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【祝日・記念日・年中行事】メキシコ死者の日【メキシコ】

 

メキシコの「死者の日」は、スペイン語でディア・デ・ムエルトス(Dia de Muertos)と呼ばれる祝祭で、毎年10月31日から11月2日までの3日間、家族や友人が集まり、亡くなった祖先のことを思い出して話したり、墓参りに行ったりします。

 

死者の日の歴史

この死者の日の起源は16世紀のスペインの植民地化の以前にあります。当時は8月のとうもろこし、かぼちゃ、豆などの収穫の時期に合わせて行われていました。また、長い間メキシコの北部では、このお祝いは浸透していなかったようですが、現在ではメキシコ全土で一年の中でも非常に重要なお祝いの一つになっています。

 

貴婦人のスケルトン、カトリーナ

さて、このメキシコの死者の日は、いわゆる日本のお盆にあたりますが、日本と違うところは町や家、先祖のお墓をカラフルに飾り付けし、音楽を歌ったりして楽しく過ごすところです。10月31日はハロウィンですが、メキシコでは死者の日の前夜祭として多くの人々がこの祝日のアイコンであるカトリーナ(Catrina)に仮装して町を歩き回ります。このカトリーナはヨーロッパの上流階級の貴族の服と帽子をかぶった女性のスケルトンで、有名なメキシコ人漫画家であったホセ・グァダルペ・ポサダによって1910年頃にデザインされ、人気になりました。このカトリーナはメキシコの先住民で彼女は自分が先住民でいることを恥じていたため、沢山のメイクをつけて肌を白くさせ、フランスの貴婦人のように見せかけていた女性として作られたそうです。
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メキシコ各都市で見られる死者の日

さて、10月31日は前夜祭ですが、11月1日は子供の魂が、11月2日は大人の魂が帰ってくると信じられていて、人によっては10月28には事故で亡くなった人が帰ってくるという人もいます。お祝いはメキシコ全土で見ることができますが、メキシコの中央部やワハカ市などでは非常に盛大にお祝いされています。現在著者が住んでいる町、ユカタン半島のプラヤ・デル・カルメンという町では残念ながら、死者の日のお祝いはそこまで盛大に見ることはできませんが、5ヶ月間滞在していた、サン・ルイス・ポトシ州、サン・ルイス・ポトシ市や、旅行で訪れた美しい町サン・ミゲル・デ・アジェンデでは、町がカラフルな紙で飾られ、町の広場にはこのお祝いに関連した物を売っている出店などが多く並び、このお祝いの象徴の花であるマリーゴールドと木の実などを合わせて地面に作られた骸骨や花などの素晴らしいアート作品も見ることができました。
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祭壇飾り

このお祝いの期間中は、家族のお墓から遠方に住んでいてお墓参りに行けなくても、家の中に祭壇を作り、そこに祖先の写真と共に沢山のものを飾ります。まずは食べ物です。一般的にはご飯、お水、テキーラ、とうもろこしの粉をベースにして作られた甘く暖かい飲み物のアトレ(Atole)などを写真の隣に置きますが、基本的に先祖の好きだったものだったら何でも置くという習慣があります。次に欠かせないのが、この祝祭の期間中に食べる特別なパン、パン・デ・ムエルトス(Pan de Muertos)です。このパンは円形や骸骨の形、またはウサギの形など様々な形で作られますが、味は、コッペパンのようでパンの表面に砂糖がまぶしてあるだけと非常にシンプルです。また、砂糖でできた骸骨の砂糖菓子も欠かせません。この骸骨の砂糖菓子はカラフルにデザインされ、非常に可愛らしく、祖先の名前を刻む家族もいますが、またジョークで仲の良い友人の名前を刻む人もいるそうです。その他には沢山のろうそくを飾ったり、子供のためにおもちゃを置いたりする人もいます。こられの物をマリーゴールドなどのカラフルな色の花で更に飾ります。何とも、メキシコらしい祭壇のできあがりです。
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著者の住む町、プラヤ・デル・カルメンではテーマパークであるシカレット(Xcaret)でこの期間中美しく飾られた祭壇やお墓などをパーク内で見ることができます。この祝祭はメキシコに長く伝わる伝統的で非常に興味深くまた美しい行事です。メキシコの素晴らしい伝統と文化を是非より多くの人に見て欲しいと思います。

 

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