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【暮らし・住まい】バリ島の墓参り【インドネシア】

 

編集_お墓参りTOPバリ島のお墓参りはどのような様子なのか、なんてこの長いバリ島生活で一度も考えたことが無かった。確かにお墓はあまり見ないし、でも確実にこの島では毎日誰かが、亡くなり、新しい命が誕生している。さて、神々が住む島バリ島のお墓参りはどのように行われているのだろうか・・・

 

やっぱりお金がかかるお葬式

どこの国でもお葬式はお金がかかる事。亡くなられた魂をきちんと浄化するにはきちんとした方法で成仏するのがその魂のためだろう。
日本のお葬式は式場が設けられそこに参列者が訪れて最後の別れを告げるが、バリ島はちょっと違う。日本のお神輿のようなメルと呼ばれる荷台にお棺が載せられる。村人達に担がられ焼き場までメルを中心にした大行列が村内を練り歩くのだ。この際勿論渋滞は必須。バリ島では交通の便が悪くなろうが、お祭り、お葬式をはじめ宗教にかかわる儀式が第一優先。仕事に遅れそうでもお葬式の行列に遭遇してしまったら待つのみ。警察も誰も交通整備には関わらない。それが苦情にもならないし、なんの問題にもならないのがこの島の良いところだろう。

この長い行列。バリ島の伝統楽器の演奏者も付いてガヤガヤと賑やかに行進が行われる。参列者もみな同窓会のようにお互いお喋りをしながら歩いていたり、笑顔が見られたりと、お葬式とは全く感じさせないほど明るく陽気な行列なのだ。
バリヒンドゥーは死は悲しいものとは教えていなく、死は新しい世界への旅立ち、なのでとても喜ばしいことなのだと捉える。お葬式の参列者は泣いてもいけないとも言われており、終始賑やかに、そして盛大にお棺は焼き場へと運ばれる。

 

お葬式の方法

バリ島の場合、火葬が伝統的なお葬式の方法。私の住んでいるエリアはビーチが至近にあるという事で、火葬はなんとビーチで行われる。これは地域によって場所は異なる。ガスボンベが2基あり、そこから出る炎で2時間程度。あっという間にご遺体は灰になってしまう。火葬が済むとその灰を小さなココナツの中に入れ、海へと流す。
お祈りを終えるとそのココナッツをまた取りに行く。海から引き上げられた時点で、このご遺体は神様へと変わる。そのままその神様は家寺へと持ち帰られ、亡くなった魂は家寺に落ち着くのだ。

ビーチでお祈りをする島民

ビーチでお祈りをする島民


毎朝お祈りをするバリニーズ。勿論亡くなった先祖への挨拶は欠かさない。いつも見守ってくれてありがとうという一言を添え、家族一同健康に過ごせるよう見守ってくれている事に感謝をする。
という事はバリ島では、毎日お墓参りが出来るという事になる。日本のようにお盆や特別な日にお墓参りに行くという習慣はないようだ。ではお葬式をする資金が無かった人はどうするのかというと、亡くなられたご遺体は共同の墓地へと一度埋められる。このエリアにはお墓と分かるような遺跡等は建っていなく、ただの平地。1~2年をかけて家族は火葬をするための資金作りをする。
村で日取りを決めて埋められたご遺体を掘り起し、本来の通りの火葬を行うそうだ。
遺体を掘り返すというなんとも恐ろしい事が行われるかのようだが、それも魂をキチンと浄化するため。

お祈りを捧げる女性

お祈りを捧げる女性


1~2年で資金を作る事もできないという家族も少なくない。月の給料が1~2万円が平均のバリ島では、お葬式の資金を用意する事は簡単なことではないのだ。
火葬が出来ない場合は、5年に一度の合同葬式にて葬儀が行われる日に葬儀を行ってもらう。こちらは火葬等は行わず埋められたご遺体に対しお祈りを捧げる儀式のみ。
そのためバリ島にはキチンと成仏されなかった魂もまだまだ沢山いると言われている。

バリ島のお墓は家寺にあるという事が分かったが、そう考えてみるとお祭りがある頃にお寺もキレイに装飾されている。布や飾りが付けられているお寺を見ると、亡くなった先祖たちにも伝統衣装を着させているようにも感じられる。日本にいた頃、幼少時代はよく親に連れられてお墓参りは頻繁に行っていたが、社会人になるとお墓参りの機会はグンと減った。
日本に比べバリ島の島民は毎朝お寺に話しかけ、先祖に挨拶をしている習慣がある事はとてもいいことだと思う。
お墓は淋しく、少々不気味に感じる場所だが、バリ島のお墓は先祖といつでも通じ合える明るい場所なのだ。

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