日曜日の昼下がり友達にお勧めされたエキシビションを見に行くのに久しぶりにメキシコシティの主要公共交通機関であるメトロに乗ってお出かけして来たので、紹介したいと思います!
このカードがメトロカード。
SUICAと同じようにデポジットを払って入手、都度課金してメトロ(地下鉄)やメトロブス(連結車両が専用車線を走るバス。バスはスペイン語ではブスと発音します。)で利用できるので、観光であってもメキシコシティを訪れた際には手に入れましょう!
市場の中の大衆食堂でランチ!
メキシコシティの中心街インスルヘンテス駅のホームに着きました。
経費節減の為かメトロ構内は薄暗いことが多いのです。
また、日本のように駅構内で行き先や電車の到着の合図などは放送されませんので、メトロにのる前によく下調べをして利用するようにしましょう。
迷ったそぶりで路線図を眺めていたり、過剰にきょろきょろしていると、強盗に目を付けられて同じ車両に乗り込まれ、刃物で脅され乗客の誰にも気付かれない間に金品を奪われてしまうなんて事もあるようです。
もう一つ怖いのが車内での誘拐監禁。
奪われた携帯電話のナンバーから知人などに電話をかけ今メトロの中で監禁しているから身代金を払わないと解放しないぞ!と脅す手口が最近ふえているそうです。
メトロを行ったり来たり一日中監禁されるなんて!
そんな事に巻き込まれないように、さくさく歩いて強盗に目を付けられないように気をつけましょう!
前方には女性専用車両があります。
写真の奥に見えるゲートの先は女性専用車両の停車するスペースになっています。
基本的にいつも混雑しているメキシコシティのメトロ、なのでゲートの先が空いているな!なんて乗り込まないように!
でもこの女性専用車両、LGBTの方たちに寛容なここメキシコシティでは性同一性障がいの方も普通にのっています。
そりゃそうですよね?体が男性で心が女性なんだから。こういうとこメキシコシティって本当に良いと思います。
お年寄りや障がいのある方または子連れや妊婦の為の優先席はしっかり確保
ご覧下さい。日曜日で比較的、混雑していないメトロの車内ですが、お年寄りや障がいのある方または子連れや妊婦の為の優先席はしっかり確保されているんです!
すばらしいですよね!
そして女性が立っていたら男性は必ずと言っていいほど席を譲ります。
こういうのは本当にマチズモ(メキシコ特有の男尊女卑?な風習)の良い部分だと思います。フェミニストの方は怒るのかな?
これでもかなり車内は空いているほうなんです。
メトロ名物、年季の入ったメトロ芸人!!!
毎回メトロに乗ると密かな楽しみの一つがメトロ芸人!!!
今回遭遇する事が出来たのは、甲子園の応援でおじちゃんがかぶっている様な小さな傘を頭に乗せたおじさん歌手!
写真ではわかりにくいですがリュックをお腹側に背負ってアンプ内蔵カラオケマシーンで爆音でメキシコの演歌?を歌い上げています。
これがなんと結構うまい!そして乗客もこういったメトロ芸人たちに寛容で手拍子したりして盛り上げます。
本当にみんな音楽が好きなんだなあと感じます。
メトロ芸人の方たちは盲目の方も結構多い。
障がいを抱えながらもタフに生きるメトロ芸人とそれを支える心優しいメキシコの人たち、過酷な現状の中に咲く一輪の花のように感じて感動したりします。
一曲歌うと車両を移動してチップをみんなにいただいて次の曲を披露します。
乗客もメトロ芸人に慣れているようでポケットに小銭を用意しているかのような人も多く見かけます。
ぼくもいまではメトロに乗る時はポケットに小銭を忍ばせています。
ぼくが今まで見た中で一番面白かったのがフリースタイルでラップを披露する二人組。
本当にレベルが高くてびっくりしました。
乗客をいじって笑わせたり、乗客の一人が言った一言をもじって韻を組み立てたりと相当なやり手でした。
メトロ構内の標識をみのがさないように!
東京の地下鉄とは大きく違い、標識や案内はとってもわかりにくいです。
そして地下鉄構内も複雑に入り組んでいるので、事前によくよく確認してメトロを安全に利用しましょう!
今日の目的地ベジャスアルテス宮殿に到着!
ちょっぴり緊張しながらメトロを楽しんだぼくは今日の目的地ベジャスアルテス宮殿に到着しました。
ちなみに日曜日のメトロは比較的混雑していなかったのでiPhoneで写真を撮る事も出来ました。
ただ観光できたみなさんが地下鉄車内で写真を撮ったりする事はお勧めできません。
非常に目立つし強盗の格好のカモにされてしまうからです。
それでもぼくは、メトロの車内で楽しむメトロ芸人の歌や演奏やラップを楽しんでいます。
これだから多少危なくたってメトロに乗るのがやめられないんです。
だからぼくはメキシコが大好き!ビバ・メヒコ!