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アイスランドのデートスポット

 

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秋、木々の葉は黄色く赤く色づき、緯度の高いアイスランドでは太陽の光が斜めに差し込むことで建物に陰影が投げかけられ、なにやらロマンティックな季節になってきました。夜もだんだんと長くなり、人恋しくなる今日この頃、アイスランド人たちはどんなところでデートをしているのでしょうか。

 

アイスランド人のデート意識とは

知り合いのアイスランド人数人におすすめのデートスポットを聞いてみたところ、驚いたことに一番多かったのは「アイスランド人はデートをしない」という回答! 国民30万人という小国では、同じ世代の男女はほぼどこかで友人・知人の輪が繋がっているといっても過言ではなく、しかも何代か遡ると血縁関係にあることもしばしば。なので、ちょっといいなと思う人がいたとしても「知り合いの前の前の彼女」だったり、「お姉ちゃんの前の彼氏の友達」だったりして、割と簡単に相手のことがわかってしまい、デートを重ねてお互いのことを少しづつ知る、という煩雑ながらもドキドキするステップが省かれがちなのです。

 

レイキャビークの目抜き通り、Laugavegur <レイガヴェーグル>

レイキャビークの目抜き通り、Laugavegur <レイガヴェーグル>

 

初めてのデートは、おしゃれストリートへ

とはいえ、恋に恋してちょっとロマンティックなことをしたいのがティーンエイジャーなわけで。お金はないけど夢はいっぱいある、そんな彼らが親や友人の車を借り、金曜日の夜に意中の相手と出かけるのはLaugavegur(レイガヴェーグル)というダウンタウンのメインストリートです。この道にはおしゃれなブティック、新しいカフェやウィンドウショッピングをするだけで楽しめるインテリアストアが並んでおり、日本でいえばいわば表参道といったところ。車道は一方通行になっており、週末の夜ともなると通りを流す車で大渋滞、時速15キロほどでのノロノロ運転を強いられます。これが若者にとっては絶好のデートタイムで、好きな音楽を流しながら、窓の外に見える店々・人々を肴に会話を楽しむのです。ちなみにこの行為にはrunta(ルンタ)といった呼び名までついています。

 

今年オープンしたてのホットなアイスクリーム屋、Paradis<パラディス>。ダウンタウンの流行に敏感な人たちに人気!

今年オープンしたてのホットなアイスクリーム屋、Paradis<パラディス>。
ダウンタウンの流行に敏感な人たちに人気!

 

非常に現実的な大人のデート事情

さて、親元から独立し、経済的にも精神的にも自由で自立した大人では、どんなデートが人気なのでしょうか。そこで聞かれるのが始めのセリフ、「アイスランド人はデートをしない」です。ある程度の年齢に達した男女の場合、まずはパーティやバーでいいなと思った異性と出会い、一晩をともに過ごし、体の相性を確かめてからその後、真剣な交際に発展させるかを決めるのが一般的だからです。厳しい自然環境で実利主義に育つアイスランド人らしい考え方といえるのではないでしょうか。最初からいきなり体の関係になるので、その後に会うのはデートというより、ハングアウト(一緒にお出かけ)。なので、行き先も至ってリラックスした日常的な場所になります。よくあるのは、コトがあった次の日にアイスクリームを食べに出かけること。ダジャレのようですが、アイスランド人はアイスクリームが大好きで、街の至るところにアイスクリームスタンドやアイスクリームコーナーを備えたカフェがあります。そこでまったりとくつろぎ、気が合うようならまた次に会うわけです。

 

個性的なラインナップでインテリ層に愛される映画館、Bio Paradis<ビオ・パラディス>

個性的なラインナップでインテリ層に愛される映画館、Bio Paradis<ビオ・パラディス>

 

日本でもおなじみのデートスポット、映画館

2回目のデート、というかお出掛けでよく行く場所は映画館です。アイスランドの映画館の入場料は1,250クローナ(日本円で約1,100円/2014年10月現在)ですが、火曜日の夜と日曜日の初回上映は大抵割引があり、800クローナ(日本円で約700円/2014年10月現在)になります(映画館によっては適用されない場合もあります)。ハリウッド製の映画の場合、ほとんどのものは本国での封切りと同じタイミングで上映され、英語音声にアイスランド語字幕がつきます。変わっているのは、どんな映画でも必ず真ん中に休憩時間がはいること。映画の上映前にあわてて駆け込んでも、この15分ほどの休憩時間に改めてポップコーンを買ったり、飲み物を買ったりできるのはよいところです。

 

アイスランドに来たら一度は行きたい公営プール

アイスランドに来たら一度は行きたい公営プール

 

寒くても温まる、地味デートの定番スポット

映画と並んでどの年代の男女にも一般的なデートスポットは公営プール。アイスランドには、どんな田舎にでも必ず地域に1個は公営プールがあり、地熱で温めた屋外温泉プール・ホットタブを楽しめます。寒い日でも温かいお湯につかれば心も体もほっとリラックスするもの。そんな寛いだシチュエーションでお互いに退屈せず、会話を続けられるかどうか、それも今後の交際をさらに進めるかどうかのチェックポイントになるというわけです。また、真冬のプールはプールサイドに雪が積もり、お昼も3時を過ぎるとあたりもすっかりうす暗くなり、もうもうと立ち上がるホットタブからの湯気で周囲が幽玄かつロマンティックな雰囲気になるのもデートの気分を高めてくれます。

 

紅葉の美しいシンクヴェトリル国立公園

紅葉の美しいシンクヴェトリル国立公園

 

時間があれば、田舎へGO!

ちょっとしたお出掛けではなく、遠出するのなら、やはり自然の中へ行くのもおすすめ。例えば、アイスランド観光の定番であるゴールデンサークルの一角、シンクヴェトリル国立公園はレイキャビークから車で1時間半程度で行ける、絶好のピクニックデートスポットです。世界で初めて民主会議が開かれたという、巨大な岩の壁が屹立するこの場所は、古のヴァイキングたちが集い、国の運営に関する様々な決まりごとを作りあげて行った、アイスランド人の心の中でも大切な部分を占める場所であります。ちょっとしたサンドイッチとホットココアなどを用意し、ハイキングしながらのんびりと景色を楽しみ、歴史に思いを馳せれば、自然と会話も弾むというもの。冬は雪によって通行止めになることもあるのですが、溶岩の大地にむす苔が美しく紅葉する秋や、夜遅くまでスコーンと抜けるように青空が広がる夏は、特にデート向きの季節といえるでしょう。日本からカップルで訪れる方にも、是非楽しんでいただきたい景観です。

 

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