長距離バスイメージ

ベルリンから行く、お得で手軽な小旅行プラン [ ドイツ ]

 

日本人観光客の少ない北ドイツ

私の印象として、ベルリンをはじめとする北ドイツは、他の街に比べ比較的日本人観光客が少ないように感じている。ドイツといえばやはりフランクフルト、ミュンヘンをはじめとする南の大都市、そしてロマンチック街道ということになるのだろう。理由は様々あるのだろうが、北ドイツには日本からの飛行機の直行便が無いこと、いかにもヨーロッパらしい中世の街並みが残されているエリアが多いからではないかと思っている。しかし知名度の高いミュンヘンも、人口規模でみるとベルリンの約350万人、ハンブルグの約180万人に続き、人口140万のをドイツ3番目の都市であり、さらに世界的にも知名度の高いフランクフルトは、意外なことにベルリンの1/5にあたる約70万人でドイツ5番目の大きさの都市なのである。

フランクフルト

フランクフルト

またベルリン、ハンブルグ、ドレスデンはそれぞれに違った特徴を持っているので、北ドイツの3都市として併せて行くと同じドイツといえど違った魅力でオススメだ。まず私の住むベルリンは、同じ首都として東京をイメージするところだろうがかなり異なっている。それはつい20数年前まで東西に分断され、旧東ドイツ域内に位置していたことによる経済的な遅れや、物価の安さなどである。大都市ではあるがビジネス中心の街ではないが故のゆとりや、おおらかさが魅力だ。一方ハンブルグは、港湾都市として栄える北ドイツの経済の中心都市だ。エルベ川を中心に発展した街は非常に洗練されており、日本で言うところの横浜や神戸のような位置づけになるだろう。最後にドレスデンはドイツの中でも古都という位置づけにあり、壮麗な宮殿や教会など、バロックの街である。ベルリン、ハンブルクなどは非常に現代的な街なので、私たちが期待する「ヨーロッパ」という雰囲気が一番感じられる街であろう。

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長距離バス解禁

まず何故電車ではなくバスなのか。それはずばり値段の安さである。日本でもお馴染みの長距離バスであるが、ドイツではなんと2013年の1月1日に解禁されたばかりだ。正確に言うと、鉄道の路線保護のため1935年から78年間も禁止されていたのだ。私がドイツに移り住んだ頃は、ドイツ国内の旅行でも電車か飛行機しか選択肢がなかった。しかし解禁されるや否や、10数社が乱立する長距離バス戦争とでもいう状態になっている。そして競争の激しさも手伝って、その運賃は鉄道や飛行機と比べて驚くほど安い。

長距離バスイメージ

長距離バスイメージ

 

運賃比較

例えば、約300kmの距離であるベルリン⇔ハンブルグ間の運賃を鉄道と比較してみると、ドイツの新幹線ICE(Inter City Express)では片道78ユーロ(約10,000万円)のところが、各社なんと15ユーロ前後(約2,000円)が相場だ。往復運賃でも電車の半額以下である。もちろん新幹線の方が時間的には早く約1時間40分、長距離バスでは3時間30分程かかるので、日程がタイトな旅行には不向きである。同じく約200kmの距離であるベルリン⇔ドレスデン間は新幹線では65ユーロ(約9,000円)のところが、高速バスは10ユーロ前後(約1,400円)である。時間は新幹線で約2時間45分、意外なことに長距離バスでも2時間45分である。バスの方は渋滞で遅れるリスクは新幹線より高まるが、残念ながらドイツでは新幹線を含む電車でも日本より遅れることが多い。

ドイツの新幹線ICE

ドイツの新幹線ICE

 

ドイツの高速道路「アウトバーン」

では何故こんなにも値段の差があるのだろうか。一つの大きな理由は、ドイツの高速道路「アウトバーン」にある。速度無制限で有名なこのアウトバーンであるが、料金も無料なのだ。(速度制限のある区間もある) 日本では高速道路の利用料金は距離とともに上がっていくのが一般的であるが、それが無料で運賃に反映されないとなるとこの差はどんどんと広がっていく。なお、速度無制限とはいえ、高速バスは100km/h前後で走行するので安心していただきたい。もちろん追い越し車線を走る車の中には、200km/h以上で走り抜けていく車を見ることができるだろう。また北ドイツは南ドイツに比べ、大規模なウィンドファーム(風力発電)が多く、アウトバーンからも非常によく見えるので、この現代ドイツらしい風景にも注目して欲しい。

アウトバーンとウィンドファーム

アウトバーンとウィンドファーム

 

急速に成長する高速バス

では気になるバスの乗り心地はどうだろうか。日本では安かろう悪かろうというのが長距離バスですぐにイメージするところだろうか。しかしドイツの長距離バスは2013年以降に導入されたものがほとんどなので、私が過去に数社のバスに乗った際は、どの車両も設備も新しく、シートの座り心地もとても良いものであった。また運行会社によっては、車内での飲み物や軽食の販売、車内の無線LANなども完備していた。その辺りはさすが自動車大国といったところだろう。そしてオランダ、フランス、スイスなどの隣国にもどんどんと路線を拡大している。

このように長距離バスは、ドイツ国内でも新しい交通手段として、運賃の面、また自家用車やレンタカーに比べ1人当たりの燃料消費量や二酸化炭素排出量が少ないという環境面のメリットからも急速に成長している。各社英語のホームページなども充実しているので是非次回はバスを利用して、北ドイツを旅してみてはいかがだろうか。

 

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