本人が振舞うケーキタイム

ドイツ(ベルリン)に住んで驚いたことベスト10 [ドイツ-ベルリン]

 

今回は、私がドイツに住んで驚いた事をランキング形式でお伝えしたい。

 

1位:誕生日の習慣

ドイツに移り住んで、まず驚いたのがこれだ。それまで誕生日とは、ケーキやプレゼントで周囲の人に「祝ってもらうもの」という風に思い込んでいた。しかしここドイツでは、自らケーキを持参し、皆に振る舞うのが習慣だ。その意味はおそらく、普段お世話になっている人たちへの感謝ということなのだろう。その為私の勤める会社では、週に一度は誰かしらの誕生日があり、ランチの後はケーキが振る舞われる。この習慣には同僚のスペイン人も驚いていたので、ヨーロッパではどこでもという訳では無いのだろう。

本人が振舞うケーキタイム

本人が振舞うケーキタイム

 

2位:育児支援制度の充実

ドイツでは育児に対する経済的支援が充実している。有名なのは「児童手当」で、給付内容は第1子・第2子は月184ユーロ、第3子は月190ユーロ、第4子以降は1人につき215ユーロとなっている。驚くべきはその給付期間の長さだ。通常18歳まで、学生の場合は25歳まで延長される。その場合、なんとトータル55,200ユーロ、日本円でなんと約770万円が支給されるのだ。加えてドイツでは、一部の例外的な場合を除き、妊娠・出産、そしてその後の保育園から大学までの教育にかかる費用はほとんど無料である。しかしそれでもなお、出生率の改善が見られないことも驚きである。

子どもは社会の宝物

子どもは社会の宝物

 

3位:2015年から赤字国債ゼロ

2015年以降、ドイツは46年ぶりに赤字国債の発行を停止することを閣議決定した。つまり国が借金をしなくても歳出が賄える状態になるのだ。これは第2位にあげた育児支援制度や社会保障制度の充実度と合わせて見ると、その意味の大きさがわかる。

 

4位:あっそ~(Ach, so)

私はドイツ語がまったくできないままドイツに移住した上に、仕事まで始めてしまった。会議や打ち合わせどころか、ランチタイムの会話にすら入れなかったのも今となっては懐かしい思い出だ。そんな中でも、聞き取ることができたのがこの「あっそ~(Ach, so)」というドイツ語だ。しかも使い方まで日本語とまったく同じで、驚いた時などのリアクションに使うのだ。皆さんもこのランキングで驚いたことがあればドイツ語でぜひ言って頂きたい。「Ach, so~!!」と。

 

5位:仕事とプライベートの位置づけ

ドイツでは仕事とプライベートを天秤にかけると、明らかにプライベートが重要とされる。誕生日などの家族のイベントで有休を取る人も多い。仕事の締切直前に数日間残業が続くことはあれど、それが常態化し始めると同時に、彼らは環境を変えること、すなわち辞めることを考え始める。彼らにとって仕事とは経済的によい生活を送るための手段である。その「手段」である仕事が「目的」である生活を侵す事態は、本末転倒なのだ。

仕事よりプライベートが優先

仕事よりプライベートが優先

 

6位:風車と太陽光発電の多さ

ベルリンから少し郊外に出ると、地平線まで見渡す限りに広がると言えそうな数の風車を見ることができる。先日2014年上半期の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合が、過去最高の28.5%(同期前年比+4.1%)に達したという発表があった。しかも驚くべきは、再生可能エネルギーの発電において、全設備容量の約35%を占めるのが個人で、農家も合わせると全体の約50%に上るということだ。大手電力会社のたった5%という数字を見ると、市民が中心となって再生可能エネルギーを普及させてきたことがわかる。

北ドイツの風車

北ドイツの風車

 

7位:ビールを飲んでいる人の多さ

ドイツと言えばビール。ビールといえばドイツ。予想はしていたが、それ以上に皆ビールをよく飲む。街なかのカフェやレストランで昼前からビールを飲む人の姿を見かけることは日常茶飯事だ。さらに驚くべきは、そのグラスの大きさだ。小サイズが日本の中ジョッキほどで、通常サイズはというと、それはもう1リットルジョッキである。またその種類の多さゆえ、スーパーや売店におけるビールコーナーの広さにも圧巻だ。しかしそんなドイツでも、近年はビール離れが進んでいるという。

ドイツと言えばやはりビール

ドイツと言えばやはりビール

 

8位:電車の不正確さ

比較的時間に正確なドイツだが、残念ながら日本ほど正確には電車が来ない。しかももっと残念なことに、新幹線(ICE)や長距離列車こそ遅れる傾向にある。10分、20分は当たり前。遅れるだけならまだしも、突然乗車ホームが変わったり、目的地にたどり着かないことすらある。以前、ベルリン中央駅行きの新幹線に乗車中、その手前の駅が終点となるため全員下車してください、とのアナウンスが突然聞こえてきた。にわかには信じられない私を尻目に、他の乗客達は、「素晴らしい!」「さすがDB!(ドイツ鉄道)」などと皮肉を言いながらも当たり前のように下車していった。ドイツ国内を電車で旅行される場合には、ぜひご注意を。

ドイツ新幹線(ICE)

ドイツ新幹線(ICE)

 

9位:リサイクル文化

ドイツでは日本の蚤の市に相当する「フローマルクト(Flohmarkt)」が盛んであるが、そのリサイクル文化を語るには、それだけでは十分ではない。ここでは道端でよく見かける「フェアシェンケン(verschenken)」という単語を紹介したい。これはドイツ語で「贈り物にする、あげる」という意味で、住宅地を歩いていると、アパートの前でこう書かれたダンボール箱をみかけることがある。これは「どなたか必要な方に差し上げます」ということなのだ。中にはまだまだ使えそうなものから、およそ使い古したものまで様々あるが、驚くべきは朝見たそのダンボール箱が夕方になると必ずといっていいほど綺麗に空になっていることだ。さらには、フェアシェンケンなのかどうかは定かではないが、道端にダンボールには入らない大きさの家具や家電が置いてある場合もある。ベルリンという街の「ゆるさ」を考えるとおそらく、どうぞ持って行ってくださいということなのだろう。

道端に置かれていたソファ

道端に置かれていたソファ

 

10位:空の広さと緑の多さ

ベルリンはドイツの首都ということで、東京をイメージされる方も多いかもしれないが、その印象は大きく異なる。都市政策の違いから、高層ビルが少ない上に、超高層と呼べる建物が一つもない。その結果、街を歩いていて感じる圧迫感が少なく、大都市であるにも関わらず「空が広い」という感覚を味わうことができるのだ。さらに一人あたりの公園面積は、東京の9倍にものぼり、中心部であるブランデンブルク門や連邦議会の前にこそ、特に大きくて緑が生い茂る公園や広場が存在する。そして多くの人が休日にはそこでゴロゴロとしている。ベルリン訪問を案内すると、皆必ず驚く光景である。

ベルリン市内の公園

ベルリン市内の公園

 

 

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