日々の暮らしのなかで使いやすい道具に囲まれている日本では感じないストレス。
それはメキシコのキッチン用品の使いにくさ。
つくづく日本の道具って素晴らしいなと痛感します。
日常の小さなストレスがホームシックにつながってしまうなんてことも海外生活においてはよくあること。
知っていたら日本から持って来られるキッチン用品の参考に、
本当に使いにくい!?メキシコのキッチン用品3つを紹介したいと思います!
使いにくいキッチン用品BEST3はこれだ!
・包丁
・まな板
・皮むきピーラー
包丁というよりはー。薄手ののこぎりでございます。
なんだか大喜利みたいになってますが、
今回はこんなテイストで行かせてもらいます。
メキシコの包丁。
とにかく薄手ののこぎりです。
本当にこれが一般的な包丁なんです。
野菜の方が大きいし皮が厚いのでのこぎり的なんだろうけど、切れ味があれば済む話なんですが、
製品のクオリティを上げる事が出来なかった結果。
この形状に落ち着いたんだと思います。
トマトを切る事が多いのですが日本の包丁の感覚で切ってもつぶれるだけ。
なので、押しつけ押し出してガリっと切ります。
コツを覚えるまではタマネギのみじん切りはもちろん、キュウリの輪切りさえで来ませんでした。
メキシコにも海外製のペティナイフ的な物は売っているんですが、
買って来てもすぐ切れなくなりますのでおすすめできません。
ちなみに日本の包丁。
切れ味が鋭いもんだから現地のお母さん、お姐さんたち。すっごい怖がります。
というわけで。日本から日本製の切れ味鋭い包丁をお持ちになる事をおすすめします。
築地で買える包丁が海外の料理好きにも絶大な人気ですが、
お手入れが大変なうえ錆びてしまうので。
ステンレス製のGLOBALと簡単研ぎ器がおすすめ!
まな板というよりはー。中央がくぼんだ大きめの下駄でございます。
ごらんください。これがメキシコのまな板です。
テーブルから少し浮いているのがお分かりいただけますでしょうか?
そうなんです。
下駄のように足が二本あり少し浮いているんです。
この構造、全く理解できません。
物を切るときにバランスが悪いんです。
なので中央付近しか使えないのに無駄にサイズが大きいんです。
中央付近がくぼんでいるのがご覧いただけますでしょうか?
メキシコの包丁はのこぎり状なので削れて、くぼんでいるんです。
持ち手がついているのも解せません。
片手で持ち手をつかんで片手で切る場合、中華包丁のような叩きつけて切る包丁じゃないと無理ですよね?
でもメキシコの一般家庭の包丁はのこぎり状なので切るものを確実につかんでおかなければ切る事が出来ません。
本当に謎。
さらに木製なので菌の繁殖なども心配。
ここではメキシコは乾燥しているので大丈夫。
と言う考え方もあるのですが、いっぽうで水道水が危ないからと薄めた漂白剤で野菜を洗う国民でもあります。
なのに木のまな板の殺菌はしません。
というわけで。日本から長持ちして使いやすく清潔に保てる、
まな板をお持ちになる事をおすすめします!
ゴムなのに木の感触をした、吸水率0%の新素材合成ゴム(エラストマー)抗菌まな板とかいいですね。
皮むきピーラーというよりはー。大工道具のようでございます。
いわゆるI型ピーラーが一般的なんですが、
ごぼうのように細いものを「ささがき」するなんて、
繊細な調理をメキシコ人がする訳でもないのに。どうしてI型?
それでも一般的なピーラーはI型のようで本当に使いづらい!
リンゴなど球状の物の皮むきにI型ピーラーが便利なようですが、
メキシコでは人参、キュウリなどの皮むきを頻繁にします。
その皮がまた固いのなんの、そしてサイズも巨大。
そしてなにより切れ味がゼロ。
本当にストレスで皮むきを放り投げ東京に帰りたくなるほどです笑。
というわけで。日本からステンレス製の切れ味鋭いT型ピーラをお持ちになる事をおすすめします。
裸のシェフ(?)ジェイミー・オリバーもお勧めしています!
使いにくいメキシコのキッチン用品はこの三つ!
いかがだったでしょうか?
人々に「暮らしの工夫」的な発想はない。メーカーも努力をしない。
だから、より良い製品が産まれない。
道具が暮らしを支えるという構図がみられないメキシコでは本当に料理に時間がかかっています。
道具が悪い上に効率も悪い。
女性が早くに妊娠・出産を経験し、子育て家事に束縛され、未だ女性の立場が向上しにくいメキシコ。
こんな生活もういや!あたし帰る!とかならないように。
日本製の素晴らしい道具をお持ちになってメキシコ生活を楽しんでほしいと思います。
それでもメキシコが大好き!ビバ・メヒコ!