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アイスランド発 甘ーいお祭り「シュークリームの日」

 

画像112月の冬至が過ぎ、2月ともなると、長かった冬にもようやく終わりが見えてきます。キリスト教徒の多いヨーロッパで春の一大イベントといえばイースターですが、その7週間前の月曜日から水曜日まで、アイスランドではいわばカーニバルになります。月曜日はBolludagur(ボッルダーグル)、火曜日はSprengidagur(スプレンギダーグル)、水曜日はOskudagur(エスクダーグル)。ボッルダーグルは子どもたちが両親を起こした後、みんなでシュークリームを食べる日、スプレンギダーグルは塩漬けラム肉と豆のスープをおなかがはち切れるまで食べる日、エスクダーグルは子どもたちが仮装をする日、とそれぞれに内容の違う盛り沢山のイベントが催されるのです。イースターの日程が毎年変動するように、これらの日付も毎年変わるのですが、今年はボッルダーグルが2月16日、スプレンギダーグルが17日、エクスダーグルが18日となっています。今回はこの中の、ボッルダーグルについてご紹介したいと思います。

 

ボッルダーグルとは

子どもたちが使う「お尻叩き棒」

子どもたちが使う「お尻叩き棒」

スーパーで売られているシュークリーム

スーパーで売られているシュークリーム

もともとはカソリック教会の断食と関連した行事だったらしいボッルダーグルは、デンマークやノルウェーの似たようなイベントの影響などを受けて、現在では宗教色は全くない日となっています。ボッルダーグルの朝は、子どもたちが色とりどりの紙で飾りをつけたはたきのような棒で両親を起こしに行くところから始まります。この棒で「ボッラ、ボッラ、ボッラ!」と声を掛けながらパパやママのお尻を叩き、ベッドから追い立てるのです。その後、生クリームやチョコレートでたっぷりデコレートされたシュークリームをみんなで食べます。ちょっと日本の恵方巻きに似ていますね。この時期、新聞ではシュークリームの広告やレシピがあふれ、スーパーに買い物に行けば特設コーナーが設けられ…といたるところでシュークリームにお目にかかることができるのです。いくつかの会社では、ボッルダーグルの朝にシュークリームがオフィスでも供され、朝から胸やけしそうになりそうなクリームたっぷりのスイーツを男性も女性も喜んでほおばり、フェイスブックに写真を投稿しています。小学校でも、この日だけは特別にシュークリームを持っていくことが許されていたりもします。

 

シュークリームの作り方

自宅で作るシュークリームならトッピングは無限

自宅で作るシュークリームならトッピングは無限

さて、日本ではシュークリームというとカスタードの入ったものが真っ先に思い浮かぶと思いますが、こちらでは生クリームとジャムが入ってチョコレートのかかっているものが主流です。我が家も、アイスランドに移住して最初の年はわざわざボッルダーグルの朝ベーカリーまで早起きして行ってシュークリームを買ったものですが、なにせ物価の高いアイスランド。特にボッルダーグルともなると普通のシュークリームでも1個350クローナ(約315円=2015年2月現在)もしたりして、それなら家で作ろうと、ここ数年我が家ではボッルダーグルの前日に手作りシュークリームを焼くのが習慣になっています。

シュー皮のレシピは以下の通りです。

<材料>(1カップ=240㏄換算)
薄力粉 ・・・・ 1カップ
バター ・・・・ (溶ける前の状態で)1/2カップ
水 ・・・・ 1カップ
卵 ・・・・ 大きめ4個

<作り方>

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1.鍋に水とバターを入れて、弱火で沸騰させます。沸騰したら、小麦粉を加え、ひとかたまりになるまで混ぜます(ダマにならないように注意)

 

 

 

 

 

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2.鍋を火からおろして濡れ布巾の上に乗せ、荒熱を取ります。そこに卵を1個づつ加え、全体がもったりとし、スパチュラから垂れるぐらいのかたさにします

 

 

 

 

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3.マフィン型にバターを塗り、シュー生地をスプーンで均等に入れます

 

 

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4.200℃のオーブンで25~30分焼いて、表面が乾燥してきつね色に焼けたらできあがりです(結構生地が膨らむので、オーブンの天井につかないように注意)

 

 

 

 

 

生地はサクサクしていますが卵とバターの風味以外強い味はしないので、お好みでどんなトッピングとも合わせやすいと思います。我が家では今年は、キャラメルプディング・生クリーム・チョコレートクリーム・バナナ・イチゴを用意し、家族全員が思い思いの自己流シュークリームを作って楽しみました。

カレンダーによると、来年のボッルダーグルは2月8日だそう。オーロラ観光でアイスランド旅行を考えていらっしゃる方は、ぜひこの「シュークリームの日」も同時に体験してみてください!

 

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