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【グルメ・ドリンク】冬のおすすめスイーツ【ポーランド】

 

編集_image002_1ポーランドでは男性も甘いものをよく食べるので「スイーツ男子」なる言葉はありません。季節ごと、伝統行事ごとに登場するスイーツは老若男女関係なく食べられます。冬は果物が収穫できないので、夏や秋に収穫して加工したドライフルーツやジャム、またナッツ類をふんだんに使った焼き菓子がメインです。現地発の冬におすすめの伝統的なスイーツを4つご紹介します。

 

聖者マルチンのクロワッサン(Rogal świętomarciński)

ポーランドの都市、ポズナン発祥で100年以上の歴史を持つロガル・シフェントマルチンスキをご紹介します。
ポーランドのカレンダーには毎日聖者の名前が書かれてあり、その日が誕生日とは別に「名前の日/命名日」として祝われますが、11月11日は聖者マルチンの日。この日前後になるとポズナンだけではなく、ワルシャワでも「ロガル・シフェントマルチンスキ」が売られ始めます。
編集_01_1普通のクロワッサンは軽いですが、「ロガル・シフェントマルチンスキ」はまずその重量に驚かされます。見かけは砂糖のかかったクロワッサンなのに4個買ったときは袋がずっしり重かったのです。1個250gなので4個で1Kgです。重さの理由は白いポピーシードがクロワッサンの生地にたっぷり挟まれてあるためです。表面は砂糖でコーティングされ、上にはナッツがかかっていて食欲がそそられます。歯ざわりがよく食べ応えのあるスイーツなので、1個食べきれない人もいると思います。通常買うと紙袋に入れてもらえますが、時間と共に紙袋に油が染みて表面のパリッとした感じが無くなってきます。そのため買ってきたら早めに食べることをお勧めします。
このクロワッサンをポズナンで食べられればいいのですが、そこまで行く時間かない方は、ワルシャワなど他の都市でも聖者マルチンチンの日前の11月から大体2月頃まで入手可能です。この名前を使って販売するには特別な証明書の取得が必要で、そのためレシピが守られているようです。他の都市で売られていても本家と違わない味のようですが、やっぱり本家の「ロガル・シフェントマルチンスキ」を味わいたい方はポズナンへ行かれるか、通販を利用されるといいでしょう。(本家の方は1年中販売されているようです。)
編集_02_1姿形が「ロガル・シフェントマルチンスキ」にそっくりで、「ロガル・○○○」と別の名前で売られているスイーツを数回食べたことがありますが、どれもポピーシードの量が本家より少なく、軽い食感でした。これはこれで美味しいのですが、本家で食べ慣れている人からすると、美味しくないようです。本物に出会えなかった方は、ケーキ店などで売られている本物そっくりなロガルも美味ですからお試しください。

ポズナンのロガル・シフェントマルチンスキの店: http://www.rogalemarcinskie.pl/

 

マコヴィエッツ(Makowiec)

マコヴィエッツはクリスマスイブに食べられるイーストを使ったお菓子です。ロールケーキ状になった物を薄く切って食べます。こちらは白ではなく黒いポピーシードと、レーズンやアーモンド、胡桃、蜂蜜などが入っていて、お腹にずっしりきます。伝統的なお菓子で、幸せのシンボルと言われています。また未婚の女性がクリスマスイブにマコヴィエッツ作りのためにポピーシードを細かく磨り潰すと、早く結婚できると言われています。
編集_03_1私の夫が子供の頃、祖母と一緒にマコヴィエッツ作りを手伝ったそうです。当時はポピーシードを肉のミンチ機に3回も入れて細かくしたそうで、ポピーシードを細かくすることは、早く結婚できる云々以前にマコヴィエッツを美味しくするのに必要な作業で、美味しいマコヴィエッツを作る女性は料理上手として男性からモテたのではないかと考えました。クリスマス以外でも店で売られていますから是非お試しください。

 

ポンチュキ(Pączki)

今年は2月12日木曜日が「脂の木曜日」です。「脂の木曜日」とはカトリックの四旬節期間直前の木曜日のことで、イースターのちょうど46日前に当たります。本来の意味は、これからイースターまでの断食期間、ラードや砂糖、卵、フルーツなどが禁じられていたため使い切ることにありました。しかし現代この断食を行う人は少なく、たくさんポンチュキを食べる日に変わりました。当日は朝6時頃からすでにパン屋、お菓子屋に長蛇の列が出来ます。そして皆さん大量に購入していきます。家庭で手作りする人もいます。
ポンチュキとは油で揚げた楕円形のお菓子で、ドーナツに近いです。しかし日本のドーナツに比べるとやや硬めで、もっとモチモチした弾力があります。表面に砂糖がかかっているものが多く、上にはナッツやオレンジピールで飾られているものもあります。ポンチュキの中にはジャムが入っており、1番人気がバラのジャム(różany)です。その他プルーン、イチゴ、アプリコット、ラズベリーなどがあります。
編集_04_1ポンチュキは普段から売られているお菓子なので「脂の木曜日」に並んでまで買う必要はないのですが、長く住むと「脂の木曜日」当日に食べられないと、まるで春がやって来ない感じがします。それに追い討ちをかけるように、ポーランドの人たちは翌日、いくつポンチュキを食べたか聞いてきますから、ますます当日食べたくなります。私はこの行事を日本の年越し蕎麦のように感じています。
ポンチュキは1個が400~500カロリーあると言われていて、正に脂の塊です。それを多い人だと一気に7-9個食べるそうです。私は日本人女性としては大食いの方ですが、それでもポンチュキを一度に食べられるのは3個までです。もし世界対抗でスイーツの大食い大会を開いたらポーランド人が優勝すると思います。
編集_05_1※上記の写真はワルシャワにあるポンチュキ専門店です。大変人気があり、多くの人は揚げたてのポンチュキをその場で食べ始めます。週末はいつも行列ができる店です。グディニャとソポトにも支店があります。

 

ファヴォルキ(Faworki)

ポンチュキに比べ陰が薄いですが、ファヴォルキも「脂の木曜日」に食べられる伝統的なお菓子です。形はおでんのコンニャクの様に中央に切れ目を入れねじってあり、見た目はチップスのように薄くて軽いですが、高カロリーのお菓子です。
材料は小麦粉、卵、砂糖、サワークリームと、その他アルコール分が90%以上のスピリタスを加えます。この強いアルコール効果で、サクッとしたチップスのような歯ざわりになるんだとか。食べるときはすでにアルコール分は抜けていますからご安心を。そして油の代わりにラードで揚げるのが特徴です。そして仕上げに粉砂糖を振りかけます。
編集_06_1店で売られているときは箱に入っているか、ピラミッド上に交互に重ねられていますが、大変壊れやすいお菓子なので、おみやげなどにはせず現地で食べきるのが一番でしょう。
ポーランドの「冬のおすすめスイーツ」4つはどれも伝統的で国民に愛されているお菓子です。ポピーシードのお菓子は日本人にあまり馴染みがなく、正直以前は苦手でしたが、毎年食べていると独特な味といい香りが病みつきになってきます。ポンチュキは普段から美味しい店をリサーチしておいて、「脂の木曜日」にはその場所のポンチュキを食べるのが定番です。
冬は伝統的な美味しい食べ物が多いので、ポーランドにお越しの際は冬のスイーツを是非お試しください。

 

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