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ポーランドの七五三のようなお祝い事[ポーランド]

 

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カトリックの国ポーランドでは年齢に関係する行事が4つあります。その行事の内2つが宗教によるものです。更にその内の一つが日本の七五三に近いと感じています。七五三では本来、男の子が5歳で袴を着るようになり、女の子が7歳で大人と同じ帯を締めるようになる、成長への感謝の行事です。一方ポーランドで8歳前後に行われる宗教行事は大人と同じ扱いを受けるための通過行事です。大変興味深いこの行事について後ほどご紹介します。

 

赤ちゃんのお祝い事

まず、多くのポーランド人は生まれて間もない頃、教会で洗礼を受けます。神父さんからおでこに水をかけて貰う儀式です。これが人生最初の行事。日本風に言えばお宮参りに相当するでしょうか。

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七五三に近い?小学生のお祝い事

つぎに行われる行事もカトリックの行事で、コムニア(komunia)と言います。聖体拝領と訳され、簡単に言うとこれからカトリックの共同体に仲間入りするための行事です。普段礼拝の最後に神父さんから丸くて薄いパン(白いポテトチップスみたいな形のもの)を貰って食べますが、コムニアが済むとこの薄いパンを神父さんから頂けるようになります。

以前、カトリック教徒の友人と一緒に礼拝に参加したことがあります。その時、何も知らなかった私は信者と一緒にパンを貰いに行こうとして止められた経験があります。いまだパンを貰うチャンスはありませんが、どんな味なのか興味があります。

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話がそれてしまいましたが、コムニアは毎年5月、8歳前後の子供に対して行われます。男の子はスーツを着て正装し、女の子は白いウェディングドレスのようなワンピースを着て儀式に臨みます。年齢的な事や、決められた服を着ることなどが一番日本の七五三に近い行事のように思います。

そして教会儀式が終わると、それぞれの家族が昼過ぎからレストランやホテルで盛大なパーティーを行います。パーティーには子供の親戚とカトリック名の名付け親が招待されますが、招待客は子供のために値段の張るプレゼントを用意しなければなりません。8歳の子供のために高価なタブレットやアイフォン、パソコンなどをプレゼントするようです。それを聞くと招待されるのは怖くなります。日本の一部地域では七五三をホテルやレストランで豪華に祝うそうなので、こんな所も似ています。

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一方子供の両親もかなりの出費を覚悟しなければなりません。日本のように2時間程度で終わるパーティーではありません。昼食から始まり、お菓子と夕食まで振舞うため、相当な費用になるようです。更にコムニアのための特別なケーキを用意しなければなりません。ケーキ店で見本を見たことがありますが、その店では聖書を開いた形のケーキに子供の顔写真が印刷されてありました。写真はチョコレートに印刷されてあり、食べる事ができるようです。教会へのお布施の他、レストラン代、ケーキ代、衣装代に靴代と費用がかかりますから、当然お金が足りなくなる人もいます。そんな人達の中には金融機関からお金を借りる人もいるそうです。

コムニアはたった1日だけでは終わりません。その後1週間ほど連続で正装をして教会へ通うことが義務付けられています。共働き夫婦が多い中、時間の遣り繰りをして子供を教会まで送り迎えすることになります。

編集_003_1こんな親族を巻き込んだ盛大なお祝い事が済みさぞ、その子供は敬虔な信者に育つのだろうと思いきや、多くの子供は次第に教会から遠ざかります。原因は色々ありますが、今の若者の教会離れは深刻で、日曜礼拝参加者の多くがお年寄りです。

 

18歳で成人のお祝い

ポーランドの法律では18歳で成人になります。そのため、18歳の誕生パーティーは大人になった記念の意味もあり、いつもより盛大に行います。日本の成人式に当たる行事はありませんが、この日は自宅やレストランで食事をしたり踊ったりして祝います。大人になったと言ってもまだ高校生ですが、法律上は飲酒や喫煙が可能です。

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高校3年生の行事

ストゥディノフカ(Studniowka)はマトゥーラ(高校卒業試験兼大学入学資格)の100日前、2月頃に行われるダンスの行事です。19-20歳の高校3年生がダンスのパートナーを探し、カップルで参加します。男性はネクタイにスーツで、女性は大人っぽいセクシーなドレスを着ます。マトゥーラに合格するためのお守りとして、なぜか女性だけ赤い下着を付けるのが伝統ですが、最近の女の子は下着の代わりに赤いガーターベルトをしているようです。大胆な女の子は自分でスカートをたくし上げ、お互いのカーターベルトを見せ合って盛り上がっているようです。

編集_005_1ダンスの1曲目はポロネーズという、ポーランドの伝統的な踊りを踊ると決まっています。男女が片手を繋ぎ、背筋を伸ばして踊る優雅な踊りです。細かい動きはあまりありませんが、全体で2列になったり、大きな2つの円を作ったりと隊形移動があり、見ている者の目を楽しませてくれます。この時期、暗くなりがちな受験生にとってはよい気分転換になる素敵な行事ですが、お祝い事ではありません。

このストゥディノフカで楽しんだ後は、受験まで残り3ヶ月の追い込み期間となります。マトゥーラに合格したらきっと家族や友達がお祝いしてくれるでしょう。頑張れ受験生!

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