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- 大晦日に新年を占おう! -ドイツの鉛占いBleigiessen-[ドイツ]
ヨーロッパのクリスマスは遠方から家族が集まり、宗教色も残っているために大騒ぎもせず、朗らかに食事をし語らうという形で行われます。そして、大晦日はクリスマスから一転し、友達同士が集まりご馳走を並べてドンちゃん騒ぎ。12時になると至る所で大型の花火が上がり、シャンパンを空けて大騒ぎです。
そんな我が家も、大晦日は毎年数組の友達家族を招いてホームパーティーを開いています。この日ばかりは子供達も夜更かしを許されるため、ハイテンションで騒ぎます。
今年は子供達が大きくなったので、毎年大人だけで行っていた鉛占いを子供達にさせてみました。鉛占いは古代ローマの時代に神託を得るための道具として使われていました。現在では、大晦日の遊びとして行われています。1年を通して大晦日前のドイツのお店でしか売られていないので、ドイツの習慣と言えるでしょう。
鉛占いは、ドイツ語でBleigiessen、Blei鉛 をgiessen注ぐ、と呼ばれています。
手順としては
1. スプーンの上で鉛の塊を溶かす
2. 溶けた鉛を冷たい水に入れる
3. 水の中で固まった鉛を取り出す
水の中で固まった鉛が何の形をしているかを考え、鉛占いのセットについてくるリストに沿って解釈します。今回のリストには40の形とそれが意味する内容が書いてありました。
例年は、ティーキャンドルにスプーンをかざして溶けていたのですが、今年は最初の鉛が結構大きくてなかなか溶けなかったために、チーズフォンデュ用のランプに変更。ものの数十秒で溶けてグツグツしてきます。
出来上がった子供達の鉛たち。思っていた以上に色々な形に固まりましたが、どう見てもただのクズにしか見えません…しかし、期待している子供達のためにも、何とか素敵な形に見立ててみました。
結果、左から下へ
・木:自分の道を信じていけば良い事が起こる
・花:新しい友情が芽生える
・ドラゴン:ライバルに打ち勝つ
・ヤギの角:チャンスが膨らむ
というご神託を伝えました~パチパチパチ。子供達も大喜び。
形によっては不吉な内容もあるのですが(骸骨、こうもりなど)自分達の見立てで形の解釈はどうにでもなるので、良い内容を探すほうが良いですよね。
さて、子供達の2014年は占いどおりになるでしょうか?