お皿に盛られた揚げたてのロイヴァブロイズ

12月に食べたい、アイスランド一押しのスナック

 

TOP_111月末からアドベント(キリスト教の待降節)がスタートすると、さまざまな「この時期限定の食べ物・飲み物」が登場します。アイスランドは日本やメインのヨーロッパ諸国(イギリス・ドイツ・フランスなど)とはかなり異なる食文化を持っているため、ときどきびっくりするようなものにもお目にかかるのですが(アンモニアに漬けたエイなど)、どこの国の人にも受け入れやすい一押しの食べ物といえばlaufabraud(ロイヴァブロイズ)かと思われます。これは、小麦粉で作ったうすーい生地を油で揚げた直径20センチほどのパンで、おやつがわりに、また食事の付け合わせとして、パリパリぽりぽりと気軽に食べられます。先日、義理母に誘われてこのロイヴァブロイズを作ってみたので、その様子をお知らせしたいと思います。

 

うすい揚げパン、laufabraud(ロイヴァブロイズ)

テーブルを囲んで行うロイヴァブロイズ作りの風景

テーブルを囲んで行うロイヴァブロイズ作りの風景

12月になると、どこのスーパーでも既製品のロイヴァブロイズを手軽に購入することができるのですが、クリスマスを迎える準備として、家族や友人と自家製ロイヴァブロイズを作ることを慣わしとしているアイスランド人も結構多くいます。今年は義両親の家で、夫・義理母・夫の妹・私の4人が集まりました。ロイヴァブロイズ作りのハイライトは、なんといっても薄くのばした生地にカッターで模様を入れること。生地自体は冷凍で買ってきて、気の置けない人たちとおしゃべりを楽しみながらこのハンドクラフト感覚の作業に興じるのが楽しいのです。

 

ロイヴァブロイズ作りの楽しみとは

冷凍生地の箱にはさまざまな模様例が載っています

冷凍生地の箱にはさまざまな模様例が載っています

義理母のまたそのお母さんは生地から手作りだったらしいのですが、厚さ1ミリまで生地をのばしたりする手間を考えるとおっくうなので、今回は冷凍の生地を義理母が買っておいてくれました。パッケージはトップ画像のようになっており、裏面に様々な模様の例が載っています。これらの模様を刻むのに、V字の刻印がつくローラー状の専用のカッターも売られています。

 

いざ、模様彫りに挑戦

人生初のロイヴァブロイズ。わかりにくいけどHと彫ってあります

人生初のロイヴァブロイズ。わかりにくいけどHと彫ってあります

私もさっそく模様作りに挑戦してみました。直線ばかりで簡単、ということで自分の名前のイニシャルHを、まずはカッターで生地に刻み、Vの溝の間を先の鋭いナイフなどで折り返し、ニットのような模様にしていきます。細かい作業に目が疲れるのですが、アイスランド人たちは子どものころから慣れているので、すいすいとカッターでラインを刻み、ニット状模様を仕上げていきます。私が簡単な模様を彫っている間に、義理母や夫は雪の結晶や星のような模様を2枚くらい仕上げていました。

 

ロイヴァブロイズを揚げる

キッチンで作業する義理母

キッチンで作業する義理母

模様を彫り終わった生地は、全体にフォークで穴をあけ、1枚づつ油で揚げます。この油は伝統的には魚の脂を使っていたそうですが、今ではそこまでこだわる人はあまりいないようです。健康食好きな義理母は、ココナッツオイルで揚げていました。小麦粉・水・バターなどで作った素朴な生地がきつね色にこんがり色づくと、キッチンにはいい香りがたちこめます。義実家で飼っている猫がキッチンの隅に待機して、おすそ分けをねだっているのが可愛かったです(といって、揚げ物なのであげられませんが)。

 

ロイヴァブロイズ、完成!

お皿に盛られた揚げたてのロイヴァブロイズ

お皿に盛られた揚げたてのロイヴァブロイズ

カリカリに揚がったロイヴァブロイズは、密封容器にいれれば数週間は持つので、保存しておくとスナックとして何かと食べる機会があります。そのままパリパリと小腹が空いたときにつまんでもよし、クリスマスブレンドのコーヒーと一緒におやつ代わりに食べてもよし。クリスマスディナーに出るヘビーなラム肉・ブラウンソースといっしょに、ちょっと箸休めとしてつまむのもよく見られる食べ方です。味はちょっと薄い塩の風味以外ほとんどこれといった特徴がないので、なんにでも合わせやすいのがいいところなのではないでしょうか。

 

ついつい食べ過ぎに注意

揚げたてをつまみ食いする5歳児

揚げたてをつまみ食いする5歳児

もちろん、揚げたてホカホカのロイヴァブロイズは格別のおいしさ。模様彫りに興味がないと別の部屋で遊んでいた我が家の息子たちも、この匂いにつられてつまみ食いしにやってきていました。直径は大きいのですが、なにしろ薄い生地・薄い味なので、気をつけないと3枚くらいはぽりぽりと一気に食べられてしまいます。この日はみんなで20枚ロイヴァブロイズを作り、半分の10枚をもらってきたのですが、揚げたてをまず1枚息子に食べられ、家に帰ってから夫とそれぞれ1枚食べ・・・としていたら、あっという間になくなってしまいました。クリスマスまでにもう一度作る必要がありそうです。

 

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