編集_image002_1

秋はマラソンが面白い!ワルシャワマラソン大会[ポーランド]

 

編集_image002_1 スポーツの秋が到来、今ポーランドではマラソンが人気です。10月だけでフルマラソンの大会が6箇所で行なわれます。その先陣を切って先日9月28日に「PZU・ワルシャワマラソン大会」が行われました。日本とは一味違った個性的な選手と応援の人たち、また大会運営側も規則を作っておきながらもゆるく運営しているせいか、面白いハプニングが起こりやすく目の離せない大会です。

編集_00_1

 

一瞬で消えていったアフリカ選手達

今回で36回目を迎えるワルシャワマラソン大会は近年のマラソンブームの影響で参加者は約7千人で国内最大規模。近隣諸国から参加する選手もいます。スタート場所は2年前のサッカーヨーロッパカップのために建てられた国立スタジアム前からです。最初に市の中心、文化科学宮殿を目指すのでそこで待機してみました。

 

編集_01_1スタートからまだ6分程度で、アフリカ勢6人グループが目の前を走り抜けて行きました。ゼッケンに番号が無く名前だけの選手と番号が一桁台のためおそらく招待選手でしょう。テレビのマラソン中継とは違う迫力です。一流選手のスピードと言ったらもう4百メートル走を走る感覚でした。そのため一瞬で目の前から消えて行きました。この速さで42Kmも走れるのだろうかと心配になったほどです。彼らは分や秒を争うためカーブでは内側ギリギリを走り、まるでF1レースさながらです。

編集_02_1

 

文化科学宮殿の向かい側に2階建てバスが待機し、その上からDJと応援団がノリの良い音楽と一緒に通る選手を応援しています。2.5Km地点のせいか、まだまだ元気の選手が多く手を振ったりして元気に答えていました。
編集_03_1編集_04_1

 

Tシャツがきっかけ、マラソンで国際交流

応援していると、左胸に日本国旗が印刷されたTシャツを着ている日本人が何人も走り抜けて行きます。中にはかなり高順位の方も。森や公園が多く、練習場所には不自由しないためか、ポーランドに来てからマラソンに目覚める日本人在住者が多数存在します。私も毎年応援した直後はその走りに感動し、翌日から5Km程走ってみるものの寒くなると止め、結局2ヶ月も続きません。マラソン大会に出場するような方は、雪が降っても、地面が凍っても、スパイクが付いた専用ジョギングシューズを履き練習を続けているようです。そんな話を聞くと、実際に42Km完走する方を尊敬してしまいます。

 

編集_05_1

 

お揃いのTシャツは日本人だけではなく、何かのグループに所属しているポーランド人も、同じTシャツを着て参加しているので、探してみるとランナーの情報が分かって楽しいです。
ところで、在住日本人のTシャツを見て選手が日本人だと気づいた沿道の応援者は「ありがとう」「こんにちは」「さようなら」と知っている限りの日本語で応援してくれます。また走っている選手の中にも、日本人だと気づき気軽に声を掛けてくれる人がいるのだそうです。親日家の多いポーランドならではの嬉しい光景ですね。そして沿道で応援している人達は、通り過ぎるランナーに惜しみない声援や拍手を送り、それに答える形で選手も手を上げたり拍手で返答したりしているので、見ていると心が温かくなってきます。

編集_06_1

 

ポーランド流イベントの楽しみ方

この大会、選手全員がICチップを付けていて、5Km毎にあるチェックポイントで順位とタイムが記録される仕組みになっています。その記録は、直接大会のホームページにアップされるので、選手のゼッケン番号か名前が分かれば、今どこを通過したのかが応援者からでも分かる仕組みになっています。
編集_07_1マラソンを応援する楽しみの一つは、個性的なランナーを見ることです。今回はバナナの着ぐるみを着た「バナナマン」や秋らしく枯葉をあしらったドレスを着た「秋の女王」(ゼッケンが無いので飛び入り参加のようです)、また去年も見掛けた、上半身裸で小麦色に日焼けをした「日焼けマッチョ」のお爺さんランナーも。このお爺さん、とにかく陽気で声援を送ると大きな声とリアクションで答えてくれます。この他、裸足で走る選手がいて、コンクリートのコースでは足が痛いのか、沿道に生えている芝生の上を走っていました。
編集_08_1
中でも一番面白かったのはサッカーボールを蹴りながら走る人です。平地や上り坂は安全でしょうが、下り坂もあるコース、一体どうするのか興味を持ちました。
また体の不自由な方も一緒に走っていました。車椅子や、手元のペダルでこぐ自転車型の車椅子で参加している方、目が不自由で伴走者を伴っている方も。この他、車椅子に乗った方を押しながら走っているランナーもいました。一方で、去年何組もいたベビーカーを押しながら参加するランナーを見れず期待外れでしたが、ベビーカーの子供も1年経てばもう歩けるようになっていますね。
編集_09_1沿道で応援するだけでは満足しない人は、自転車で選手の横やコース内を走って応援していました。給水所など混みあう場所もあり、選手にとっては危険だと思うのですがお構いなし。規制はあるものの、あまり守られていないようです。

