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【イベント】バリ島夏の行事・イベント【インドネシア】

 

編集_夏の行事TOP2015年、今年の夏はバリ島は大忙しとなる事をご存知だろうか?
7月にバリヒンドゥーの一大イベント、ガルンガン(盆入り)、クニンガン(盆明け)が訪れる。そしてその数日後にイスラム教の一大イベントイドゥルフィトリ(断食明け)が訪れる。このバリヒンドゥーとイスラムの一大イベントが同月に行われることはこれまでなかった。両者ともそれぞれの暦で毎年イベントの日にちは変わるのだが、なんと2015年は同じ週に合ったのだ。

 

ガルンガン、クニンガンとは一体?

冒頭でも説明した通り、ガルンガン、クニンガンは日本でいうお盆。ガルンガンは先祖が天界からそれぞれの家に帰ってくるといわれている。そしてその10日後のクニンガンには天界へと帰っていく。
どちらも重要な日だが、やはり迎える日がより盛大に行われる。準備はガルンガンの1週間前から始まる。始まりは生贄にする豚を堵殺するポトンバビという儀式から始まる。豚は高価なので複数家庭で1頭用意し、豚の肉は各家庭に配られ、お供え物やお祭り料理に使われるのだ。豚肉が配られると、クニンガンのメイン料理、ラワールが作られる。ラワールとは豚肉と野菜を細かく刻み香辛料を混ぜた料理で、ガルンガンのお祭りのときに用意される代表的なお祭り料理。

ラワール料理

ラワール料理

ガルンガン間近になると、各家庭の玄関先にはペンジョールという竹で作られた飾りが建てられる。建てられた日から35日間そのまま飾られる。10メートル近くもあるペンジョールにはバリ独特の飾りが施され、道沿いにずらっと並ぶペンジョールはバリ島らしい絵になる光景。このペンジョールを目印に、祖先霊や神々は各家庭に降り立つと言われている。

ペンジョールの飾りはなんとココナッツの葉を使って島民の女性たちによる手作業で行られる。手慣れた手つきで淡々と作り続ける手さばきはベテラン。代々受け継がれた作り方が今もまだ生きている。

ガルンガン当日。朝、身体を洗い身を清め民族衣装に着替える。バリ島の女性たちはこの日に合わせて流行のクバヤ(バリ島の伝統衣装)を新調する。
前日から準備した沢山の供物を家寺に供えお祈りをしたらその後は村のお寺、仕事場のお寺などへとお参りをする。
ガルンガンから数えて10日目がクニンガンという日になる。クニンガンの正午に神々や祖先霊は天上界に帰ってしまうので、午前中に、家寺や村のお寺などに参拝に行く。

 

イスラム教最大のお祭り、イドゥルフィトゥリ

ガルンガンで大盛り上がりのバリ島。その3日後にイスラム教の最大のイベントイドゥルフィトゥリ(断食明け)がやってくる。ここで、イスラム教の断食について少し説明しよう。断食の事をラマダーンと言う。ラマダンが始まると1ヵ月陽が出ている間の飲食は禁止とされ、日常で食べられる事、水が飲める事に感謝をする期間となる。陽が出ている間は飲食が禁止なので、日の出前、日の入り後にイスラムの人たちは食事を取るのだが、朝食はなんと朝3時から4時と、ご飯の支度をするのが大変な時間帯に食事を取る。日の入り後には道端にコラックと言われる断食明けに食べる食事が売られる。これはココナッツミルクを使ったもので胃に優しい食べ物。バナナ、ドリアン、ナンカ、南瓜、芋、ナタデココ、オートミール等が入っている。

バリ島はバリヒンドゥーがメインの宗教だが、出稼ぎやバリ島で生まれたイスラム教徒が沢山いるためバリ島に住んでいてもラマダンを行うイスラム教徒は沢山いる。ジャワ島や他の島にいくとラマダンは絶対だが、バリ島ではその辺りの規制は緩いようだ。だが、ジャワ島出身の友人が一生懸命ラマダンに取り組んでいた姿を見ると、イスラム教徒の熱心さに驚かされる。彼らは朝5時ごろからモスクに行ってお祈りをし、日中行われる3回のお祈りをこなす。勿論仕事は通常通り行われるので、ラマダンの月は相当の覚悟が必要になりそうだ。バリ島内の人口のほとんどが関わっているであろう観光業で働く人たちは、イスラム教のラマダンとは無関係な観光客を相手にすることもあるので、ホテルのウェイターやコック、ドライバーも含め断食を行いながらの業務はきつそうだ。
1ヵ月のラマダンが終わると断食明けがやってくる。これまで頑張った断食を終える日がやってくる。断食明けはとても豪華に行われる。各家庭では沢山のご馳走を作り、この日だけは制限を設けず食べたい時に食べたいだけ食べられるのだ。

ラマダン終わると同時にインドネシア全体では長い休暇に入る。バリ島はインドネシアではバカンスをする場所なので、沢山のインドネシア国民がバリ島へと押し寄せる。さらに、欧米、オーストラリアや世界各国からも夏休み等でバリ島への観光客が押し寄せるので、バリ島の交通状態、ホテル、ビーチ、全てのエリアが人でごった返すのだ。渋滞は非常に深刻な問題で、2車線しかない車線を車が4列に並んでいたり、バイクが歩行者用の道を走ったり、普段は30分で着くところを2時間かかったりと、とにかくバリ島は大変な事になっているのだ。

小さな島に2つの宗教が入り混じるバリ島は、世界からみても珍しい島だろう。両者お互いを尊重し、どちらの神様が偉いなどと言った言い争いも起こらない。同じ島でそれぞれの宗教を信じ、お互いの良いところを見て、時にその行事に参加したり、その宗教の食べ物を分け与えたり・・・
地球のどこかでは宗教が原因で戦争が起きている所が沢山ある中、バリ島は本来人類は国境なく暮らしていた事を教えてくれる。

 

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