月先の日程を指定されました。これでは、検査をする頃には完治しているかもしれません。医者になるためには、他の職業の倍以上勉強期間が必要なため、親が負担する費用も莫大になり学ぼうとする学生が減ってしまうのではないでしょうか?

 

アルバイト時の滞在先

多くの学生が仕事をしながらバカンスを満喫するために、海辺の町や山などの観光地を選ぶ人が多いでしょう。もちろん、夏場は海辺の町、アルプス登山が盛んな町にアルバイトを得るチャンスも大変多いです。自分の実家があれば家賃も掛かりませんが、実家と離れている場所がよければ住み込みのバイトやキャンプなどに数ヶ月泊まってアルバイトをする子も多いです。

私も放浪中、ブルターニュ地方のキブロンのユース内の敷地に、当時オーナーであった私の大親友からテントと寝袋を借り、3ヶ月近くテント暮らしをしたことがあります。その時、私同様数ヶ月テント暮らしをしながらアルバイトをしている大学生が数多くいました。クレルモンフェランの大学生だったビビアンは、フランス国鉄の窓口でアルバイトをしていました。自分のテントと寝袋を持ち込んで、キッチンや共同のシャワー、トイレが使えるので1泊5ユーロ。フランス国内には数多くのキャンプ場があり、家族旅行を楽しむ方も多いですが、アルバイトをする学生も多く滞在しています。夏場、海辺の町もアルプスに近い町もですが、夜は冷えるので、キャンプファイヤーをしながら皆で語り合い、カップルが誕生することも多いです。家賃の高いシャモニーでは、学生だけでなく季節労働者がキャンプ場に滞在しながら働くことも多いです。キャンピングカーを持っている人は、各地の無料駐車場を利用する方も多いですが、長く一定の場所に止めていると警察の見回りにより発見された場合、罰金を払わされることもあるようです。

 

学生に人気のアルバイト

シャモニー界隈で学生に人気のバイトと言えば、雄大なアルプスの景色が堪能できる宿泊可能な山小屋。彼らは、期間中住み込みでアルバイトをします。

P1010603_1各パン屋さんの店先に出現するアイススタンドやファーストフード店でアルバイトをする学生が多く見受けられます。

 

需要度が高いベビーシッター

P1010602_1掲示板に大変多く登場する広告がベビーシッター。フランスの場合、子守りは規定の研修を終えテストに合格した国認定の子守りもいますが、一度に預けられる人数や対象年齢が決まっています。ただ、週末預かってくれる人は皆無に等しい状態。費用を安く抑えたい場合は、日帰りの臨海学校がおすすめですが、小さな子の場合は決められた時間に送り迎えをすることが義務付けられています。またこちらも週末や祭日は閉まっています。そんな時に重宝されるのがベビーシッター。掲示板には学生自身が広告を出すもの、親が広告をだすものの両方があり、重要度が高い仕事になります。OVNIなどフランス在住の日本人が発行しているフリーぺーパーでもよく日本語を話せるベビーシッターを募集する広告をよく見かけます。

シャモニーの観光案内所にはベビーシッターの履歴書があり、旅行者の皆さんが子供を1日預けて大人だけでハイキングなどを楽しみたい場合は便利です。1時間辺りの相場は、8~15ユーロ程度。彼女たちの話せる言語なども記載されているので好きなベビーシッターを選んで連絡を取ります。子供と歳が近い分、子供も楽しめるかもしれません。彼女たちの多くが学生のアルバイトですが、BAFAという資格を持った子達が殆どです。この資格を取ると、臨海学校などの講師として働くことも可能なので、バカンス中泊りがけや日帰りの臨海学校でアルバイトをする学生もいるようです。

日本で先日、ネットで知り合った方に子守りを頼んで子供を殺されてしまった方もいましたよね。もちろん他人の子供を預かるというのは、とても大変なことだと思います。事故がないとはどこの国でも言い切れません。欧米人の場合、他人の子供を預かるということに慣れています。両親が二人だけの時間を満喫するために、たまに子供を預けて外出するなんてこともあります。その行為にとやかく言う人たちはいません。日本で生まれ育った私は、いまだにこの行為に抵抗感を覚えますが、子育てに疲れて夫婦間がぎくしゃくしてしまうより、たまに恋人同士にかえって一緒の時間を共有することで、夫婦間の関係を良好に保てば子供の発育に関しても良いことかもしれませんね?ただ、フランス人でさえ疑問を感じてる人もいました。先日、主に子供のスキーインストラクターをしている知り合いが、「一週間のバカンス中一週間丸ごと子供を預け、親たちは一日中スキーを満喫している人たちが多い。親たちのためだけのバカンスなのか、家族のバカンスは何処にいったのか?」と言っていました。

 

バカンス気分を堪能しながら出遭いのあるアルバイト

外国で働きたいという学生に人気の仕事場がユースホステルの住み込みアルバイト。ユースホステルのサイト内に履歴書を登録して連絡を待つ場合と、各自が好きなユースホステルに直接申し込む場合もあります。場合によっては研修生として、とても安い賃金で働かされる場合もあります。しかし、その場合は拘束時間も少ないので同時にバカンスを満喫することも可能です。

シャモニー界隈の町では、各市役所に雇用契約書とパスポートサイズの写真を一枚持参し、2ユーロを払うと季節労働者カードを作ることができます。もちろん学生のアルバイトでも、きちんとした雇用契約書が作成されます。この季節労働者カードは、契約期間に関係なく6ヶ月間有効です。シャモニー界隈のモンブラン登山鉄道やバスに無料で乗れる特権だけでなく、様々な施設において割引特典があります。ロープウェイのチケットが半額近くなったり、スポーツセンターを利用するに当たっても割引が適用されます。この特権をおおいに利用しながらアルバイトでお金を貯めて夏休みを満喫する学生も多いです。

 

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