 

ありえないマラソンインタビュー

一方テレビの取材の方も、日本では想像できないようなことをしていました。レポーターが走っている乗用車のサンルーフから体を出して天井に腰掛け、実況していましたが、30Km地点で、何と走っている選手にインタビュー。通常30Km地点など苦しくて会話できる状態ではないと思うのですが。しかし意外なことに質問された選手の方も走りながらもしっかり返答。マラソンを始めるために禁煙したことを話してましたが、さすがに最後の方は声が苦しそうで徐々にスピードが落ちていました。

海外旅行 ポーランド 海外旅行 ポーランド

アフリカ選手がゴールのため国立スタジアムに入って来ると、インラインスケートを履いた人が隣で一緒に滑ってきました。「また部外者が侵入したか!」と思いましたが違い、スケート靴を履いた正式なカメラマンでした。またかと言うのは前例があります。2年前の話、トップの選手があと少しでゴールという時、横から動物の着ぐるみを着た人とそれを追う探検家に扮した2人が出てきて、1位の選手がゴールした直後に一緒にテープを切ってしまったのです。

海外旅行 ポーランド 海外旅行 ポーランド

 

ゆるいのが魅力のワルシャワマラソン大会

優勝者はケニア出身の男性でした。賞金とボルボ車が贈呈されました。また女性の1位はウクライナ人でした。実はこの大会の同日同時刻にお隣ドイツでベルリンマラソンが行われています。ワルシャワマラソンはベルリンマラソンに比べ知名度が低いためか、超有名選手はお隣に行っているようです。しかしワルシャワマラソンは大会運営の規則はあってもゆるく、選手も応援者もまた取材の方も自由にのびのびと行なっている印象を受けました。またそのゆるさがこの大会の良さであると思います。
編集_14_1このワルシャワマラソン大会に興味をお持ちの方は参加されてみてはいかがでしょうか?海外からの参加も受け付けていて、今大会の場合、7月頃からインターネットで参加登録を受け付けていました。早く申し込むと参加費用が割引になるんですよ。
マラソンの時間制限は6時間30分以内と決まっていますが、あとは陽気な人たちと大勢の人たちの応援を受け、楽しく走ることが出来るでしょう。

海外旅行 ポーランド 海外旅行 ポーランド

今秋の大きなマラソン大会の開催予定は10月12日(日)に行われる「ポズナンマラソン」(Maraton Poznanski)で5-6千人規模です。今からの申し込みは間に合いませんが、近くに行かれる方は応援されてみてはいかがでしょうか。今後の大会でまだ申し込みが可能なのは来年4月26日に行われる「オルレン・ワルシャワマラソン」(Orlen Warsaw Marathon)です。42.195Kmの他、10Kmと4.6Kmの競技もあります。

秋のマラソン大会はゆるさが際立つポーランドがお勧めです。

 

マラソン情報他

ユーチューブ(2012年大会、着ぐるみも一緒にゴール:1分31秒頃):
http://www.youtube.com/watch?v=jIgo-m3LF4o

ユーチューブ(2014年大会、インラインスケートのカメラマン:42秒頃):
http://www.youtube.com/watch?v=_7MmkhGB1Jk

ポズナンマラソン:http://marathon.poznan.pl/

オルレン・ワルシャワマラソン:http://www.orlenmarathon.pl/

ポーランドのフルマラソン開催カレンダー:http://www.marathon42k.pl/

 

> この記事について報告する

関連するおすすめ記事

英語ができれば海外生活もスムーズ!オンライン英会話でらくらく英語レッスン! プチ海外生活を体験してみよう!まずは短キ留学でその国を知ろう! 出張のお土産に和柄マカロン 海外旅行、海外出張はフィールアブロードにお任せ!

絞り込み検索

ページ上部へ戻る