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【イベント】メキシコを代表するイベント【メキシコ】

セマナサンタ、日本語で“受難週”を意味するこの特別な一週間は、キリスト教国、特にカトリック教国においてとても重要な日として位置づけられている。様々なイエス=キリストの“受難”に因んだ催しが各国各地域で催されている。今回紹介するのは筆者が住む場所、プエブラ市にある小さな町“サンフェリペ”でのイベントである。プエブラ歴史地区とはひと味違う、現地の人特有のお祭りの様子をご紹介出来ればと思う。

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私が住む町“サンフェリペ”はプエブラ歴史地区から車で15分程度のところにある、いわゆるベッドタウンである。多くの労働者が朝早くこの町を発ち、プエブラ歴史地区や遠い人でメキシコシティまで働きにでる。朝から市場などが賑わう活気にあふれた町だ。

ところで、メキシコの町の名前には良く“サン?”という枕詞がつく。“サン”とは英語でsaint、“聖なる”という意味を持ち、フェリペとは人の名前とくれば、英語やスペイン語を嗜まない人でも想像出来るかもしれない。之はカトリック教徒の“聖人”の名前を町名に使用しているのだ。カトリック教徒が国民の8割以上を占めるメキシコ、その中でも色濃くカトリック色が残る街プエブラではこのように、聖人の名前を引用した町が多数存在するのである。

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皆さんはセマナサンタ、“受難週”とは何かご存知だろうか。“受難”という言葉に注目すると分かる通り、之はイエス=キリストが神から“難”を授かった週を表している。イエス=キリストがローマ政府から磔にされてから現世に今一度生誕するまでの一週間の記憶を未来永劫人々が忘れないために、受難週、またの名を“聖なる一週間”として、様々な催しを通してカトリック教徒が何世代も語り継いできたのである。特に、聖金曜日、実際にキリストが受難した日と、聖土曜日、キリスト再誕の前日、がこの週の本番とされている。

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写真のように、サンフェリペでも受難週に因んだ劇が聖金曜日に大々的に催された。町の住民が一から衣装を作成し(文字通り全住民が)、役者も住民自身が行うなど、徹底した住民参加であった。
筆者は之に参加するまで、セマナサンタは単なる祭りだと誤解していたが、準備段階での積極的な住民参加を見て、セマナサンタとは単なる祭りではなく、住民が共同してキリストのことを深く思慮するためのものだと理解した。
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聖土曜日には、実際の道路に受難週を表すデコレーションを各家が作る、というイベントが行われた。写真を見てもらえれば、住民が一生懸命準備しているのが分かると思う。

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写真はその完成形である。各家が教会から割り振られたテーマに沿って、各々の個性をだした“絵”を道路に再現した。
筆者もこの準備に参加した。そして、サンフェリペの暖かい人たちに触れることが出来た。各家の準備をする合間に隣接する各家の準備を手伝い合う人や料理を食べ合/mexico-3634/う人、そして時には手を止めて談笑する人など、住民がセマナサンタを通して素敵なひとときを過ごしている風景を垣間見ることが出来た。

メキシコは危険な国である。それは否定の使用も無い事実である。しかし、メキシコ“全”地域が“本当に危険なのか”というと筆者は疑問である。事プエブラに至っては、道路の至る所にゴミ箱が設置されており、また、旅行客はその安全さに驚き、高価なタブレットや一眼レフカメラを裸で持ち歩くほど危険性も少ない。それは一重に、“世界文化遺産”に登録されているという誇りとともに、本来あるべき“キリスト教”の精神が住民一人一人に浸透している左証であると筆者は考える。
ぜひとも、プエブラに一度旅行されることをお勧めする。そしてもし、旅行する日取りで迷うのなら、是非街全体がキリスト教一色に染まる一週間、セマナサンタを旅行日として選んでみてはいかがだろうか。

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