c6f2e8e5b94f8f2a27cf0a8a6a36980f

【自然・環境】“月食”と“日食”観察に情熱を燃やすメキシコ人【メキシコ】

 

編集_月食 トップ写真秋といえば“月見”。これは日本特有の非常に風流な習慣だと思います。日本のこのような習慣っていいですね。残念ながら、メキシコには月を見て秋を感じるというような習慣はありません。ですが“月”と言えば、メキシコは“月食”“日食”観察が大好きな国民なのです。また “春分の日”と“秋分の日”に天からマヤ遺跡のピラミッドをはい降りてくる蛇の影を観察する習慣などもありますが、それは別の記事でお話ししましたので、ここでは“日食”について、そしてアメリカからメキシコに大移動する“大型蝶”についてお話します。

 

日食

日本でも、“日食”“月食”が観察できる時は話題になりますが、どうやらメキシコ人はさらに情熱を燃やして観測するようです。日本の“月見”とは違いますが自然の神秘さ、美しさに惹かれるという点では同じですね。さて、毎年“日食”や“月食”が観察できる時は話題になりますが、歴史上でも大きく話題になり、私のメキシコ人の家族も記憶に残っているのが1991年の“皆既日食”です。1991年7月11日、日中に太陽が完全に隠れ、辺りは真っ暗になり、動物達はその異変に気付き大騒ぎしていたそうです。この現象は6分53秒続き、ここまで長く続く“皆既日食”は2132年までは観測できず、ここまで完全に太陽が隠れる“皆既日食”は800年に一度しか来ないと言われています。
編集_月食 写真1

 

マリポサ・モナルカ(Mariposa Monarca)

日本語で“オオカバマダラ”と呼ばれるこの蝶は、オレンジ色の羽に黒と白の斑点の模様の入った北アメリカの大型の蝶です。この蝶は秋にアメリカのテキサス州辺りからメキシコに大移動してきます。移動先はメキシコ、ミチョワカン州とメキシコ州の間に位置する“ オオカバマダラ生物園保護区”です。毎年何万匹もの“オオカバマダラ”が10月から3月までの間この地に住み、その期間多くのメキシコ人がその姿を一目見ようと“ オオカバマダラ生物園保護区”に足を運びます。“オオカバマダラ”は松の木などに重なるように群集します。それは暖かさを保つためだと考えられていますが、木が何百匹もの蝶で覆われて、まるで蝶の木を見るような光景になります。そのような光景や数え切れない蝶があちこちに飛んでいる姿に人々は感動し、生物の美しさを実感するのだと思います。
編集_月食 写真2

 

“ オオカバマダラ生物園保護区”(La Reserva de la Biosfera Mariposa Monarca)

この地は2008年に世界遺産として登録されました。1975年に探索チームによって発見されたことがこの地が整備されるきっかけとなりましたが、地元に住む人たちはその以前から“オオカバマダラ”が移動してくることを知っていました。5万6ヘクターもの広さを持つこの生物園の役目は“オオカバマダラ”の保護です。保護区の管理者らは不法な伐木と観光業の悪影響を常に懸念しているということです。

 

“オオカバマダラ”フェスティバル

“オオカバマダラ”を観察することのできる11月から3月の間にはガイド付きのツアーも人気で、メキシコ国内からの観光客だけでなく、アメリカ、カナダ、スペイン、ドイツ、また日本人の観光客も多く訪れるそうです。
編集_月食 写真3より多くの人にこの地の文化や芸術、また“オオカバマダラ”の存在を知ってもらうことが目的で1992年からは毎年2月に“オオカバマダラ”フェスティバルも開催されています。フェスティバルでは、音楽、踊り、食べ物、芸術、工芸品などを楽しみ、味わうことができます。また2010年には“ミチョワカン交響楽団”が招待されその地を華々しく美しい音色で飾りました。
メキシコ人も自然に関心を持ち、感動します。それは日本人と同じですが、日本の“月見”や“花見”のような習慣はやはり日本特有ですね。外国に住んでみると改めて日本人の情緒的な深さや、日本の伝統的な習慣の美しさを実感できます。

 

> この記事について報告する

関連するおすすめ記事

英語ができれば海外生活もスムーズ!オンライン英会話でらくらく英語レッスン! プチ海外生活を体験してみよう!まずは短キ留学でその国を知ろう! 出張のお土産に和柄マカロン 海外旅行、海外出張はフィールアブロードにお任せ!

絞り込み検索

ページ上部へ戻る