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- 【グルメ・ドリンク】手作りチョコレートフェア【イタリア】
上の写真はチョコレートフォンデュです。プラスチックのコップにたっぷりと入った新鮮なイチゴの上にビター味のチョコレートフォンデュをかけたもので、チョコレート好きなら一度は試したくなることでしょう。一見「こんなにたくさん、食べきれない!」と思うイチゴの量ですが、イチゴの酸味の強さにより味が変わるので、飽きることなく食べ終わってしまいます。「チョコレートはとにかく甘くなくては!」という人には、その上にホイップクリームをトッピングすることも可能です。チョコレートの熱でホイップクリームが溶けて混ざり合い、より滑らかな舌触りで甘い味わいのチョコレートを楽しめます。
また、チョコレートの量り売りのお店でも、行列が途絶えることはありません。チョコレートといえば女性の専売特許と思われがちですが、イタリア人は男性でもチョコレート好きな人が多いようで、さまざまな種類のチョコレートを小さな袋に取り分けてもらいながら、ニコニコと嬉しそうにしている男性も見かけました。ほとんどのお店では試食もできるので、楽しみながら時間をかけて本当に気に入ったチョコレートを見つけることができます。
今回のフェアでは、新しい企画として「トスカーナ?チョコレート?コーナー」が設置され、トスカーナ州に拠点を持つ6メーカーが参加しました。そのうちの5社は「ピストッキ(Pistocchi)」や「ドナ?マリナ(Dona Malina)」、「チョコラテリア?ベカリ(Cioccolateria Becagli)」など、フィレンツェの中心街からそれぞれ徒歩15分程度の場所にお店を構える手作りチョコレートメーカーが含まれています。これらのメーカーのチョコレートは、広場での販売だけでなく、市内のレストランやビストロで普段のメニューにはない特別メニューのデザートとしても参加していました。
かつて、チョコレートは神の食べ物といわれていたそうです。それからさらに遡った時代には、お金の代わりとして取引きに使われていたといいます。昔からチョコレートには、人を惹きつける力があったのかもしれません。そしてバレンタイン時期のサンタ?マリア?ノヴェッラ広場でも、誰もが嬉しそうにチョコレートを手にし、見ているだけでも楽しい気分になってきますから、食べる人だけでなく周囲の人をも幸せにする力があるようです。
毎回大成功で幕を閉じる手作りチョコレートフェアは、チョコレート好きなら毎日でも通いたいイベントです。この時期にフィレンツェを訪れる機会があれば、特にバレンタインデーをフィレンツェで過ごすのならば、ぜひ足を運んでみてください。きっと特別な一日を過ごすことができるでしょう。