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【祝日・記念日・年中行事】バリ島季節の行事・イベントについて【インドネシア】

 

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3月と言えば、日本では卒業シーズン、年度末と物事の一区切りの月で忙しい季節だ。バリ島でも3月はとても重要なイベントがある月でもあるのでご紹介しよう。
それはご存知の人もいると思うが、ニュピ。おそらくバリヒンドゥー最大のイベント。バリヒンドゥーが使用するサカ暦で第10の月がニュピ。現代では3月がその第10の月にあたる。
この日一日は一切の外出と電気、火の利用が禁じられ、働く事すら許されないという世界でも珍しい日だ。実はこのニュピを過ごすのは今年で2回目。前回は初めてのニュピという事もあり、とくに下調べもせずにあれよあれよと終わってしまった。今年は去年の反省も含めてよりローカルに近い過ごし方を試みた。それではニュピの様子をこちらで詳しく紹介しよう。

世界では共通の1月1日、旧暦の正月を祝う中国正月は今年は2月19日、そしてバリヒンドゥーのサカ暦では3月21日が今年は新年と、一年に3回新年を祝う島バリ島。冒頭でも説明した通り、一切の外出、火、電気の使用、労働が禁止されている事から別名サイレントデイとも呼ばれる。
伝統的なニュピの過ごし方は、一切の欲を捨て瞑想に集中するというのが伝統的なニュピの過ごし方。その時間36時間というのだから仙人レベル。現代人が36時間の瞑想に没頭できるわけがなく、大半の人の過ごし方は買い貯めした食料を食べては寝るの繰り返し。掃除をするという人もいたが、おそらく大半は家族でワイワイ過ごす人が多い。バリ島にいる全員がニュピの外出禁止に相当するので、勿論観光客も外出が禁止される。一般民家では電気の使用も禁止されているが、ホテル内は目立たない程度に電気の使用が認められている。

 

外出したものは逮捕される

サブタイトルの通り、ニュピの日に外出は固く禁じられており、外出したものは逮捕の対象になる。では誰もいないはずの街でなぜ見つかってしまうのかというと、バンジャールという地域の自治体が見回りを行っており、彼らだけは外の見回り役として外出が許される。このバンジャールバリ島では警察よりも権力が強い。家を建てる、店を開く、催し物を開催する等からゴミの収集、お祭り全てバンジャールに届け出を出さないといけない。郷には郷に従えで、観光客はもちろん、外国人移住者はバリ島ではこのバンジャールにはぜったいに反抗はできない。
バンジャールの見回りは徹底されており、夜間時に電気が点いている民家を見つけるとものすごい勢いでドアを叩かれ電気を消すようにと注意をされる。自身、注意された経験はまだないが、注意のレベルを越え、怒られているように感じるそうだ。その土地の文化、宗教を尊敬できない者にはとことん注意するのがバンジャールのやり方。今までの説明ではバンジャールの印象が悪くなってしまったが、彼らがいるからこの独特のバリ島の文化が守られている事は間違いないだろう。

 

前日の激混みと食料確保、オゴオゴ
編集_季節1ニュピのメインは外出禁止だけではない。前夜に行われるオゴオゴのパフォーマンスはぜったいに見逃せない。オゴオゴとは悪霊に見立てた大きな人形。大きなもので10メートル~15メートルほどある大型のものから、30センチほどの可愛らしいものまである。ニュピの2ヶ月前ほど前から地域ごとに作られる。ほとんどの人形はバリヒンドゥーの悪霊のキャラクターだが、たまに可愛らしい印象の人形もいる。現代版は、悪霊がバイクにまたがっているもの、ビールを飲んでいるものもあり、観客の笑いを誘うようなものもある。
パフォーマンスではこのオゴオゴをバリ島の男性が担ぎ地域を練り歩く。担ぐ人数は人形の大きさにもよるが、大きいもので20~30名で担ぐ。オゴオゴの行進の間は、生演奏が演奏され、タンバリンのような打楽器がひたすら鳴り響く。
この音とオゴオゴの迫力が絶妙にマッチしてなかなか良かった。
編集_季節4ニュピ前日、夕日が沈むと街にオゴオゴが出てくる。島民も腰にサロンを巻いた伝統的な衣装で街に出てくる。この様子は日本の盆踊りを思い出させる雰囲気で、小さい子供から大人、老人まで、皆がオゴオゴが見るために外に出てくる。

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ニュピ前日のバリ島はほとんどのお店が午後過ぎには閉まるので、食料を確保しておかないいけない。前日はどこのスーパーコンビ二も大勢の人で込み合う。火、電気が使えないので、ポテトチップスやお菓子類がよく売れる。勿論ビールもよく売れるのだ。今持っている欲を捨て、あるものに感謝をするのが目的のニュピだが、ビールを一日飲み明かすパーティー感覚の人たちも少なくない。

 

ニュピ当日
編集_季節6ニュピ当日はバリ島全体が静寂に包まれる。一日外から聞こえてくるのは鶏が鳴く声くらい。静まり返ったバリ島でのんびり過ごせる貴重な日だ。何もせず、読書をしたり、ぼーっと空を観たり。忙しすぎる現代人には何もしない貴重な一日になるだろう。家族と過ごす人は家族同士で話したりするのがいいだろう。電気の使用が禁止されているのでテレビも見れない。家族、恋人と友達と過ごすなら思う存分交流を深めるべきだ。
一日外出禁止というと、聞こえはなんだか拘束されているように感じるが、実はとても貴重な一日だ。私は年々このニュピの日が好きになってきた。来年はどのようなニュピになり、誰と過ごしているのかが愉しみになってきた。
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