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- 【グルメ・ドリンク】バーベキュー【メキシコ】
バーベキューは日本ではやはり夏の時期に、家族や友達同士で家の外、海辺や川辺などでわいわいと行われるのが一般的でしょうか。時期はやはり夏に限られているように思いますが、私の住む町は1年中暑いので、1年を通してバーベキューが楽しめます。
どんな時に、どこで?
ここプラヤ・デル・カルメンでは、どこの家庭にも1つはバーベキューピットがあるのではないかと言うくらいバーベキューは日常に行われています。通常は家の外で行われ、川辺や海で行うことはほとんどありません。メキシコ人は週末は家族で集まることが多いので、家族皆が集まった週末や、友達を家に招待した時などは、手っ取り早いし楽しいということもありバーベキューは最高のチョイスとなります。
バーベキューピット
バーベキューピットは大小様々なものが売られていますが、大型スーパーなどで売られているバーべキューピットは通常小さいもので約400ペソ(日本円で約2800円)、大きいもので平均して約2000ペソ(日本円約14000円)です。ですが町の小さい雑貨店ではさらに安く買うことができます。私が先日購入した小さなバーベキューピットはわずか240ペソ(日本円で1700円程)でした。
お肉の種類
お肉の種類は好みにもよりますが、一般的なステーキや豚肉の他に“チョリソー”といってスパイスの入った多少辛いソーセージを焼く場合もあり、パティを焼いてハンバーガーを作ったり、ソーセージを焼いてホットドックを作る場合もあります。ですが、バーベキューで一番人気のお肉は、私も大好きなお肉なのですが“アラチェラ”と言って、マリネされて味が付き柔らかくなった牛肉です。とにかく柔らかくほんのりした塩味で美味しいのです。また、お肉以外ではズッキーニや玉ねぎを焼く人もいますが、“ケサディヤ”といってトルティーヤにチーズを挟んで焼いたものを作る人もいます。
欠かせないもの
メキシコでバーベキューに欠かせないものがいくつかあります。
1つ目:トルティーヤです。通常は“フラワートルティーヤ”と言って小麦粉で作られたトルティーヤではなくとうもろこしの粉で作られた“コーントルティーヤ”が好まれます。
2つ目:メキシカンライスです。これはトルティーヤほど重要ではありませんが、多くのメキシコ人がトルティーヤに少しのライスと、切ったお肉、ワカモレとホットソースを全てのせてくるくると巻いてタコスにして食べるのでやはり欠かせません。
3つ目:その次に重要なのがライムです。メキシコ人は何にでもライムをかけて食べるというほど、ライムは日本の醤油のような役割をしていますので、バーベキューにもライムは欠かせません。お肉にかけるとさっぱりとするので私も大好きです。
4つ目:またワカモレも重要になります。ワカモレはアボカドのサラダのようなものですが、これがお肉と相性抜群なのです。ワカモレを作らない場合はアボカドをただスライスしてお肉と一緒に食べても十分に美味しいです。
さて、最後に重要になるのが、ホットソースです。こちらでは多くの料理に生、または乾燥の唐辛子が使われますが、ソースも生の唐辛子を使った非常に辛いソースになります。ソースも地域によって特徴は異なりますが、私の住むユカタン半島では、ハバネロと言って非常に辛い唐辛子を使ってホットソースが作られます。ハバネロなどの辛い唐辛子と赤トマトや、緑色のトマトをあぶったものをブレンダーで混ぜて作る人もいれば、刻んだ唐辛子をそのままライムと混ぜて作る人もいます。
そして、飲み物はメキシカンビールかソーダです。ビールをグラスに入れて、グラスのふちに細かく刻まれた唐辛子と塩をかけて飲んでも美味しいです。メキシカンスタイルのバーべキュー、皆さんもいかがですか?