メキシコシティにお越しの際には是非おすすめしたいのが、そこらじゅうの路上で見かける食べ物屋台。
せっせと働くお母さんお兄さん。お父さんや娘さん(家族経営が多そう?)たちの姿は
どこか懐かしい昭和の日本の屋台を彷彿とさせます。
そして街角のいたるところから立ち上るおいしそうな匂い!
地元の人たちが群がる屋台でオーダーするのも気が引けちゃうのはわかります!
でも、そこを乗り越えて食べてみて欲しい!
今回はそんな屋台の一つを紹介したいと思います!!!
街中の路上で見かける食欲をそそる屋台!!
ご覧下さい。これが標準的なメキシコシティの屋台の姿。見てください!真っ白なエプロン!
いつも思うのがこの真っ赤なタープ。陽の光を透かして怪しげな赤い陰に包まれています。
今回ぼくが訪れたのはすこし高級住宅街よりな町の屋台。
友達お勧めのケサディージャ(ケサディーヤのヤは限りなく「じゃ」に近い発音です。
タコスより大きめな生地にさまざまな具材がのった屋台定番フード。小さなチーズの食べ物。
という名に反し結構大きいので一つでおなかいっぱい間違いなし。)と
ゴルディタ(その名も太っちょちゃん。豚の皮を揚げたチチャロンが練り込まれた
お焼きみたいな屋台定番フード。)のお店。
メキシコ人の友達曰くお店の店員さんのエプロンや衣服がキレイなら当たり!
おいしいし、食あたりのリスクも低いとの事。
ゴルディタスとケサディージャが鉄板で調理されるさまは懐かしい日本の縁日のよう。
手前に並んでいる丸いのがゴルディタ(ス)、奥で焼かれているのがぼくのケサディージャ!
おなかが空いていたのでビステク(牛鉄板焼き)とチチャロン(豚皮の揚げ物の唐辛子ソース煮込み)
のケサディージャを注文。ここで鉄板周りや調理器具に注目!
この屋台は当たりだ!!!
かなりきれいに調理を進めてるよ。
奥に見えるガスタンクや水の入ったバケツなども、こまめに手入れされ整理されている事から
このファミリーのプロ意識と衛生観念の高さが伺えるね。
これすべて友達談。
ただの腹ぺこ大食い大魔神かと思いきや細やかなとこ見てる。
メキシコ人ておおらかであまり細かい事気にしないように思われてるかもしれないですけど
(確か似そうですけど。)危機管理能力は本当にずば抜けてます。尊敬!
このボリューム!満腹にならない訳が無い!
ドドーン!来ました。
これで150円ぐらい!
ケサディージャ!シンプルなお肉の具の上にセルフサービスでシラントロ(香菜)
セボジャ(タマネギみじん切り)ノパル(サボテンの細切り炒め)をどっさりのせてるのは、
ぼくの友達のフラスコ!
もちろんその上からリモン(ほぼライム)をしぼって、さらにさらに、サルサベルデ(青唐辛子とアボガドのソース)を
たっぷりかけちゃってます!
この量かけたらぼくは食べられない!そのぐらい辛い!けどメキシコ人は辛くないと駄目!なのでこの通り。
バケツに入った具とソースが豪快!
店先におもむろにおかれたバケツの中にはサルサロホ(赤唐辛子トマトのソース)
サルサベルデ(青唐辛子とアボガドのソース)リモン(小振りなライム?)そしてざく切りの
シラントロ(パクチー)セボジャ(タマネギみじん切り)ノパル(サボテンの細切り炒め)。
そしてケソパネラ(メキシコ定番フレッシュチーズ)。
これをお好みでトッピングしていただきます。
ぼくの経験上見た目に反して、サルサロホ(赤唐辛子トマトのソース)より
サルサベルデ(青唐辛子とアボガドのソース)のほうが辛い事が多いかも。
からすぎちゃった場合はケソパネラ(メキシコ定番フレッシュチーズ)で辛みを少しマイルドにする事も出来ちゃいます。
いかがでしたでしょうか?メキシコの屋台。
群がる食いしん坊に怖じけず「ウナゴルディタ(ケサデジャ)ポルファボール!」と大きめの声で言ってみましょう!
そして「路上で食べるその心得」はお店の人の服が綺麗な事!もうひとつ行列ができてたらおいしい!
友達が胸を張って教えてくれたけどそれって当たり前じゃない?
てきぱきと働く屋台のみなさん!
それでもメキシコが大好き!ビバ・メヒコ!