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ハロウィンと死者の日[ポーランド]

 

編集_image002_1 元々ポーランドにハロウィンの習慣はありませんが、最近はアメリカやイギリスなどの影響を受けて、少しずつ浸透してきています。商業的、娯楽的で、丁度日本のクリスマスを祝う感覚に近いと思います。ハロウィンの翌日は「死者の日」で、多くの人が墓参のため出掛けるので国中大渋滞になります。

 

ハロウィンの飾りを探して

10月になるとレストランやカフェなどの飲食店では、店の入り口やショーウィンドーに本物のカボチャが飾られています。何のために飾られたのか確認したく、実際にカボチャが飾ってある3軒のレストランを見てみましたが、カボチャメニューはありませんでした。そのため、カボチャを飾るのは、収穫時期で秋を感じさせてくれ、特にオレンジ色のカボチャは色彩的にも目立ち、オブジェにいいからでしょう。

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私がレストランを訪れたのは10月初旬のせいもあり、まだどこのレストランにもカボチャで作られたが「ジャック・オ・ランタン」はありませんでした。去年は何箇所かの店先で見かけたので、おそらくハロウィンの1週間ぐらい前から「ジャック・オ・ランタン」が登場すると思います。本物のカボチャを使う飾り物は1ヶ月前からだと腐るでしょう。
またワルシャワ市の中心にある「ズウォティー・タラシィー」や「アルカディア」ショッピングモールを見ましたが、ハロウィン的な装飾はありませんでした。

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やっと発見!ハロウィンの食品?

ハロウィン的な物を求めて街中を探し回り、やっと見つけたのがカボチャの飾りが付いたケーキです。これもレストラン同様、季節を感じさせる飾りでハロウィンとは無関係に思えました。ケーキならハロウィンの飾りがあるはずと期待していたのでガッカリ。数日しか持たないお菓子なので、きっと直前になったらハロウィン仕様のケーキが登場するでしょう。
編集_08_1スーパーにも何かあるのではないか調べました。野菜売り場には沢山のカボチャが売られていて、小さいのから大きいのまで普段以上に揃っていました。「Hokkaido」 なんて名前の小さなカボチャもありました。これはポーランドの水っぽいものと違い、日本のカボチャに近い味がします。しかし小さくて硬いので「ジャック・オ・ランタン」には向かないでしょう。
編集_13_1この他、カボチャのジャムを見つけましたが、ハロウィンとは無関係のようです。分量を見るとカボチャが50%で、あとは林檎とレモンです。実際に買って食べてみましたが甘酸っぱくて美味しかったのでお勧めです。
ここなら確実にハロウィンの飾りがある場所へ行きました。それはパーティーグッズを扱う店です。やはり期待を裏切らず、部屋飾りからコスプレまで種類豊富でした。また玩具屋のショーウィンドーにも「ジャック・オ・ランタン」柄のTシャツを着たマネキンが立っていたり、インテリア雑貨店にもカボチャの置き物を発見しました。食品以外は早めに飾り、商機を逃さないようにしています。しかし日本と比べるとハロウィン関連の物が出回るのが遅く、関連商品も少ないと思います。

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子供のハロウィン

幼稚園や小学校では、授業の一環としてハロウィンの飾りつけを作ることがあります。去年友人宅の玄関には小学校低学年の子供が作ったカボチャの「ジャック・オ・ランタン」が飾られてありました。また学校によってはハロウィンの仮装をし、皆でお菓子を食べるパーティーが開かれることもあります。
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仮装はパーティーグッズ店で購入できますが、中にはお母さんの手作り衣装で参加する子供もいます。また近年では仮装した小学生が近所を訪問し、お菓子をもらいに行く事があり、そんな習慣を知らないお年よりは訳が分からずドアを閉めたり、知っていてもポーランドには無い習慣に戸惑う人が多いようです。家にはまだやって来たことがありません。
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若者のハロウィン

パブやクラブでは仮装して参加するハロウィンパーティーが行なわれるようです。昨年参加した人は大いに盛り上がって楽しかったとのこと。しかし翌日11月1日は「万聖節/死者の日」と呼ばれるカトリックの祝日で国民が一斉に先祖の墓参りに行く日のため、実家に帰省する若者も多く、パーティーを楽しむのはほんの一部のようです。
編集_10_1学校で飾り物を作ったり、お化けのコスプレをする若者のハロウィン文化について、カトリックの神父さんは「古代ケルト人の宗教行事を取り入れるのはおかしい。」と否定的な意見を述べています。一方子育て世代の30-40代は「娯楽として楽しんでいるのだから、カトリックとは別。今は民主主義だしカトリックはもっと寛容性を持ってもらいたい。」との考えが主流です。
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死者の日に交通事故死が増える

ハロウィンの翌日11月1日はカトリックの諸聖人を祝う祝日で、当日は教会でのミサと同時に墓参りへ行く習慣があります。このため墓地周辺はどこも大渋滞。墓地へ行くための特別なバスが増便されますが、通常先祖の墓は1箇所だけではなく、数箇所をハシゴするのが普通なので、どうしても車で出かける人が増えます。しかも普段殆んど運転しないペーパードライバーが多数登場します。また墓参りのために親戚同士集まり、朝からアルコールを飲んでから車を運転する人も。そのため、毎年この時期は警察がアルコール検問やスピードチェックを強化しますが、交通事故が多発。1年で最も交通事故死が多いのが「死者の日」である11月1日前後3日間だとか。悲しい現実です。

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夜のお墓参りは幻想的?!らしい

我が家は上記のような理由で、毎年お墓参りを数週間ずらし、死者の日当日は家にいるのですが、過去ポーランド人の友人や夫から勧められたのが死者の日の「夜のお墓参り」です。理由は綺麗で幻想的だから、だそうです。夜のお墓を「綺麗」と言えてしまう感覚が非常に不思議なのですが、ものめずらしさもあり付いていく事にしました。
編集_17_1場所はワルシャワのアルカディアショッピングモール近くにある「ポウォンスキ墓地」です。この墓地には著名な政治家、小説家、俳優、音楽家などが眠る墓地で、まったく縁もゆかりも無い人々が訪れることの多い墓地です。当日は墓地に人々が殺到し身動きするのが難しい場所も。普段の静けさや怖さが嘘のような人だかりで、一体どこに来たのか分からなくなる思いがしました。
墓地の中心部の壁際には著名な人の墓が並びます。1924年にノーベル文学賞を受賞したヴワディスワフ・レイモントのお墓もありました。
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墓地には無数の瓶に入ったろうそくが灯され、遠くから見ていると確かにきれいではあります。時々ろうそくの火が大きすぎ、近くの造花に引火して墓石の上が燃えていることも!生前人気のあった俳優の前には無数のろうそくが灯っていて、亡くなっても尚、人気が衰えない様子に感心しました。しかし、11月の夜は気温が0度以下になるため、見学はとにかく寒さとの戦い。もし興味のある方は防寒をしっかりとしてお出かけください。
ハロウィンの翌日はポーランドの幻想的なお墓参りはいかがですか?

編集_19_1※写真は「死者の日」4週間前のポウォンスキ墓地です。この日は修学旅行生やデート中のカップルが訪れていました。この日は数個の蝋燭ですが、11月1日は墓石の上や周りに無数のろうそくが灯されます。

 

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