種類豊富なmilka

知られざる!?ドイツのスイーツ事情

 

ショッピングセンターのスイーツ専門店

ショッピングセンターのスイーツ専門店

 

ドイツのスイーツ事情

美食大国フランス、イタリア、そして世界的に有名なチョコレートブランドを有するスイス、ベルギー。数々のスイーツ強豪国に囲まれるドイツの有名なスイーツといって思い浮かべるのは、バウムクーヘンやクリスマスに人気のシュトレンあたりであろうか。その少しマイナーなイメージとは裏腹に、ドイツは前述の国々に引けをとらない、いやむしろそれらに勝る隠れたスイーツ大国なのである。統計によると2013年、ドイツは約396万トン、額にして120.5億ユーロのスイーツを生産し、ドイツ国内では一人当たり年間約32.3kgのスイーツを消費したのだという。単純計算でひと月あたり2.7kgと考えるとかなりの量だ。確かにスーパーのお菓子売り場で、大きな体をかがめながら商品を吟味している男性をよく目にする光景にも納得だ。

スーパーの端まで続くスイーツコーナー

スーパーの端まで続くスイーツコーナー

 

ドイツは隠れたチョコレート大国

ドイツのスイーツ市場において、国内消費シェアが一番高いのはチョコレートである。なんとドイツにおけるチョコレートの生産・輸出・国内消費量はいずれもヨーロッパ一を誇るのだ。スイーツで有名なフランスと比較しても、生産量においてはフランスの約3倍、消費量においても2倍にのぼるという。ドイツでは年間一人当たり約12kgのチョコレートを消費しているといわれており、単純計算するとひと月で1kg、日本の板チョコ約16枚分といったところだろうか。ちなみに日本では年間1.9kg、フランスでも6.6kgの消費量というから、ドイツでどれだけチョコレートが愛されているかがよくわかる。

 

ドイツのチョコレートメーカー、歴史

そんな驚くべきチョコレート消費量を誇るドイツの製菓メーカー売上トップ10では、実に7社がチョコレートを主力製品としている。中でもドイツ発のブランドとして日本でもよく目にするのが紫のパッケージが人気のミルカ(milka)だろうか。ドイツ国内ではメーカーの垣根を越えたコラボレーションミルカが数々販売されているため、なかなか飽きさせてくれないのが私の悩みだ。

種類豊富なmilka

種類豊富なmilka

高級チョコレートブランドも豊富で、デパートでは日本で出逢う機会の少ないドイツブランドのチョコレートを多数購入することができる。私のお気に入りはブレーメン発の老舗ブランド、ハシェ(HACHEZ)だ。ハシェは全世界でたった3%しかない最高ランクのカカオ豆を使い、カカオマスを自社製造している。とくにオススメの商品は、上品なオレンジの香りとナッツのキャラメルフレークがユニークなBraune Blatter Edel-Vollmilch mit Orange-Krokantという商品で、小ぶりな木の葉の形が食べやすいだけでなく、香りとクリスピーな触感の両方を楽しむこともできるのでオススメだ。ちなみに老舗のチョコレートブランドがリューベック・ハンブルク・ブレーメンなどの北ドイツに多いのは、13世紀以降に北ドイツ商業都市が貿易の独占と保護を目的として結んだ「ハンザ同盟」によるものと言われている。つまり港湾貿易により、当時貴重であったカカオをはじめとする製菓材料や紅茶・コーヒーなどの流通がさかんであった、というわけだ。

デパートの高級チョコレート売り場

デパートの高級チョコレート売り場

ハシェ(Hachezs)のチョコレート

ハシェ(Hachezs)のチョコレート

 

万人に愛されるグミ

もうひとつ忘れてはいけないのが、フルーツグミである。ドイツに住む人ならば、一度や二度はお店のレジやカウンターに「ご自由にどうぞ」とグミの入った小さな小瓶が置いてあるのを目にしたこともあるのではないだろうか。私の息子のかかりつけの小児科の診療室にも、こどもへのご褒美用に小ビンに入ったグミが置かれているのを見つけ、さすがドイツと思ったほどだ。

海外のグミと言われて思い出すのが、カラフルな熊の形で有名なHARIBOではないだろうか?Hans Rigel氏がドイツのBonnで創業したことにその社名が由来するというHARIBO社は1920年設立に設立されたが、有名なあの熊の原型は1922年に既に誕生していたというから驚きだ。食べたことのある人ならばご存知かと思われるあの独特の堅さは、噛む力を養うために設計されたのだという。前述のドイツ製菓メーカー売上トップ10の中で、グミとソフトキャンディーだけをストイックに展開するHARIBO社は第4位に食い込んでおり、HARIBOのグミがいかに根強い人気かがわかる。

所狭しと並ぶHARIBO社商品

所狭しと並ぶHARIBO社商品

ちなみにドイツでの人気TOP3は、1位が定番のGOLDENBAREN(金の熊の意)、2位が後ほど述べるラクリッツを含む色々な味がアソートされたCOLOR・RADO、3位がトロピカルフルーツ味のTROPIFURUTTIだ。2位のラクリッツとは日本語で甘草とされる薬草で、真っ黒のグミを「チョコレート味かな」と思って食べようものなら痛い目にあう。個人的にはどうにもラクリッツ味のグミはそのグミ(Gummi)という名の語源である「ゴム」かなにかを食べているような気分になってしまうほど好みの別れる味につき、お土産などで購入する際にはご注意いただきたい。

左からドイツHARIBO売上1,2,3位の商品

左からドイツHARIBO売上1,2,3位の商品

と、ここまで熱弁する私だが、日本ではそこまで甘いものに興味を持っていなかった。格段にドイツに来てから口にする機会が増えていたようで、たまに「HARIBOのグミを力いっぱい頬張りたい」など、自分でも驚くような衝動に駆られる時がある。なるほど、これが隠れたスイーツ大国の力なのか。

 

> この記事について報告する

関連するおすすめ記事

英語ができれば海外生活もスムーズ!オンライン英会話でらくらく英語レッスン! プチ海外生活を体験してみよう!まずは短キ留学でその国を知ろう! 出張のお土産に和柄マカロン 海外旅行、海外出張はフィールアブロードにお任せ!

絞り込み検索

ページ上部へ戻る