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【祝日・記念日・年中行事】メキシコのお盆にあたる“死者の日”【メキシコ】

 

編集_トップ写真日本のお盆は8月中旬でお盆期間は多くの会社がお盆休暇に入り、家族で集まりお墓参りに行く習慣がありますね。さて、世界各国にもそのような習慣があるのでしょうか?メキシコには毎年11月に“死者の日”と呼ばれる、亡くなったご先祖様が帰ってくる日があります。この日はメキシコで最も重要で最も大きな祝祭の1つになります。

 

歌って踊って楽しく過ごす“死者の日”

“死者の日”と呼ばれるメキシコのお盆は毎年11月1日と2日に行われますが、多くの場所では10月31日にも前夜祭としてお祝いが行われています。この期間中人々は、家の中に祭壇を作り、そこに祖先の写真と共に先祖の好きだったものを一緒に飾ります。また、祭壇には祝祭の期間中に食べられる甘いパン、パン・デ・ムエルトス(Pan de Muertos)と可愛らしく色が塗られた骸骨の砂糖菓子も欠かせません。町は色とりどりの紙で飾られ、人々はお墓参りに行きます。

“死者の日”のシンボルの1つであるカトリーナ

“死者の日”のシンボルの1つであるカトリーナ

 

“死者の日”に食べる物

さて、この“死者の日”に特別に食べられる物があります。それはタマレス(Tamales)と呼ばれるとうもろこしの粉でできた食べ物です。地域によって大きさや中身の異なるタマレスですが、一般的に中身は赤いトマトのソースか、緑のトマトのソースで料理された鶏肉または豚肉ですが、他にも多くのバリエーションがあり、ペッパーとチーズが入ったものや、鶏肉とモレソースと言い、チョコレートを含む30種類以上のスパイスで作られたソースの入ったタマレスもあります。また甘くしても食べられ、苺やパイナップル、また“カヘタ”と呼ばれるキャラメルクリームの入る場合もあります。とうもろこしの粉と水、塩とラードをこねて生地を作りますが、通常はとうもろこしの葉かバナナの葉で包んでから蒸して作られます。

とうもろこしの葉で蒸されたタマレス

とうもろこしの葉で蒸されたタマレス

何かのお祝いや集会などでは頻繁に食べられるタマレスですが、“死者の日”にも欠かせない食べ物になります。また、私の住むユカタン半島では、“死者の日”のために特別に作られるタマレスがあります。その名前はマヤ語で“ムクビル ポジョ”(Mukbil Pollo)といい日本語でムクは“地面に埋める”、ビルは“混ぜる”、そしてポジョはスペイン語と同じく“鶏肉”という意味になります。鶏肉と多くのスパイスの入ったこのタマレスはバナナの葉で包まれた後で、名前の通り地面に埋められて弱火で時間をかけて調理されます。

 

祭壇に飾る飲み物“アトレ”

祭壇には基本的に故人の好きだった物、食べ物、飲み物を置いて飾りますが、タマレスと同じ様に欠かせない飲み物があります。その飲み物が“アトレ”と呼ばれるとうもろこしの粉で作られる暖かい飲み物です。

バニラの“アトレ”

バニラの“アトレ”

“アトレ”は冬の寒い時、特にクリスマス期間によく飲まれる飲み物ですが、メキシコシティやメキシコ北部では1年を通して朝食にパンと一緒によく飲まれているそうです。とうもろこしの粉と水、または牛乳で作られるこの飲み物は遠い昔、アステカ文明のあった時代に始まりました。アステカ人は蜂蜜とカカオ、そして唐辛子を入れて飲んでいたそうですが、侵略したスペイン人にはそれが飲みにくかったらしく、その後現在の様に牛乳や黒砂糖、シナモンスティックを使いチョコレート味に仕上げて飲まれるようになったそうです。

スーパーで売られている“アトレの粉”

スーパーで売られている“アトレの粉”

年中暑い私の住む地域では“死者の日”やクリスマス期間中以外はほとんど飲まれない飲み物ですが、とろッとして甘くて、寒い日には本当に体が温まる飲み物です。スーパーなどではチョコレート、苺、バニラなど色々な味の“アトレの粉”が小さい袋で売られています。家ではミルクを入れて火をかけ、混ぜるだけで伝統的なメキシコの飲み物が出来上がりです。

 

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