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【暮らし・住まい】ワルシャワの交通機関【ポーランド】

 

編集_00ワルシャワ市はバスの交通網が発達した街です。行きたい場所へは大抵バスで行けます。2両の連接バスが多く、一度に大勢の人を運ぶことができるのが特徴です。少々運転の荒いのが難点ですが、車内にはベビーカーと車椅子専用のスペースが設置され、低床でバスが傾くバリアフリー仕様です。他の交通機関でも見られますが、お年寄りや身体の不自由な人に席を譲るのは当たり前で、乗り降りの際には乗客が手助けするのをよく見かけます。また男性の中には見知らぬ女性を先に通してから乗り込むポーランド・ジェントルマンもいますので注目です!そんなワルシャワの交通機関について、バスを中心にご紹介します。

 

編集_01ワルシャワ市の交通機関

ワルシャワ市の公共交通機関は電車、メトロ、バス、トラム(路面電車)ですが、特にバスの交通網が発達しています。これらの交通機関はワルシャワ市交通局(ZTM)の共通切符が使えるのでとても便利です。運賃は距離制ではなくゾーン制で、殆どのワルシャワ市内はゾーン1になるので、1枚の切符で複数の交通機関を利用することが出来ます。
切符の種類は20分、75分券、24時間券があり、定期券は30日と90日の2種類があります。切符はバス停近くにある自動販売機かキオスク、郵便局で購入できます。自動販売機は英語表示に切り替えられ、現金のほかクレジットカードにも対応しています。販売機にお釣りがない場合、50や100ズロチ紙幣を入れても戻ってきます。(200ズロチ紙幣は市民生活で殆ど使わないので不便です。エクスチェンジのとき気をつけてください。)よくあることなので、小銭のご用意を。
編集_02最近は多くのバスの中に切符の自動販売機が付いていますが、殆どがクレジットカードのみ対応です。安全面から見て、混み合った車内で財布を開くのはよくないので、事前に購入されることをお勧めします。

 

市内交通機関の中心はバス

市内の主な交通機関はバスです。2両が繋がった連接バスが主流です。バス停で待つときは並ばす、バスが来たら全てのドアから勝手に乗り込みますが、秩序は守られていて、押し合いになることはありません。冬季は車内を保温するため、ドア付近のボタンを押して出入りします。切符の改札は自分で行います。時間券の場合、切符の裏に有効時間が表示されるので確認してください。たまに切符の検札が行われるので、バスに乗ったらすぐに改札機に通しましょう。連接バスの1両目中央はベビーカーや車椅子専用のスペースです。ベビーカーの人が乗ってきたらすぐに空けないと注意されるので気をつけてください。特に日中、ベビーカーで出掛ける人が増えるので、専用スペースに停まりきれないこともあります。
編集_03バスの前後には番号と行き先が書いてあります。同じルートなら上りも下りも同じ番号で、各番号は意味を持っています。簡単に説明しますと、100番~200番台は各バス停に止まります。500番台は快速電車のように主なバス停にだけ止まります。700番台は市外に行くバスで、ゾーン2や3まで行くので、切符の種類によってはゾーン1を出たら他の切符を改札しなければなりません。Eは通勤時間帯だけ走るエクスプレスで、中心に殆ど止まりませんから要注意です。Nは夜11時から朝5時まで市内を走る夜行バスです。
編集_04最近、電気バスが登場しました。今は半年間の試験運用中でまだ4台と少ないので見られたらラッキーです。(私はこのバスに出会うため何度も足を運びました。)銀色の車体にはコンセントの絵と「静か」、「きれい」、「1回の充電で250Km」と電気バスの良さをアピールしています。実際に乗ってみましたが、車内は静かで、車独特の新しい匂いがしました。偶然目に入った車内の注意書きが漢字だったので調べてみると中国の自動車メーカーのものでした。この他、市バスにはハイブリッド車やガス燃料車が一定数含まれていて、5-6年前によく見た黒い煙を出すバスは、今では皆無です。環境に配慮する様子がわかります。
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バス停の電光時刻表

