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【イベント】フィレンツェの6月のお祭り【イタリア】

 

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聖名祝日とは?

私がイタリアに来て初めて知った言葉に、「聖名祝日」があります。

「聖名祝日」とはカトリックの国の習慣の一つで、1年365日のほぼすべての日に、その日に亡くなった(諸説あり、生まれた日を割り当てることもあります)聖人を「守護聖人」として割り当てることです。

カトリックの国イタリアでは、これら守護聖人の名前が書かれているカレンダーや手帳も売られています。

日本でも、2月14日の守護聖人は有名ですね。「ヴァレンタイン・デー」の名前の由来となった、聖ヴァレンティーノ(聖ヴァレンタイン)です。

また、アイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリックは3月17日に亡くなったため、3月17日は「聖パトリックの日」となりました。現在でも3月17日には、世界中のアイルランド人やアイリッシュ系の人たちは、緑色の服やアクセサリーを身につけたり、パレードをして賑やかにお祝いしています。

多くのイタリア人のファーストネームは、キリスト教の聖人の名前にちなんだ名前です。

信心深い人は、自分の守護聖人の日も誕生日と同じように大切に扱い、誕生日のほかに守護聖人の日もお祝いをします。例えば、ファーストネームが「フランチェスコ(男性)/ フランチェスカ(女性)」ならば、自分が生まれた日と同じように、10月4日の「聖フランチェスコ(聖フランシスコ)の日」もお祝いをするのです。

ちなみに聖フランチェスコは、イタリア共和国の守護聖人でもあります。

 

フィレンツェの守護聖人

現在修復中のフィレンツェの聖ジョヴァンニ洗礼堂

現在修復中のフィレンツェの聖ジョヴァンニ洗礼堂

フィレンツェの守護聖人は、聖ジョヴァンニ(聖ヨハネ)です。生前は「洗礼者ジョヴァンニ」として、キリストに洗礼をほどこしたとされる重要な人物です。宗教画の中にもよく登場しますね。

また、オペラ「サロメ」の中では、サロメが踊りの褒美に洗礼者ジョヴァンニの首を所望したことによって、殺されてしまいます。

この聖ジョヴァンニの聖名祝日は6月24日です。フィレンツェ市内の学校や職場によっては、この日を休日扱いにすることも珍しくありません。

聖ジョヴァンニを守護聖人として擁するイタリアの都市は、フィレンツェのほかにトリノ、ジェノヴァなどがあります。またカナダやエストニアなどにも、聖ジョヴァンニを守護聖人としている都市があるそうです。

 

6月24日のイベント

6月24日の「聖ジョヴァン二の日」、フィレンツェではこの日を祝うためにいくつかのイベントが行われます。

毎年この日は、フィレンツェの古式サッカー(Calcio storico)の決勝戦の日でもあります。熱心な地元のファンだけでなく、観光客にも大人気のイベントです。

今年の日程は、以下の通りです。

6月13日(土) 17時 – 緑チーム(サン・ジョヴァンニ地区)vs 赤チーム(サンタ・マリア・ノヴェッラ地区)
6月14日(日) 17時 – 白チーム(サント・スピリト地区)vs 青チーム(サンタ・クローチェ地区)
6月24日(水) 17時 – 決勝戦

特に白熱しているのが白チームと青チームの参加する試合で、毎年の決勝戦の組み合わせです。ですから今年は6月14日の試合も盛り上がりそうです。

花火のための募金のステッカー

花火のための募金のステッカー

そして夜の10時頃からは、花火を打ち上げが始まります。

例年ですと、フィレンツェ南東の小高い丘の上にあるミケランジェロ広場から打ち上げられるのですが、今年はフィレンツェ遷都150周年の記念の年ということで、アルノ川の上に筏を浮かべ、そこから花火を打ち上げたい・・・・、と計画中です。

この計画が実現すれば、フィレンツェが首都だった当時の花火の打ち上げの再現となるのですが、最大の問題は、資金集めです。イタリアの財政難は深刻です。そこでこの花火のための募金を募ろうと、ルネサンス時代の衣装をまとった人々が募金箱を手に、市場や大通りの店々で募金を呼びかけていました。

もし6月下旬にイタリアを訪れる予定の方は、6月24日にぜひフィレンツェにお立ち寄り下さい。

いつものフィレンツェだけでなく、一年に一度の特別なイベントを堪能することができることでしょう。

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