公営プール。手前は子ども用の浅めプール、左奥は競泳プール、右奥はホットタブになっている

アイスランド発、地元民がこよなく愛すリラクゼーション・スポット

 

アイスランドでよく見られるプールの標識

アイスランドでよく見られるプールの標識

 

アイスランドに到着し、ホテルへチェックイン。お風呂にでも入ろうかという外国人がまず驚くのが、お湯。「変な臭いがする!」と観光客からフロントにクレームが入ることもしばしばあるというこのお湯、実は温泉なのです。アイスランドは地熱発電が盛んで、一般家庭や宿泊施設には、地下からくみ上げ、地熱で温めたお湯が、真水とは別の水道管で供給されます。地下水には硫黄やシリカといったミネラルが豊富に含まれるため、お湯の栓をひねると、普通の家庭でも自動的に温泉が出てくるという仕組みなのです。

 

公営プール。手前は子ども用の浅めプール、左奥は競泳プール、右奥はホットタブになっている

公営プール。手前は子ども用の浅めプール、左奥は競泳プール、右奥はホットタブになっている

 

自宅でも毎日温泉を味わえるものの、アイスランド人たちが好んで出かけるのは、各地区に1つはある公営プール。標準的な公営プールは屋外施設がメインで、25メートル(あるいは50メートル)プールに加え、必ずサウナとホットタブがついています。

ホットタブは38℃、40℃、42℃などのバリエーションがあり、もちろん地熱で温めた温泉が使われています。天気の良い日だけでなく、真冬の雪が降る日にも、アイスランド人たちはプールに集い、ともにホットタブにつかり、おしゃべりを楽しむのです。いわばアイスランド版スーパー銭湯といったところでしょうか。

ただ、日本の温泉・銭湯を違うところは、おもな施設は屋外にあり、裸で入浴しないこと。公営プールを利用する際には必ず水着を着用し、何も着ないで利用できる男女別のお風呂はありません。そして、プールに入る前には一旦裸になって、髪の毛から体全体をボディーソープで洗わなければなりません。シャワー室……といっても個別のブースにはなっておらず、シャワーの並んだスペースで、ゲストは裸で体を洗わねばならず、そういった文化に育っていない国の人にはかなり抵抗があるようで、最近は、仕切った一人用のシャワーも増えてきているようです。ただし、こうして入浴前にきちんと体を洗うルールのため、プールに含まれる塩素の量が少なめなのはよいところ。

 

レイキャビーク最大の公営プール

レイキャビーク最大の公営プール

 

レイキャビーク市内だけでも7ヶ所もある公営プール。その中でもレイキャビーク中心街から、交通の便もよくオススメなのは以下の2ヶ所所です。

 

<レイガダールスレイグ(Laugardalslaug)>

市内最大のプールで、営業時間が平日は06:30~22:00、休日は08:00~22:00までと長い。インドア・アウトドア競泳用プール・ホットタブ(6個)・大型すべり台と施設が充実しているのが特徴。

 

<ヴェストゥルバイヤルレイグ(Vesturbaejarlaug)>

中心街に最も近いプール。屋内プールはなく、屋外競泳用プールと子ども用プール・ホットタブ(6個)と規模は小さいが、今年新設されたばかりの大型ホットタブが人気。レイガダールスレイグに比べると地元民の割合が高く、のんびりした雰囲気。

 

アイスランド各地にある公営プールの情報は、その名も、www.swimminginiceland.com(英語)というサイトに詳しく載っていますので、ご参考までに。料金はレイキャビーク市営プールだと子ども130クローナ、大人600クローナ(1クローナ=約0.9円、2014年9月現在)で、タオルは有料です。地元の人は水着・タオル・自分の髪にあったシャンプー&リンスを持参するのが一般的なようです。

 

どこのプールの近くにも必ずあるホットドッグスタンド

どこのプールの近くにも必ずあるホットドッグスタンド

 

頭の先からつま先まできれいに洗い、好みの温度のホットタブにつかり、体が熱くなったら競泳用プールでひと泳ぎし、またホットタブで暖をとりながらおしゃべりしたりのんびりしたり……としていると、2時間くらいはあっという間に過ぎてしまう絶好のリラクゼーションスポット・公営プール。心ゆくまでリラックスしたら、帰る前に忘れずに立ち寄りたいのが、アイスランドの国民食・ホットドッグのスタンドです。アイスランド語ではホットドックとウィンナーは同じ単語で、プルサ(Pylsa)といいます。小腹が空いた時、アイスランド人のファーストチョイスはこのプルサ。公営プールの近くには必ずプルサスタンドがあり、お年寄りから小さな子どもまで、ひっきりなしにお客さんが立ち寄ります。やわらかいパンにカリカリのフライドオニオンとボイルしたソーセージ、そしてケチャップと甘いマスタード。アイスランド版スーパー銭湯の〆は、湯上りの牛乳ならずこのプルサで決まりです。ぜひお試しあれ!

 

> この記事について報告する

関連するおすすめ記事

英語ができれば海外生活もスムーズ!オンライン英会話でらくらく英語レッスン! プチ海外生活を体験してみよう!まずは短キ留学でその国を知ろう! 出張のお土産に和柄マカロン 海外旅行、海外出張はフィールアブロードにお任せ!

絞り込み検索

ページ上部へ戻る