主なバス停にある電光時刻表は去年設置された新しいものです。バスが来るまでの残り時間が表示され便利ですが、残り時間が1分になってもバスが来ないと表示は消えます。(バスが消えました!)そこで気が付きましたが、これはあくまでも時刻表であり、通常の時刻表に基づき、あと何分で来るのか予定を知らせているだけです。実際の運行と連動していませんので、もしバスが遅れている場合は予定時刻が過ぎると途中で表示が消え、忘れた頃に表示されていないバスが現れることもありますので気をつけてください。
編集_06去年夏より市内交通機関のルールが厳しくなり、バス停での喫煙は禁止、車内での飲食も禁止となり違反した場合は罰金500ズロチ(約15,800円)です。また犬を乗せる際はリードと口輪(マズルカバー)の装着が必要となりましたが、守っている人をあまり見かけず、罰金を受けた人の話も聞いたことがありません。しかしルールを守るに越したことはありません。

 

Parking P+Rシステム

ポーランドでは年々車が増え続けて交通渋滞を巻き起こしています。特に平日の昼間、市の中心街の混雑はかなりのものです。そこで「Parking P+Rシステム」が出来ました。このシステムは市の外れにあるメトロやバス、トラムの駅に併設された駐車場で、ワルシャワ市交通局(ZTM)の定期券を持っていると無料で停められます。郊外に住んでいる人が駅まで自家用車で、その後公共交通機関を使い中心へ向かわせるためで、車の流入を防ぐ役割があります。
編集_07もし中心で仕事をする人が車で会社近くまで行き、日中、市の路上駐車場を利用し続けるとかなりの出費になりますし、駐車場所を探すのも手間が掛かります。それなら定期券を買って、郊外にある駅横の無料駐車場を利用した方が安上がりです。

 

タクシーじゃないタクシー?

ポーランドでは数年前からタクシーじゃないタクシーが営業を始めました。白タクとは違います。その名は“Przewoz Osob”(旅客輸送車と名付けます)です。通常タクシーとして営業するには様々な許可が必要ですが、この「旅客輸送車」はタクシー営業の許可が必要ない旅客輸送自動車であくまでも合法です。悪い言い方をすれば法の間をくぐり抜けたタクシー商法とでも言いましょうか。市民からはまあまあ好評のようで、街中で時々見かけます。まず違いは外見です。タクシーは屋根の部分にTAXIの看板と車体の横にはワルシャワ市の人魚マークと登録番号もあり、また社名や電話番号もかなり大きく書かれてあります。

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一方「旅客輸送車」は屋根の看板がありません。社名や電話番号、それからタクシー同様1Kmあたりの料金が表示されていて、車内には料金メーターがあります。好評の秘密は安く設定された料金で、例を挙げますと、1Kmあたり2.4ズロチ(約76円)のタクシーに比べて「旅客輸送車」は1.49ズロチ(約50円)と割安となっています。ポーランドのタクシーは会社によって1Km辺りの値段にバラツキがありますが、1番安いタクシー会社の運賃よりも更に安く設定されています。日本に比べて安いので大した差は無いように感じると思いますが、一般人がよく利用するのはアルコールが入って運転できない夜間です。夜間料金は4-5割増しなので、このわずかな差が大きく響きます。
編集_11「旅客輸送車」の弱点は、一般車両扱いのため、タクシー、バス専用道の利用が出来ないことです。例えばポーランドの市街地道路の一部はバス・タクシーレーンが設けられていて、一般車が渋滞にも関わらずタクシーなら混雑知らずでスイスイ行ける利点があります。また、ワルシャワ市内であれば一般車は通行できない旧市街に繋がる新世界通りやクラコフ郊外通りがタクシーなら通ることができ、時間とお金の節約になります。
「旅客輸送車」は空港で待機していませんので、旅行者の方はあまり目にする機会が無いかもしれませんが、もし街中でTAXI看板のないタクシーみたいな車両を見かけたら、きっとそれがタクシーじゃないタクシーです。
編集_12市内交通機関の切符からバス、旅客輸送車、バス停やパーキングシステムについてご紹介しましたが、見習うべき点や、特徴的な点があったかと思います。旅行の際はこれらを発見して、楽しんでいただけたらと思います。

 

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