ハワイで1番観光業が盛んなオアフ島。オアフ島と聞いて思いつくのは、ホテルが集まるワイキキ、巨大ショッピングモールのあるアラモアナ、アメリカ本土の町並みを思わせるカイルア、シェイブアイスとサーフィンで有名なノースショアなどが、有名どころでしょうか。島の北(ノースショア)、東(カイルア、ラニカイ)、南(ワイキキ、アラモアナ)が注目されがちですが、今回はガイドブックではあまり紹介されない島の西側をご紹介します。
コオリナ地区が開発され、少し前ではディズニーのホテルAulani(アウラニ)がオープンし、注目を集めた西海岸。観光客の出入りも増えたものの、まだまだ西側は古き良きハワイが残る、オアフ島でも貴重なエリアです。西側はオアフ島の中でも曇りや雨が多く、草木がよく育ちます。
ここオアフ島では知らない人はいないと断言できるほど有名な歌手イズラエル・カマカヴィオォレ(通称IZ)の像も、西海岸のワイアナエという地域にあります。「Somewhere Over the Rainbow / What a Wonderful World」は日本でもよく知られていますね。また、音楽演奏があるレストランでも、よくこの曲は歌われています。彼のウクレレの音色と大きな身体から発せられる歌声は、亡くなって15年以上経つ今も、多くの人を魅了し続けています。最近では、ワイキキのお土産屋さんやセブンイレブン等でも、彼のCDが売られており、IZの人気は健在です。
西海岸の海沿いの道、ファーリントンハイウェイをひたすら西に向かって走っていくと、このような景色が見えてきます。ホノルルとは違い、高い建物等全くなく、ただひたすらと青々とした海と山が続きます。その景色は車から見ても素晴らしく、ダイナミックな自然に感動します。
ファーリントンハイウェイは、北のノースショア方面までは続いていません。その道の終わりに、カエナ・ポイントの看板があります。この先は歩いてでしか行くことが出来ないので、車もここのパーキングに停めます。
カエナ・ポイント州立公園は、自然保護区に指定されています。野生のハワイアンモンクアザラシが、海辺でお昼寝していることもあります。また、ここは古くからのハワイアンの聖地でもあり、パワースポットとしても有名です。
ハワイの楽しみ方の1つに、サンセットがあります。ワイキキやアラモアナからも、綺麗なサンセットが見えますが、西海岸からのサンセットはまた特別です。特にカエナ・ポイントは、サンセットを遮るものがありません。カエナ・ポイントのビーチやゴツゴツとした岩、そして透き通った海が、サンセットをより綺麗に見せてくれます。島の南側、ワイキキやアラモアナ周辺だと、貨物船やクルーザーの通りが多く、写真に一緒に写ってしまうこともよくあることです。カエナ・ポイントまで来るのは少し大変ですが、この夕日を見たらそんなことも忘れさせてくれます。
いかがでしたか?
今回は、まだあまり知られていない、オアフ島の西海岸をご紹介しました。ワイキキとは別世界の、新たなハワイの良さ(本来の良さ)を知ることが出来ると思います。また、西海岸はローカル色がとても強く、観光客も目立ちます。訪れる際の行動やマナーは、注意してください。
普段はホノルル市内の喧噪の中で生活していることが多いので、週末は出来るだけこのような自然の中に身を置き、リフレッシュするようにしています。ハワイと言えば、ビーチ、買い物、グルメ等、人それぞれ楽しみ方は違いますが、今回ご紹介したように、また違ったハワイの良さを知って頂けたら嬉しいです。